知れば知るほど面白い街!鎌倉の観光スポットやお寺の歴史を紹介
公開日:2021.11.06 更新日:2022.12.19
「鎌倉を十分に観光したい」、「鎌倉の歴史を知りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。鎌倉は年間2000万人以上が訪れる日本でも人気の観光地です。
たくさんの神社仏閣や歴史的建造物、おいしいお店はもちろん、見渡せば山、歩けば海まですぐという自然にも恵まれた立地にある鎌倉は、数え切れないほどの見どころがあります。
今回の記事では、鎌倉の歴史と文化、デートにも使える体験型のコースを紹介しています。当時の文化に触れることで、800年の歴史に思いを馳せながら古都鎌倉を散策してみましょう。
株式会社MEBUKU
Pokke編集部
1.デートにも!楽しめる鎌倉の観光おすすめポイント5選
鎌倉のメイン参道でもある「若宮大路(わかみやおおじ)」を散策し、源頼朝ゆかりの「鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)」を紹介しています。
ランチでは鎌倉時代から広く広まった精進料理を紹介しているのでデートプランの参考にしてください。また、人力車に乗って北鎌倉の「建長寺」、最後に座禅を体験の案内をしています。
1-1 鎌倉おすすめポイント①「若宮大路と3つの鳥居」
鶴岡八幡宮
若宮大路の段葛の奥にお社、
振り向いた鳥居の先に由比ヶ浜。昨日は歩きすぎて、くるぶしに水がたまってしまった(>_<) プヨプヨ〜 pic.twitter.com/5Yk0WH8mOM
— きらぽん12才 (@39_KILLA) 2017年6月25日
JR鎌倉駅を出てまっすぐ行くと突き当たるのが若宮大路という大通りです。鳥居は、神様と私たちの領域を分ける境界線の役割であり、神様の領域への玄関口です。
ちなみに、若宮大路には3つの鳥居があります。それぞれ由比ヶ浜側より「一の鳥居」「二の鳥居」「三の鳥居」と言います。これら3つの鳥居は当時は石でできていました。
関東大震災で崩れてしまい、「一の鳥居」だけは石造(いしづくり)で復元されましたが、「二の鳥居」と「三の鳥居」はコンクリートです。
この段葛は源頼朝の妻・北条政子の安産祈願のために作られたといわれています。葛石を積んで周りより一段高い参道を気づいたので段葛と呼ばれています。
また、この段葛は軍事的な意味を持っていたとも言われています。「二の鳥居」から「三の鳥居」まで続く段葛は最終地点に近づくほど、どんどん道幅が狭くなっています。
これは、遠近法を用いて幕府の中核である鶴岡八幡宮が遠くにあると錯覚させて、敵が攻めにくい形状にしておいたそうです。
1-2 鎌倉おすすめポイント②「85年以上も続く老舗」
鎌倉にいる、峰本でお蕎麦 pic.twitter.com/Bi2MPUBtgc
— まつげ (@amacunight) 2017年6月17日
鎌倉はグルメタウンとしても有名であり、多くのレストランがテレビや雑誌で毎日のように特集されているほどです。せっかく鎌倉に来たのであれば、精進料理も食べられるお店の「峰本」という創業85年も続く歴史あるお店がおすすめです。
精進料理とは、仏教の教えに従って、殺生・煩悩といった刺激を避けることをテーマに作られ、修行僧たちが寺で食べている料理のことです。
「峰本」はレストランなので、寺で出される精進料理とは違って少し豪華ですが、肉や魚を使わなくても、だしの力や調理の方法でおなかも満足するお膳が完成します。
1-3 鎌倉おすすめポイント③「鶴岡八幡宮」
.鎌倉。鶴岡八幡宮 pic.twitter.com/N8xCtU8DlZ
— ゆきちゃん (@marinamiries) 2017年6月15日
鶴岡八幡宮は鎌倉幕府を開いた源頼朝一族にゆかりのある神社であり、氏神(うじがみ)様として奉りました。日本では自分の住むその地域それぞれを守ってくれる神様がいるとされ、その神様を氏神様と呼んでいます。
鳥居をくぐり早速境内に入ると、太鼓橋というアーチ状の橋をが見えてきます。丸く反りかかった様が太鼓のように見えることからそう呼ばれています。この太鼓橋のかかる池が「源平池(げんぺいいけ)」です。
四季折々の花が私たちの目を楽しませてくれます。右手の大きな方が「源氏池」、左手の小さな方が「平氏池(へいしいけ)」で、平安時代の終わりに起きた源平合戦をモチーフにしています。
