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牡蠣の旬っていつなの?おいしい時期やよくある質問に答えます

公開日:2021.11.16 更新日:2022.11.16

目次

皆さんは美味しい牡蠣の時期というのをご存知でしょうか。せっかく食べるのであれば、旬の時期に食べたいですよね。

今回の記事では、牡蠣の時期や種類などについてわかりやすくまとめています。ぜひ参考にしてください。

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Pokke編集部
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1.牡蠣の旬の時期とその理由とは?

牡蠣の時期

スーパーなどでカキは年中販売されているように思いますが、牡蠣でもマガキやイワガキの種類によって育つ期間や産卵時期、また出荷時期の違いなどの理由からおいしく食べられる旬に大きな違いがあります。

牡蠣の時期①「マガキの旬は冬」

マガキは5月から8月に産卵で溜めていたクリーミーな栄養分を一気に産卵に使ってしまい身がやせ味もおちます。

そのため、マガキはクリーミーなグリコーゲンを蓄え始めた10月から4月の秋口から春先までがおいしく食べられる旬になります。

牡蠣の時期②「イワガキの旬は夏」

イワガキは数ヶ月かけてゆっくり産卵するため、クリーミーさを失わず水温が高い夏の間でも味が落ちることがなくおいしく食べることができます。

イワガキの水揚げ時期はマガキの出荷が終わってから5月~9月の初夏から秋口までがおいしく食べられる旬になります。

旬じゃない時期に牡蠣を食べるこはできないの?

マガキやイワガキの旬はそれぞれ違いますが、毒などあるから食べられないわけではなく、旬以外では牡蠣の味が水っぽく、牡蠣に期待するグリコーゲンたっぷりでミルキーな風味を楽しめないということです。

しかし、日本では旬の違う牡蠣の種類があるため、食べる牡蠣はマガキやイワガキなど違っても年中食べることができます。

Rのつかない月に、牡蠣を食べるなってどういうこと?

”R”のつかない月に牡蠣を食べるなというのを聞いたことがありますでしょうか。

これはマガキしか取れないイギリスやフランスで生まれたことわざでMay、 June、 July、 Augustの5、6、7、8月のことからマガキの産卵期であり食用には適さないからです。

また、200年以上前にフランスで冷蔵庫がなく保存できなかった夏の季節に食中毒が発生したことから法令で”R”のつかない月に食べるなと定められたことから広まりました。

日本には夏においしく食べられるイワガキもあり、日本ではあてはまらないことです。

2.牡蠣に関する気になる疑問をかんたん紹介

牡蠣は生で食べても大丈夫なの?

ミルキーな生カキを食べたいと思っても下痢や嘔吐などを心配して、周囲の人がおいしそうに食べていても不安で食べることができない人がいます。

しかし、現在流通している牡蠣は細菌数などの成分規格や加工方法、出荷基準などが厳しく設定され高い安全性が確保されており基本的には安心できます。

さらに安心して食べるためには「生食用」か「加熱調理用」をきちっと区別し、適した調理をおこない、生食の時には特に賞味期限など十分注意することで安心しておいしく食べることができます。

牡蠣が海のミルクと言われるのはなぜ?

牡蠣は海のミルクと言われる理由は、グリコーゲンや必須アミノ酸、タンパク質やカルシウムや亜鉛などいろいろな栄養素がたくさん含まれるからです。

そのような牡蠣でも言い伝えやことわざ、産地や多少の不安など知られていないところがたくさんありますので、不安を取り除き生食や網焼き、カキフライや酢の物、鍋物などでおいしく食べるための参考にしてください。

牡蠣の産地はどこ?

海に囲まれている日本列島はどこでもが牡蠣の産地で、北は北海道から南は九州まで太平洋側でも日本海側でも日本各地に牡蠣の産地があります。

有名な産地は宮城県産や広島県産がありますが、北海道サロマ湖や長崎県五島列島、島根県隠岐の島などを旅行した時は牡蠣の看板が目立ち、現地ならではのおいしい食べ方で味わうことができます。

牡蠣にはどんな種類があるの?

牡蠣は食用として大きくマガキとイワガキの2種類に分けられ、そのほか種ガキというのがあります。

牡蠣の種類①「マガキ」

マガキとは一般的に全国各地の太平洋沿岸で生産されるガキで、貝殻を海中に吊しカキの幼生を貝殻に付着させる養殖方法で生産します。

山からの植物プランクトンが流れてくる川の河口に近く、さらに動物プランクトンなどが多い場所を選んで3年ほど養殖するので身が大きくて味も良く成長します。

初夏から夏にかけて産卵した後、身痩せして味が落ちてしまいます。

牡蠣の種類②「イワガキ」

イワガキはマガキに比べ大きいのが特徴で大きいもので1個が1㎏を超えるものもあり、一口では食べられないようなものがほとんどです。

イワガキは天然ものと養殖ものがあります。天然ものは一般的に青森県の陸奥湾から九州の日本海側で多くとれ、マガキよりも深い、水深20m程までのところの岩礁や波けしブロックなどに固着しています。

プランクトンなどを食べて大きく成長し、出荷できる大きさになるまで4~5年かかりますが、養殖したイワガキは3年ほどで出荷できます。

しかし、天然イワガキの漁獲量や大型貝が年々少なくなり、イワガキの種苗生産から養殖技術を工夫し養殖イワガキも生産出荷されています。

牡蠣の種類③「種ガキ」

マガキの生産地でもマガキの元となる種が必ずしも育成できるわけではなく、種ガキを購入して養殖に利用しているところが多いです。

種ガキとは主にホタテガイの貝殻等に付着させた稚貝のことでカキの養殖用種苗のことで、日本国内でも宮城県や広島県など限られたところで生産されました。

国内各地や津波被害やカキの病気などで被害がでた外国などにも出荷されマガキの養殖維持に貢献しています。

最後に

いかがでしたでしょうか。

日本では夏でも冬でも美味しい牡蠣を食べることができます。ぜひ参考にしてください。

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