【インタビュー】内田彩さん 花寺 吉祥寺の音声ガイドナレーションを終えて
群馬県・川場村
── 収録を終えてのご感想をお願いします。
内田彩さん:今回はお寺の歴史やお花の説明など、吉祥寺に来てくださった方にいろいろなことを伝えるという、なかなかできない経験だったので、まずとても緊張しました。お寺の長年続く歴史を説明するという、とても責任のあるナレーションの機会をいただけたことが嬉しかったです。 普段はアニメーションの声優やラジオなどをやらせていただいているんですが、今回のようにしっかりとした文章を読むということはなかなか無いのでとても嬉しい経験でした。
── 普段の声のお仕事のときと比べて特に意識して取り組んだことはありますか?
お寺の歴史をお伝えするということで、まずは説得力のある伝え方をしないといけないんだろうなと思っていたのですけど、収録の際には、柔らかく寄り添ってご案内するようなイメージでとアドバイスいただけたので、肩の力を抜いて読むことができました。 難しい言葉や、普段聞きなれない言葉も多かったのですが、吉祥寺のご住職に読み方や意味を教えていただきながら、収録を行えたので大変助かりました。
── 今回ナレーションを読んでいて印象に残ったエピソードなどはありますか?
お寺の最初の山門のところのお話がとても印象に残っています。 お寺の門、山門(さんもん)という言葉には、数字の三をあてた三門という言い方もあって、それが煩悩が浄化されるための3つの過程を表していて、この門をくぐることで煩悩が浄化されますよ、というところですね。そういった、当たり前なのかもしれないですけど、一つ一つの建物にちゃんと込められた意味があるんだなというところが印象的でした。 あと、枯山水のお庭のお話も印象に残っています。枯山水のお庭がもともと京都の発祥で、京都は水に乏しかったから石で水の流れを表現した、というお話ですね。川場村は水が豊かだったので、水をふんだんに使った庭造りをしているけれど、禅寺の枯山水がもともとそういう云われのものなので一か所だけ枯山水の庭もある、というエピソードです。 私はお寺に行くのが好きで、旅行したときにはお寺に立ち寄って紅葉やアジサイを見たりするのですけど、今回みたいに「この門にはこんな意味や云われがあるんだよ」っていうのをあらためて教えてもらうと、より楽しめるなということが分かったので、訪れた方にもより楽しんでもらえたらなと思います。
── 内田さんは群馬県のご出身でぐんま特使もされていますが、川場村の方には行かれたことはありますか?
はい、川場村には田園プラザっていうとても有名な道の駅ができたので、今はすごく活気もあって、私も何度か行ったことがあります。吉祥寺は田園プラザのすぐ目の前にあってそれで名前を知っていました。自分の番組でも川場村に行って田園プラザのおいしいものを食べるということをやっていたりするので、それを見ていただいた方には、ぜひ田園プラザでお食事をして吉祥寺を観光していただけたら嬉しいなって思います。 もともと川場の隣の沼田には何度も行ったことがあったのですけど、川場村の方まではそれまではあまり行ったことがなかったので、最近とくに注目されている川場村で今回のお話があってとても嬉しかったです。
── 最後にこの音声ガイドを聞かれるファンの方に向けて一言お願いいたします。
今回はぐんま特使として地元に貢献できるお仕事ができてとても嬉しかったです。 最近は都市部だとあまりお出かけがしづらい状況ですけど、落ち着いてきたらちょっと出かけてみて、川場村の綺麗な空気を吸っていただいたり、吉祥寺のお花やお庭を楽しんで、おいしい食べ物も食べていただいたりして、堅苦しい生活のなかでもほっと一息つけるきっかけにしていただければ嬉しいなと思います。
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