源平合戦とは源頼朝率いる源氏と、そのころ実権を握っていた平清盛率いる平氏の戦いです。このとき、平清盛を討ち取り、存在感を表したのが源頼朝で、後に鎌倉幕府が開かれました。
「大石段」と呼ばれる大階段を上ると、いよいよ「本宮(ほんぐう)」です。鶴岡八幡宮の本宮は国の重要文化財にも指定され、豪華絢爛な創りとなっていてまさに見どころですが、長い石段を登り切り、若宮大路を見渡す景色も是非楽しんで頂きたいポイントです。
1-4 鎌倉おすすめポイント④「人力車」
今日のきりはは1日鎌倉でした。人力車ってきたぜ。 pic.twitter.com/ShMlxfUbTJ
— きりは@次は29日 (@crybaby_kiri) 2017年5月27日
鎌倉の歴史を知るには人力車に乗って観光するのがおすすめです。自転車よりはゆったりとしたスピードで、心地の良い揺れの中、風を感じ景色を楽しみながら移動することができます。
人力車を引く人を車夫と言い、車夫は鎌倉の街を知り尽くした観光ガイドのスペシャリストでもあります。車夫のおすすめポイントや好きな場所での写真撮影もできますので、鎌倉デートの思い出におすすめです。
1-5 鎌倉おすすめポイント⑤「座禅体験も建長寺」
集中力高めようと座禅組みに鎌倉の建長寺へ。自分への戒めだ。 pic.twitter.com/oYttL9Bq7X
— papepo (@sasameyukiguni) 2017年5月27日
建長寺の正式名所は「建長興国禅寺(けんちょうこうこくぜんじ)」といい、西暦1253年に建てられました。和暦で言うと建長5年の時に建立されましたが、寺の名前に年号が用いられるのはとても珍しく、特別な許可が出たそうです。
そのことからも、鎌倉時代の代表的なお寺であったことが伺えます。建長寺の特徴は、日本で初めての禅寺ということです。仏教の教えは様々で、多くの宗派に分かれています。
その宗派の一つが禅宗です。禅宗はとても厳格で厳しい規律を尊重する宗派です。中国から輸入した形で日本に広まりましたが、今では中国よりも日本により根付いている宗派とも言われています。
中国から日本の鎌倉に来ていた蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)という僧侶を招いて建長寺を開山しました。これから体験する座禅とは、禅の基本的な修行の一つです。姿勢を正して座り、精神統一します。
雑念の多い世の中に存在する私たちには意外と難しいものです。警策といって、雑念のある人は僧侶、つまりお坊さんに見抜かれ長い棒のようなものでピシっと叩かれます。
2.鎌倉の歴史を辿る観光スポット5選!御朱印帳と鎌倉五山観光
鎌倉の代表的な5寺院を紹介します。旅の記念にもなる御朱印(ごしゅいん)を集めながら観光しましょう。鎌倉にあるお寺には格が決まっており、第一位、第二位など言われています。
2-1 観光スポット①「円覚寺(えんがくじ)」
円覚寺のここだけ撮りたかったんで北鎌倉下車、撮影して即乗車 pic.twitter.com/xyY4JZM3XF
— つるむらさき (@hanayokoizumi45) 2017年6月14日
最初に紹介するお寺は、鎌倉五山第二位の円覚寺です。北鎌倉駅の改札口を出てすぐ、駅に隣接しているので迷うことはないでしょう。石段を登り総門をくぐると、すぐ脇に参拝受付があり、その隣にあるのが御朱印所です。御朱印を押印してもらうために、御朱印帳と呼ばれるノートのようなものがあります。
それぞれの寺や、鎌倉市内だったら書店でも販売されています。自分の好きなものを使っても構いませんが、持っていない場合はここで購入もできます。御朱印のもらい方は御朱印所で御朱印帳とお布施を払えばその場でいただけます。
山門をくぐりさらに石段を上ると、ビャクシンの並木の正面に仏殿が見えます。仏殿とは仏像を安置し礼拝するための場所です。
天井を見上げてみると、雲竜の図という絵が描かれています。こちらも迫力満点であり、円覚寺の境内は「山門」「仏殿」そして、住職の居室である「方丈」が一直線に並ぶ典型的な禅寺様式を採用しています。
■円覚寺の基本情報
北鎌倉駅から徒歩で2分
鎌倉駅からバス(北鎌倉 下車徒歩2分)
営業期間
公開:4月~10月
8:00~17:00
公開:11月~3月
8:00~16:00
料金
大人:大人:300円 (高校生以上)
中学生:中学生:100円
小学生:小学生:100円
