緑あふれる鎌倉山中の禅寺

御朱印帳で巡る鎌倉五山の旅

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多くの神社仏閣が存在する古都鎌倉。その一つ一つに歴史がありますが、限られた時間ですべてを見て回るのは不可能です。そこで鎌倉の代表的な5つの寺院を効率的に回れるコースを用意しました。鎌倉時代に広まった歴史ある禅寺を、旅の記念にもなる御朱印を集めながら参拝していきます。

1.鎌倉五山と御朱印とは~エピローグ

鎌倉の寺院の特徴と鎌倉五山について

年間2000万人以上が訪れる観光地として有名な鎌倉ですが、今から800年以上の昔、ここは日本の政治や文化の中心地として存在していました。そして鎌倉は政治の中心地というだけでなく、多くの寺院が集まったことも特徴の一つです。それは国の平和を願うため、権力の誇示、また庶民の信仰のよりどころとして、さまざまな理由から寺社が存在していました。そして今でも大小様々な神社や寺院が歴史的建造物として残っています。当時の時代背景や文化をうかがい知ることができる場所です。

 

 

仏教の教えは様々で、その考え方も多岐にわたり、多くの宗派に分かれています。その中の一つに禅宗という宗派があります。禅宗はとても厳格で厳しい規律を尊重する宗派です。鎌倉時代の武士の精神に通じるものがあり、よく広まった宗派と言われています。そのため、鎌倉には禅宗の教えに習う“禅寺”が多く存在しています。禅宗の中にもさらに複数の宗派に分かれていて、鎌倉に多いのが臨済宗という一派です。

 

 

このツアーでは、鎌倉にある臨済宗の中でも格式の高い寺院として定められている5か所の寺院“鎌倉五山”を回りたいと思います。“鎌倉五寺”ではなく“五山”とよばれる理由は、昔の寺の立地に由来します。寺に仕える僧侶にとって静かな山の中こそが修行に最適であったため、寺は山の中に作られることが多かったのです。そのことから、昔は寺のことを山と呼んでいたそうです。鎌倉五山は第一位より『建長寺(けんちょうじ)』、第二位『円覚寺(えんがくじ)』、第三位『寿福寺(じゅふくじ)』、第四位『浄智寺(じょうちじ)』、第五位『浄妙寺(じょうみょうじ)』ですが、ルートの都合上、順位順ではなく回りやすい順に巡っていきます。スタート地点である北鎌倉駅から出発し、徒歩で『円覚寺』・『浄智寺』・『建長寺』・『寿福寺』と参拝した後、最後にバスで『浄妙寺』へと向かいます。

 

 

また、五山を参拝した証として“御朱印(ごしゅいん)”という紙を集めながら巡るのがオススメです。スタンプラリーに似ていると思われるかもしれませんが、自分で自由に押せるものではありません。お参りの後に、寺社の神職の方や僧侶から寺社の名前や参拝日などを筆で書いてもらい、朱印を押してもらいます。御朱印はお寺の名前が入っていることからも、粗末にしてはならないとされています。旅行後も記念として大切にとっておきましょう。

2.円覚寺

山中に凛として佇む北鎌倉の名寺

円覚寺は鎌倉時代後半・1282年に当時の行政のトップである執権の北条時宗という人が中国の宋から無学祖元禅師というとても位の高いお坊さんを招いて開山されました。円覚寺が建立された理由は、国家の平和はもちろん、当時の戦争で戦死した人の霊を敵味方関係なく慰めるためだといわれています。

 

参拝受付で参拝料300円を支払い先に進むと、山門があります。厳かで凛としたその出で立ちは思わず息を飲む存在感です。“さんもん”とはお寺の入り口であり、寺の昔の呼び方である山の門と書きますが、仏の教えから三門とも呼ばれます。仏教の目標であり、仏に近づくことを解脱と言います。その際に≪空門(くうもん)≫・≪無想門(むそうもん)≫・≪無作門(むさくもん)≫という三つの門を通るとされていることから、三門と呼んだことに由来します。

