【初心者マニュアル】ワーキングホリデーについて1から説明!
公開日:2021.12.07
「ワーキングホリデーって聞いたことがあるけど、どんな制度?」「周りにワーキングホリデー経験者がいないからイメージが湧かない」などと悩んでいませんでしょうか。
私も実際に自分がワーホリに行く前は、全くイメージが湧きませんでした。ワーキングホリデー(通称ワーホリ)は最近ではメジャーになってきて、多くの人が利用しているプログラムです。
このワーホリビザはとても自由度が高く、学校に行くこともでき、現地で働くこともできる最強のビザです。厳しい審査もないので、申請さえすればほぼ取得することができます。
この記事では実際にオーストラリアで1年間ワーホリを経験した筆者が、ワーホリの制度の詳しい説明から必要な費用、実際に経験したから話せる体験談を紹介しています。
1.そもそもワーキングホリデーってなに?
そもそもワーホリとはどのような制度なのか紹介したいと思います。簡単に説明すると協定締結国の国民に対し、各国の文化を理解することを目的として始まった制度で、1980年から始まりました。
協定を結んでいる国は年々増えており、今ではオーストラリアを始め計21カ国にもなります。その中には英語圏以外の国もあり、これからも少しずつ増えていくと言われています。
このワーホリビザがあれば、その土地で観光・就学・就労のすべてが可能で、英語を学びたいけど留学するほどのお金がない、という方にはぴったりのビザです。
英語を学びながら働き、その給料で語学学校に通うこともできます。自由度はかなり高く、使い方次第ではすごくお得に滞在ができるので、若者にとても人気です。
2.ワーキングホリデーで注意すべき申請資格
ここで気をつけてもらいたいのは、この夢のような制度、誰でも申請できるわけではないのです。ワーホリビザの対象者として、18歳〜30歳という年齢制限をもうけています。
このビザのもともとの狙いは、若い人にどんどんと海外に出てもらって、各国の文化を知ってもらおうというものです。
ビザが発行されてから1年以内に入国しなければならないという条件がありますが、万が一30歳の時に申請し、渡航したのが1年後の31歳だったとしても問題ありません。
重要なのは、申請時に何歳だったかということです。
もしあなたが現在30歳で行くかどうかを悩んでいるなら、申請だけでもしておくことをおすすめします。とりあえずビザを取得しておいて、その後1年間は悩める期間としてとっておいてもいいかもしれません。
ワーキングホリデーのビザ条件
・最高12ヶ月まで滞在が可能
・ビザの有効期限内であれば何度でも出入国可能
・同じ雇用主のもとで6ヶ月まで就労可能
・最高4ヶ月まで就学可能
3.オーストラリアのワーキングホリデーにかかる費用
3-1 ワーキングホリデービザ申請料
2018年のワーキングホリデービザの申請料は440AUSDです。日本円で約3万6千円(1ドル81円計算)です。年々値上がりしているので、来年はもっと高くなっているかもしれません。
また、このワーホリビザ申請料は国によって違うので、それぞれ確認が必要です。
3-2 パスポートの取得
ワーキングホリデーのビザは最大12ヶ月滞在可能なので、入国日から最低でも1年は有効期限が先でないと入国することができません。(後に説明するセカンドビザを考えている人は2年)
有効期限が1年未満の場合は、出国前にパスポートの更新手続きをする必要があります。
3-3 航空券の購入
オーストラリアと日本は格安航空も飛んでいるので、昔に比べて非常に安く航空券が買える時代になりました。上手くセール中を狙えば、往復5万程度で買える時もあります。
一般的に片道航空券は往復航空券に比べて割高ですが、セカンドビザを申請しようか悩んでいる人は、片道航空券を買うのが無難でしょう。
3-4 海外旅行保険への加入
海外旅行保険はもしものために絶対に加入してください。1年間だと15〜20万かかりますが、万が一大きな怪我や病気をした場合、取り返しのつかないことになりかねません。
海外の医療費は日本とは違いかなり高額です。安心して海外生活を送れるよう渡航前にきちんと保険に入っておきましょう。
4.セカンドワーキングホリデービザとは?