■円覚寺のアクセス情報
2-2 観光スポット②「浄智寺(じょうちじ)」
浄智寺 pic.twitter.com/qrruJ6hy3U
— Noe/高橋野枝 (@noedog) 2017年6月10日
次に紹介するのは鎌倉五山・第四位の「浄智寺」です。1281年ごろ北条氏によって招かれた3人の僧侶によって開山されました。
火災や震災によって被害を受け当時から比べると縮小した部分もありますが、緑生い茂る広大な寺域は国の史跡に指定され保護されています。
■浄智寺の基本情報
公開:9:00~16:30
料金
大人:大人:200円 高校生以上
中学生:中学生:100円
小学生:小学生:100円
■浄智寺のアクセス情報
2-3 観光スポット③「建長寺(けんちょうじ)」
建長寺1 pic.twitter.com/PVyeS2it18
— 梨奈 (@kokoro_kodomo) 2017年6月13日
続いて紹介するのは、鎌倉五山・第一位の「建長寺」です。浄智寺から歩いて10分弱、鎌倉街道を鶴岡八幡宮方面に歩いていくと左手に見えます。鎌倉でも1、2を争う大きなお寺なので見落とす心配はありません。また、建長寺は日本初の禅寺でもあります。
総門をくぐった右側に参拝受付があるので、拝観料300円を納めてください。建長寺はとても広く有名なお寺なので、参拝客の数もとても多いです。
■建長寺の基本情報
北鎌倉駅から徒歩で20分
鎌倉駅から徒歩で30分
鎌倉駅からバスで(建長寺下車すぐ)
営業期間 公開:8:30~16:30
料金
大人:大人:300円 高校生以上
その他:その他:100円 小・中学生
■建長寺のアクセス方法
2-4 観光スポット④「寿福寺(じゅふくじ)」
やっぱり鎌倉来たら
寿福寺は行かなきゃね( *`ω´)何度来てもまったりしてて良いところ❤ pic.twitter.com/29ZwOfjp0F
— 牛娘@祝最遊記RB (@08Hitto) 2017年6月19日
続いて巡るお寺は、鎌倉五山・第三位の「寿福寺」です。建長寺からは歩いて15分くらいの場所にあるのですが、鎌倉街道から少し離れていて、なおかつ観光寺院ではないため、分かりにくいかもしれません。地図で正確な場所を確認することをおすすめします。
寿福寺は今でこそ、あまり目立たない小さなお寺ですが1200年に建立された当時は七堂伽藍(しちどうがらん)といってお寺に必要な7つの施設が完備された大寺院でした。
また、この場所は、将軍源頼朝(みなもとのよりとも)の父の屋敷があったところと言われています。
■寿福寺の基本情報
鎌倉駅から徒歩で10分
営業期間
公開:中門までは拝観自由。その先は非公開。
■寿福寺のアクセス方法
2-5 観光スポット⑤「浄妙寺(じょうみょうじ)」
鎌倉五山第五位(。-人-。) (@ 浄妙寺 in 鎌倉市, 神奈川県 w/ @hibikira01) https://t.co/aWGLWCOnyB pic.twitter.com/cbCjTfyRNj
— あみすけ鹵 (@amisuke1211) 2017年6月24日
最後に参拝するのは、鎌倉五山・第五位の「浄妙寺」です。浄明寺は寿福寺からかなり離れた場所にあります。鎌倉駅まで歩いて、そこから「ハイランド」・「金沢八景」行きのバスで移動しましょう。
浄妙寺は、よく手入れされた梅やビシャクシンなどの樹木が気持ちいいです。石畳の先にある銅葺の建物が仏殿です。本尊は釈迦如来像や、子宝と婦人病にご利益があるという淡島明神像(あわしまみょうじん)がまつられています。
仏殿の左手には抹茶を楽しめるところがあります。かつて僧たちが会して茶を喫した場所ですが、25年ほど前に復興されました。ここでは抹茶を頂きながら、美しい枯山水(かれさんすい)の日本庭園を眺めることができます。
■浄妙寺の基本情報
鎌倉駅からバスで15分(浄明寺下車)
営業期間
公開:9:00~16:30
料金
大人:大人:100円(中学生以上)
子供:子供:50円 (小学生以下)
■浄妙寺のアクセス方法
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。鎌倉には歴史深いお寺や観光スポットがたくさんあります。デート、ひとり旅でもおすすめの場所ですので、ぜひ参考にして鎌倉旅行を楽しんでください。
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