3.浄智寺

山寺の雰囲気が漂う鎌倉第4位のお寺

浄智寺は、1281年ごろ北条氏によって招かれた3人の僧侶によって開山されました。

 

火災や震災によって被害を受け当時から比べると縮小した部分もありますが、緑生い茂る広大な寺域は国の史跡に指定され保護されています。

 

さて、この趣のある小さな石橋を渡った先にある門をご覧ください。掲げられている額に漢字が書いてあるのが分かりますか?≪宝所在近(ほうしょざいきん)≫と書いてあります。これは、≪宝物は近くにありますよ≫という意味ですが、修行している僧侶にとっては、≪一生懸命修行に励みなさい、そうすれば立派なお坊さんになり、悟りが開けるでしょう≫といったメッセージだと思われます。

4.建長寺

荘厳な建築美を誇る鎌倉五山第一位

続いて参拝するのは、鎌倉五山・第一位『建長寺』です。浄智寺から歩いて10分弱、鎌倉街道を鶴岡八幡宮方面に歩いていくと左手に見えます。鎌倉でも一・二を争う大きなお寺なので見落とす心配はありません。

 

建長寺は西暦1253年に建てられました。和暦で言うと建長5年に建立されましたが、寺の名前に年号が用いられるのはとても珍しく、特別な許可が出たそうです。そのことからも、鎌倉時代の代表的なお寺であったことが伺えます。また、建長寺は日本初の禅寺でもあります。

 

山門をくぐると正面の仏殿に向かって石畳の参道が続きます。仏殿の前に植えられた7本のビャクシンの木は創建当時から変わらず残っているものです。760年以上前から生きている樹木です。これは禅寺の庭園様式を今に伝えるものであり、この寺の歴史をじっと眺めてきた巨木の主です。

 

仏殿の中の本尊は、台座を入れると5.6mもある大きな地蔵菩薩像です。大きさと、威厳ある風貌に圧倒されつつも、すべてを受け止めてくれそうなその表情はどこか癒されますね。山門の右手にある鐘は国宝に指定されています。こちらもお見逃しなく。

5.寿福寺

北条政子が眠る落ち着いた雰囲気の第三位

続いて巡るお寺は、鎌倉五山・第三位『寿福寺』です。建長寺からは歩いて15分くらいなのですが、鎌倉街道から少し離れていて、なおかつ観光寺院ではないため、分かりにくいかもしれません。地図で正確な場所を確認することをお勧めします。

 

寿福寺は今でこそ、あまり目立たない小さなお寺ですが1200年に建立された当時は七堂伽藍(しちどうがらん)といってお寺に必要な7つの施設が完備された大寺院でした。またこの場所は、将軍源頼朝の父の屋敷があったところと言われています。そのため、源頼朝はここを行政の中心にしようとしましたが、十分な敷地面積がないことから実現はしなかったそうです。

6.浄妙寺

枯山水の庭園が美しい鎌倉五山第五位

いよいよこのツアーも締めくくりに近づいてきました。最後に参拝するのは、鎌倉五山・第五位『浄妙寺』です。浄明寺は寿福寺からかなり離れた場所にあります。

 

石畳の先にある銅葺の建物が仏殿です。本尊は釈迦如来像や、子宝と婦人病にご利益があるという淡島明神像(あわしまみょうじん)がまつられています。

仏殿の左手には抹茶を楽しめるところがあります。かつて僧たちが会して茶を喫した場所ですが、25年ほど前に復興されました。ここでは抹茶を頂きながら、美しい枯山水(かれさんすい)の日本庭園を眺めることができます。枯山水とは日本庭園の表現方法のひとつで、“水のない庭”を意味します。池などの水辺を用いず、小石や砂だけであたかも水の流れがあるように表現し、禅宗寺院で発達していきました。音のないその空間は、まるで違う世界に来たような不思議な空気を帯びています。

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