オーストラリアのワーホリは他国と違いユニークな制度があります。指定の地域で88日以上ファーム仕事をすれば、ワーホリ期間を1年延長できるのです。
この制度をセカンドワーキングホリデービザ(通称セカンドビザ)と呼びます。セカンドビザを申請する人は非常に多く、ファームに行けば多くの日本人がいます。
日数は88日以上となっていますが、多くの場合休みの日は労働日としてカウントされないので、条件を満たすには4ヶ月前後かかります。
5.オーストラリアのおすすめ都市を紹介
オーストラリアはとても大きく、土地のよって雰囲気が全く違います。人気の土地をいくつか例にあげます。
シドニー
オーストラリア第1の都市です。アジア系がとても多く、外国にいる気がしないのが正直なところです。仕事や家はいくらでもあるので、生活に困ることはありません。
日本食レストランが多くあるので、英語にあまり自信がない人は、まずは日本食レストランのキッチンのバイトから始めるのもいいかもしれません。
メルボルン
オーストラリア第2の都市です。お店はたくさんありますが、シドニーのように都会感はなくとてもコンパクトな街です。
自然が好きだけど不便な場所はいやだ、という人にピッタリの場所です。レトロな街並みで、可愛い雑貨屋さんやカフェも多くあり、街歩きするだけでも楽しめます。
ゴールドコースト
日本人のみならず、世界各国からサーフィン好きが集まるサーファーの聖地です。ビーチとタウンがセットになっている小さな街です。有名な観光地なので、観光客が多く街全体が陽気な雰囲気です。
この他にもまだまだ魅力的な都市がたくさんあります。土地によって最低時給や物価、雰囲気は大きく違うので、下調べは重要です。
6.渡航前に知っておいてもらいたいこと
オーストラリア英語はアメリカ英語と全然違う
ワーホリの一番の目的は恐らく英語の勉強ですよね。日本の学校教育はアメリカ英語をベースにしているので、初めてオーストラリア人の英語を聞いたときは驚くかもしれません。
私はある程度英語を勉強した状態で渡航したのですが、初めて現地の人と話した時、全く聞き取ることができず自信喪失したのを覚えています。
ただ、1〜2週間すると耳も慣れてくるので、だんだんと聞き取れるようになってきます。オーストラリアでアメリカ英語のような発音を習得したいと思っている方は渡航先を考え直したほうがいいかもしれません。
セカンドビザの注意点
ファームで88日間働いたのにも関わらず、セカンドビザを取得できなかった友人がいます。こういった違法ファームは現にたくさんあり、多くの人が被害を受けています。
その友人はセカンドビザ取得可能だと聞いていたのに、実際は取ることができずに泣く泣く日本に帰国していきました。こればかりは働いてみないと分からないので、人からの口コミを頼るしかありません。
また、ワーホリ前半に学校や遊びに明け暮れ、ビザ残り4ヶ月の時にファーム仕事を始めたものの、ファームでの仕事があまりなく結局88日間働く前にビザの期限が切れてしまった友人もいました。
セカンドビザを考えている人は、ギリギリに行くのではなく、期間に余裕を持ってファーム仕事を始めましょう。
最後に
私は帰国後、フリーランスとして働き始めました。特殊な職業なので、履歴書に空白があったとしても何も問題はありません。
ワーホリ中に出会った友人たちは、帰国後普通にサラリーマンとして社会復帰した人が多いように感じます。
1年(または2年)の空白期間ができてしまうことに不安があるかもしれませんが、仕事が決まらずに困っている人は私の周りにはいないのでそこまで不安になる必要はありません。
一歩踏み出すのは勇気がいるかもしれませんが、勇気を出して動き出してみたらワーホリであなたの世界が変わります。
シェアしよう
世界のブログ
一覧で見る世界の音声ガイド
一覧で見る世界のショッピング
一覧で見る共有
https://jp.pokke.in/blog/9195