小石川後楽園の見どころ7選!歴史を知ればデートもより楽しい
公開日:2021.11.06 更新日:2022.12.19
小石川後楽園の見どころや歴史について知りたいと考えていませんでしょうか。小石川後楽園は、約400年前、江戸時代初期の1629年に造園され、徳川御三家のひとつ、水戸藩の初代藩主・徳川頼房(みとよりふさ)によって築かれ、息子の2代藩主水戸光圀(みとみつくに)によって手を加えられて完成しました。
小石川後楽園は、現在残っている庭園の中では東京で最も古いものです。今回の記事では、そんな歴史ある庭園の魅力を十分に紹介しています。ぜひ参考にしてください。
株式会社MEBUKU
Pokke編集部
1.小石川後楽園のおすすめ見どころポイント7選
1-1 小石川後楽園の見どころ①「渡月橋〜通天橋」
【小石川後楽園】園内に入って左奥、大堰川に架かるシダレザクラがそろそろ見頃を迎えます。渡月橋との共演が、今年のポスターにもなっています。 pic.twitter.com/0rlUU2wXea
— 都立庭園 園長の採れたて情報 (@ParksTeien) 2016年3月29日
入り口付近の広場から左手の道に行くと、橋と川が見えてきますが、この橋は渡月橋といいます。渡月橋は、京都に同じ名前の有名な橋があり、このあたりは京都の有名スポットを再現しています。
奥に見える赤い橋は東福寺の通天橋、その左手には、今はもう燃えてしまって無いのですが、清水寺の観音堂がありました。この庭園を作ったのは、初代藩主頼房だと言いましたが、そのときの将軍・3代徳川家光もここの造園には関わっていました。
渡月橋を渡って少し歩くと階段があ理、登ると渡月橋の一帯を眺めることができる素晴らしいスポットがあります。
1-2 小石川後楽園の見どころ②「得仁堂」
小石川後楽園 得仁堂
水戸光圀縁の建物とのことのようです。 pic.twitter.com/8HmnwdZWFS— 小林 均 (@kobakin) 2015年8月4日
通天橋を渡って少し歩くと左手に建物があり、得仁堂(とくじんどう)といいます。この庭園のなかで、水戸光圀が建てたもので唯一現存するものがこの得仁堂です。
1-3 小石川後楽園の見どころ③「一つ松」
小石川後楽園に立派な一松兄さんが!
と思ったら一つ松だったw pic.twitter.com/vns8Y9v5Ty— ギヤ (@dondonsugi) 2016年3月30日
得仁堂を通り過ぎ、一本道を歩いて行くと行手に大きな湖が見えてきます。湖のほとりに立派な松の木が生えていますが、この松を唐崎の一つ松と言います。
これは安藤広重が琵琶湖の美しい景色を8つ選んで絵を書いたのですが、唐崎の一つ松とはその8景に選ばれている一つです。つまりここは琵琶湖の景色を再現しています。
1-4 小石川後楽園の見どころ④「蓬莱島」
【小石川後楽園】蓬莱島のモミジは、一足お先に真っ赤に染まっています。“錦秋”、今、園内は黄色、橙、赤、真っ赤、緑に茶色、たくさんの色でとても華やかです。 pic.twitter.com/yHloyMXPju
— 都立庭園 園長の採れたて情報 (@ParksTeien) 2016年11月16日
池の中央にある島は蓬莱島といいます。蓬莱とは、古代中国の伝説で東の海上にあると言われる島のことで、そこには不老不死の仙人が住むとされていました。
これは道教の考えで、やがて道教は日本にも伝わり日本庭園にも取り込まれました。実はこのように日本庭園というのは長い歴史の中で当時の流行が取り込まれていて、何度も変化しているのです。
そのなかでも江戸時代の大名庭園というのは、これまでのたくさんの庭園様式を取り込んだ、日本庭園の集大成と呼べるような位置づけなんです。
1-5 小石川後楽園の見どころ⑤「花菖蒲(はなしょうぶ)」
【小石川後楽園】『花菖蒲を楽しむ』は、6月18日(日)まで。梅雨らしくない日が続きますが、ハナショウブはまだまだ元気な姿をご披露中です。 pic.twitter.com/gRGOKR9HyD
— 都立庭園 園長の採れたて情報 (@ParksTeien) 2017年6月16日
一つ松のある中央の池を通り、橋を渡って少し歩くと急にのどかな田園の風景を再現した一帯に出ます。ここは「田園」をテーマとしています。田んぼや菖蒲、梅に椿など、四季折々の草花が見られます。
