メルヘンチックな木組みの家並みとゲーテのふるさと!フランクフルト街歩き
木組みの家並みが美しい旧市街散策
近年、近代的なビルが立ち並び、商業都市として大きく発展し続けている街ですが、実は古いものを大切にするドイツ人らしく、フランクフルト旧市街は、古きよき美しい姿をとどめたまま残されています。
旧市街にスポットをあてて、グルメ、芸術と、徒歩でのんびり散策するフランクフルトの街歩きをご紹介したいと思います。
レーマー広場は、フランクフルト一番の観光名所ともいえる歴史的スポット。
レーマー広場の西側に建つ、ひときわ目立つ美しい3棟の切妻屋根(きりづまやね)の家が、旧市庁舎です。
ゴシックスタイルの木造建造物で、EU、ドイツ、フランクフルトの3つの国旗が掲げられています。
3つの建物の中でも、特に真ん中の建物が重要で、「レーマー」と呼ばれる館です。
ここの2階には、神聖ローマ帝国新皇帝の戴冠式の晩餐会が開かれた豪華な広間、「皇帝の間」があり、見学もできます。
レーマー広場周辺の旧市街からマイン川を挟んで対岸のザクセン地区は、自家製アップルワインと郷土料理が楽しめるお店がたくさん集まっているところ。
地元の料理とフランクフルト名物のアップルワインでゆっくりとランチはいかがですか?
さて、アップルワインは、ドイツ語で「アップフェルヴァイン」。
名前の通り、リンゴのお酒。
ビールのイメージが強いフランクフルトですが、実はこのアップフェルヴァインの方が地元の人には好まれているそう。
酸味の強い白ワインのような味で、炭酸水で割って飲むととても飲みやすくなります。
面白いと思うのが、どの店でも同じひし形模様のグラスで出てくるところ。
ぜひ、お試しを!
ゲーテは、この大きな名家で生まれました。
本名は、ヨハン・ヴォルフガング―・フォン・ゲーテという、なが~い名前。
25歳の時に出版した「若きウェルテルの悩み」でヨーロッパ中にその名を轟かせました。
有名な戯曲「ファウスト」は、20代から死の直前まで書き継がれた大作としてあまりに有名です。
そして、シラーとともに、ドイツ文学における古典主義時代を築いた人物としても知られていますが、シラー亡きあとも、多くの作品を世に送り出しています。
このゲーテハウスは、生前ゲーテが住んでいたころの家具や調度品がきれいに保存されています。
その雰囲気からも、かなり裕福な家庭であったことが伺えます。
当時のゲーテが暮らした雰囲気そのままを味わうことができるでしょう。
また、博物館には、ゲーテの肖像画を含む絵画や彫刻などの展示品、また親交があった画家の作品やゲーテゆかりの品々が展示されています。
施設情報
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