【インタビュー】ナビゲーター豊永利行さん 建長寺の音声ガイド
神奈川県 鎌倉
禅の始まりの地として、鎌倉随一の格式と由緒を誇る建長寺。
最高の技術が詰まった建物群や国宝、重要文化財の数々。
そこに秘められているのは長い歴史のなかで語り継がれてきた魔訶不思議な物語。
そんな建長寺の独特な世界を案内するナビゲーターを豊永利行さんに担当していただきました。
豊永さんは声優、俳優、そしてシンガーソングライターとして多数の作品に出演し、活躍されています。
ナレーション収録後、今回のご感想やガイドの注目ポイントなどをお聞きしました。
ご自身も「表現者」として知られる豊永さんは、建長寺の世界をどのように表現し、何を感じられたのでしょうか。
── 収録を終えてのご感想を一言お願いします。
豊永利行さん:僕自身、もともとお寺や神社に興味を持っていたのですが、なかなか歴史などの深い部分までを知る機会がなかったので、今回音声ガイドを収録させて頂いたことで、皆様にも面白いお話をお伝えできると同時に自分にとっても勉強になったので、大変有意義な収録時間でした。
── 今回収録されたガイドの内容で特に印象に残った部分はありますか
豊永利行さん:建長寺の建物がいつ再建されたかとか、使われている木材がところどころ新しいものに変わっているとか、そういう部分が印象に残っていて、実際に行って確認してみたいと思いましたね。
あと、徳川家光公がつけた刀傷の話だったり。純粋にへぇー!っとなりました。
あと、江戸時代の建長寺の伝承でタヌキが化ける話があったのですけど、
江戸時代の方々のユーモアというか、それが嘘か本当かを追及するのでなくて、ユーモアの方向にもっていく、そんな当時の方々のセンスが印象的でした。役者業をやっている自分としては、日本人の情緒とか風情というのは、昔からあるもんなんだな、と想像を掻き立てられてとても面白かったですね。
── 最後に、このガイドを聞く方に向けて一言お願いします。
豊永利行さん:今回、建長寺の音声ガイドを担当させていただくにあたって、ナレーターでも役者でもなく、皆様のツアーガイドさんになれたらいいなという気持ちで録らせていただきました。ですので、もしお嫌でなければ僕が隣にいて案内してくれていると、そんな感覚で楽しんでいただければうれしいです。
それと同時に建長寺という由緒正しいお寺のロマンといいますか、日本の歴史あるものを皆さんにも興味を持って頂いて一緒に守っていければ、そんな一助になれればと思っています。
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