昔はここ全面、田んぼだったと言われています。3代藩主が京都の公家からお嫁さんを迎えた時に、光圀が「藩主たるもの庶民の暮らしを知っておかなければならない」と言って、ここに田んぼを造りました。
そして、お嫁さんに庶民はこうやって米をつくって一年を暮らすのだといって教育したそうです。
1-6 小石川後楽園の見どころ⑥「円月橋(えんげつきょう)」
小石川後楽園にある円月橋。
園内ぷらぷら散策しました。 pic.twitter.com/HhZdrS3J1S
— おりろは (@mizuiro3105) 2017年3月19日
のどかな花菖蒲沿いを左手に進むと、緑の茂った山のなかのようなエリアに出ます。右手に半円の形をした石造りの橋が見えてくるのですが、これを円月橋といいます。
橋のある水辺に一つだけ、平らでいかにも立ちやすそうな1メートルほどの石があります。実はその石に立って眺めたときにのみ、円月橋は水面に映った橋と合わさって、完全な円の形に見えるのです。
この円月橋も光圀の師、朱舜水の設計なので、中国風の作りになっています。この橋は、絶妙な力の配分によって、完全に石組みだけで作られています。
1-7 小石川後楽園の見どころ⑦「梅林(ばいりん)」
【小石川後楽園】園内梅林では花が散ってしまった枝も目立ってきましたが、まだ遅咲き品種の花をお楽しみいただけます。お早目の観梅をお奨めいたします。 pic.twitter.com/XlPGqXJbs9
— 都立庭園 園長の採れたて情報 (@ParksTeien) 2017年2月27日
円月橋の横を通りすぎて、少し歩くと入り口からもっとも奥にあたる場所に梅林があります。ここには38種類、約100本の梅の木が植えられています。
梅の花は学問の神様である菅原道真がとても好んだ花であり、学問の象徴でもあります。光圀も梅の花が好きでした。
梅園といえば、日本でもっとも有名な場所は茨城県水戸市にあり、日本三大庭園のひとつ、偕楽園(かいらくえん)ではないでしょうか。
この日本庭園は100種3000本の梅が植えられており、都市公園としての面積はニューヨークのセントラルパークに次いで、世界2位の広さがあります。そして、偕楽園は光圀の子孫、第8代当主が作った庭園でもあります。
2.小石川後楽園の口コミまとめ
小石川後楽園の梅と見頃 東京都文京区 https://t.co/enxSqe4a27
園内は7万平方メートル以上の広い敷地を有し国の特別名勝と特別史跡に指定され、梅、桜、ツツジなど四季の花々が植栽されており、秋は紅葉と一年中自然を楽しめる観光地。 pic.twitter.com/xSkBfzE5sV— 観光のつぶやき (@ryokou8) 2017年2月14日
いつもの彼女とカナルカフェでランチからの
小石川後楽園お花見デート。
葉桜になってる桜もちらほらあったけど
雨に濡れた緑の薫りに癒された(*˘ ˘*)
次は紅葉が染まった時期に行きたいなー pic.twitter.com/lVBKgr8dw8— しシャも (@sishamo_423) 2017年4月8日
3.小石川後楽園の基本情報
小石川後楽園の営業時間
09:00~17:00
入園は16:30まで
小石川後楽園の入園料
一般 300円
65歳以上 150円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
[20名以上の団体]
一般 240円
65歳以上 120円
※身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付添の方は無料
※無料公開日 みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)
[年間パスポート]
一般 1,200円
65歳以上 600円
アクセス情報
JR飯田橋駅から徒歩で8分
都営地下鉄大江戸線飯田橋駅から徒歩で2分
東京メトロ後楽園駅から徒歩で8分
〒112-0004
東京都文京区後楽1-6-6
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。小石川後楽園はデートにもおすすめな自然を堪能できる観光スポットです。見どころポイントを参考にしていただき、ぜひ小石川後楽園を楽しんでください。
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