京都の名物お菓子を紹介!定番和菓子から抹茶に合うお菓子まで
公開日:2021.10.26 更新日:2022.11.25
日本の歴史が詰まった京都ですが、長年愛されている定番お菓子もたくさんあるのをご存知でしょうか。
せっかく京都旅行に行ったのであれば、京都らしい名物お菓子を買いたいですよね。
今回の記事では、京都の名物、定番お菓子について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
株式会社MEBUKU
Pokke編集部
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1.京都で買いたい名物、定番おすすめお菓子
京都の名物、定番お菓子①「生八つ橋」
京都の定番の名物和菓子といえば八つ橋です。
本来の八つ橋は、米粉と砂糖と肉桂を混ぜて琴の形に伸ばし、黄な粉をつけて焼いた固いお菓子ですが、今は1960年代に開発された、蒸して餡・チョコレート・果物などを挟んだ柔らかい生八つ橋が人気です。
現在、八ツ橋を扱う会社は14社あり、それぞれに特徴のある生八つ橋を販売しています。
主要な販売先と生八つ橋の販売名
おたべ体験道場と八ツ橋庵かけはしでは、生八ツ橋の手作り体験もできます。
京都の名物、定番お菓子②「京菓子司 満月の阿闍梨餅」
江戸末期1856年創業の満月は、比叡山の千日回峰の帽子を象った阿闍梨餅で有名な和菓子店です。丹波の大納言小豆の粒餡を秘伝の餅生地で包んで焼き上げた半生菓子です。
本店の他に、金閣寺店、清水産寧坂店、金閣寺店があります。また、高島屋、大丸、伊勢丹などのデパート地下、駅ビルのポルタ、新幹線改札内のみやげ店などでも購入できます。
京都の名物、定番お菓子③「出町ふたばの豆餅」
出町柳の商店街にある明治32年創業の和菓子店。生菓子や赤飯など昔と変わらない味で作り続け、連日行列ができる人気店です。
一番人気は、甘さ控えめの漉し餡と塩味の赤エンドウ豆を餅で包んだ素朴な「豆餅」です。春限定の桜餅や丹波栗が丸ごと入った秋限定の栗餅もおすすめ。どの商品も売り切れ続出なので早めにどうぞ。
豆餅は、京都駅伊勢丹地下1階でも午後から売り出されますが(火曜・木曜・第4水曜を除く)、夕方までに売り切れてしまいます。
予め伊勢丹のオンラインサイトで予約しておけば、京都店で確実に受け取ることができます。
2.お抹茶と一緒に頂く!京都の名物お菓子
お抹茶と合う京都の名物お菓子①「鶴屋吉信の生菓子」
京織物の町、西陣の鶴屋吉信(つるやよしのぶ)は、創業1803年、その昔、京都所司代に認可された「上菓子仲間」の菓子司であり、皇室や神社、茶道家元の御用達の老舗です。
吉は「吉兆」、信は「信用」を意味し、「ヨキモノヲツクル為ニ材料、手間ヒマヲ惜シマヌ事」という家訓を守りながら、美味しい京菓子作りを追及してきた名店です。
本店2階の「菓遊茶屋(かゆうぢゃや)」では、熟練の職人が目の前で作る季節の生菓子を抹茶と一緒に頂けます。6席のカウンターで予約不可なので、満席で待つこともあります。
隣に42席のテーブル席の茶寮があり、芸術品のような和菓子だけでなく、あんみつやぜんざい、かき氷や抹茶アイスも楽しめます。
柚がほんのり香る柚餅(ゆうもち)は150年前の明治初年から、小倉餡と村雨を手作業で巻いた上品な棹菓子の京観世(きょうかんぜ)は100年前の大正9年から続く鶴屋吉信の名物としてお土産の定番になっています。
また、夏の御所氷室、秋の月見だんごなどの季節限定商品もおすすめです。
お抹茶に合う京都の名物お菓子②「虎屋の生菓子」
羊羹で有名な虎屋は、実は室町時代後期に京都で創業した和菓子屋なのです。1586年から長年、御所の御用達を務めてきて、遷都で天皇に従って東京へ移りました。
京都には、烏丸通に面した京都一条店と一条通を西に入った虎屋菓寮があります。
閑静な古い町並みにある虎屋茶寮は、かつての虎屋本店があったところで、現在は古くからの庭や蔵を眺めながら、和菓子とお茶を楽しめる茶寮になっています。
御所散策の途中で立ち寄ってみてはいかがですか。ただし、ここは人気があるので20~30分待つ場合もあります。
お抹茶に合う京都の名物お菓子③「京都鶴屋の屯所餅」
四条大宮の壬生寺の傍にある鶴屋「鶴壽庵(かくじゅあん)」は、天正年間から15代続く老舗の和菓子屋です。ここは新選組屯所跡の八木邸を見学でき、見学後に抹茶と屯所餅を頂きながら休憩できる穴場です。
見学料は和菓子・抹茶の接待込で1000円。見学はいつも空いていて、店内で声をかければ案内してくれます。
お土産には、4月に壬生寺で行われる壬生狂言「炮烙割(ほうらくわり)」の炮烙を模した「壬生炮烙」、しっとりとした宇治茶サブレの「京ちゃふれ」が人気です。
3.京都でしか味わえない!ご当地名物お菓子
京都のご当地名物お菓子①「茶寮宝泉のわらび餅」
下鴨神社の北にある茶寮宝泉(さりょうほうせん)は京名物わらび餅の名店です。閑静な住宅街にあり、座敷に座って素晴らしい日本庭園を眺めながら、極上の黒いわらび餅を堪能できます。
作り置きはせず、注文を受けてから作るので、20分くらい待たされますし、持ち帰りもできません。また、玉露や抹茶と生菓子のセット、ぜんざい、抹茶くず湯などもあります。
京都のご当地名物お菓子②「御粽司 川端道喜の粽」
室町時代1503年の創業、15代続く川端道喜(わかばたどうき)の名物は、吉野葛(よしのくず)に上白糖を加えて練り、丹波笹の葉で包んで茹でた粽(ちまき)です。
この餅屋は、応仁の乱で荒れ果てて財政難で困窮していた御所に毎日、朝食用の餅や粽を「御朝物」として献上していました。これは明治維新で天皇が東京へ移るまで300年以上続けられたそうです。
道喜粽には、葛と砂糖のみの白い「水仙粽」、漉し餡を練りこんだ「羊羹粽」の2種類があります。昔と同じ製法で数名の職人が手作りしているために高価なのですが、京都人は端午の節句から祇園祭にかけての夏の風物詩として珍重しています。
また、この店は、裏千家家元の新年の大茶会で使われる花びら餅「御菱葩(おんひしはなびら)」が有名です。この花びら餅は「試餅(こころみのもち)」として12月末の数日のみ、一般でも予約が可能です。
来店での完全予約制の上、期間限定で入手が難しい粽ですが、機会があったら、ぜひ召し上がってみてください。
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