近頃人気のベーグルとは?パンなのかドーナツなのか簡単に紹介
公開日:2021.11.08 更新日:2023.01.05
おしゃれなカフェなどでよく見かけるベーグル。でも、そもそもベーグルとはパンなのかドーナツなのか、実際のところはよく分からない…という人も多いでしょう。
そこで今回は近頃女子に人気のベーグルについて、原料や作り方、歴史、ダイエット効果などをまとめました。
株式会社MEBUKU
Pokke編集部
1.近頃人気のベーグルとは?普通のパンとの違いとは
外はカリッ、中はもちっとした独特の食感にハマる人も多いベーグルですが、普通のパンとどう違うのでしょう。
一つは、原材料が違います。
パンと違ってバター(油類)・牛乳・卵を使わないので脂肪分が少なく、牛乳や卵にアレルギーがある人でも安心です。
そしてもう一つは、作り方が違います。
パン作りは、[生地をこねる→1次発酵→成形→2次発酵→焼く]という工程が一般的ですが、ベーグルは[生地をこねる→輪の形に成形→発酵→茹でる→焼く]という工程です。
つまり発酵の工程が短く、かつ「茹でる」工程が加わる点が大きな違いです。
茹でると生地の表面にデンプンの膜が作られ、焼く際に生地の中の水分が蒸発しにくいことから、独特のもちもちした食感が生まれます。
2.ベーグル発祥の地はポーランド!?
ベーグルの起源には諸説あります。最も古いのは9世紀のプロイセンで、「焼いたパン」禁止令を課されたユダヤ人が、法の網をかい潜って「茹でるパン」を考案したのが始まりだという説です。
最もポピュラーなのは「あぶみ」説です。
これは1683年、オーストリアに侵攻したトルコ軍をポーランド軍が撃退し、その感謝のしるしにウィーンのパン屋が、ポーランド王の愛馬のあぶみを模したパンを献上したとの逸話によるものです。
ただ、献上された側のポーランド皇室には、「リング状の茹でながら焼くパン」に関する記述が1394年の時点で文書に残っており、これこそがベーグルのルーツだという説が今では最も信憑性が高いとされています。
3.ベーグルのカロリーは?
ご飯、パンなどの炭水化物をベーグルに置き換える「ベーグルダイエット」が巷で話題ですが、実際の効果はどうでしょうか。
ベーグルで使う強力粉は、パンで使う薄力粉よりタンパク質が多く糖質が少ないので、その点ではヘルシーです。
また、牛乳・バター・卵が入らない分、カロリーと脂質もパンより少なくなります。100g当たりで比べると、ベーグルの約210kcal/1.0gに対し、食パン264kcal/4.4g、バターロールは316kcal/9.0gです。
そして、GI値が低い食品ほど血糖値の上昇が緩やかで、ゆっくり吸収されるため太りにくいとされますが、食パンのGI値91に対しベーグルは75と低くなっています。
おまけにパンより噛みごたえがあるので、噛むほどに満腹中枢が刺激され満腹感が得やすくなります。全てを総合的に判断すると、パンよりもダイエット効果が期待できそうです。
4.ベーグルのおいしい食べ方は?
トースト
水平にカットしてトースターで2、3分焼き、お好みでバターやジャム、ハチミツなどを塗ります。
ベーグルサンド
水平にカットしてお好みの具材を挟みます。定番はクリームチーズとスモークサーモン。ハムと半熟のスクランブルエッグの組合せもおすすめです。
フレンチトースト
適当な大きさにカットし、卵・牛乳・砂糖・バニラエッセンスを混ぜた卵液に浸して1日冷蔵庫で寝かせ、フライパンで両面を焼きます。生クリームやメープルシロップ、ジャムなどを添えれば完成です。
5.最後に
パンより低カロリー、低脂質、低糖質でダイエット効果も期待できるからと言って、食べ過ぎては元も子もありません。
野菜や果物と組合わせるなど栄養バランスを考えながら、適量をおいしくいただきましょう。
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