本当はどんな国なの?メキシコの文化や習慣、特徴を知ろう
公開日:2021.10.21 更新日:2022.11.08
メキシコといえば、どんなイメージがあるでしょうか。あふれる太陽の光の下、ソンブレロをかぶった陽気な人たち、リズミカルな音楽、そしてサボテンなど、明るさに満ち溢れたイメージなどもあります。
ところが、麻薬をめぐるマフィアの横行など、メキシコが国際ニュースになることも頻繁です。
今回の記事では、メキシコの文化や習慣、特徴をご紹介します。何事も知ることが、理解することへの第一歩です。ぜひ参考にしてください。
株式会社MEBUKU
Pokke編集部
1.本当はどんな国なの?メキシコの文化や習慣、特徴を知ろう
1-1 メキシコの言語
メキシコには、法律で定められた公用語というものはありませんが、事実上の公用語は、スペイン語です。しかし、スペイン語の他に、68の先住民諸言語も連邦政府に認められています。
ちなみに、普段の生活でよく使う、トマトやチョコレート、アボカド、コヨーテなどは、先住民言語のうちのナワトル語が起源です。
1-2 メキシコの宗教
1492年のコロンブスのアメリカ大陸到達後、16世紀初めに、スペイン人がメキシコに上陸しました。その後、スペインによる支配が300年続きました。
スペイン人は、メキシコ文化に様々な影響を与えましたが、特に、ロマンカトリックをメキシコに持ち込みました。現在、76.5%の国民がクリスチャンで、そのうち、89%がロマンカトリックです。
その時代のものも含んで、各地に教会がたくさんあります。教会を見学するときは、静かに見ましょう。
1-3 ブラジルの治安、街文化の違い
一般的に、メキシコの治安は良いとは言えません。スリ、強盗、ひったくりが多いのも事実です。おまけに、警察もそんなに当てにならないので、人前でお金などをみせないなど、自分で自分の身を守ることが大切です。
また、メキシコ人は、パーティが大好きで、週末になると庭でよくパーティをしていますが、近所迷惑を顧みないで、遅くまで騒いでいる人たちもいます。
1-4 メキシコの食文化
メキシコ料理は、タコスやチョリソー、サルサソースなど、日本でもおなじみのものが多いです。メキシコ料理は、ユネスコ無形文化遺産に指定されましたので、本場のメキシコ料理をぜひ味わってください。
食事のマナーとして日本との違いは、スープは音を立てずに飲む、食器を持ち上げないなどに気を付けてください。ごちそうさまのかわりに、Gracias! 「グラシアス」(ありがとう)を忘れずに言いましょう。
1-5 交通文化の違い
メキシコ内移動は飛行機が便利です。主要都市間を結ぶバスもあります。鉄道は、ほとんどが貨物輸送なので、旅行者が利用できるのは限られているので、注意が必要です。
メキシコシティは、地下鉄や路面電車、メトロバスなど市内交通が充実しています。
メキシコ人は、温和で陽気な人が多いのに、ハンドルを握ると運転が荒くなります。また、舗道がないところも多いので、交通事故には、十分気を付けてください。
2.メキシコ文化で知っておきたい気になる疑問
2-1 禁煙事情
世界を旅するとき、その国の禁煙事情を知っておくことはとても大切になってきました。メキシコでは、屋内の公の場所は喫煙が禁止です。
もし、ホテルやレストランなどの禁煙スペースで喫煙すると、罰金を支払わなければならないので、ご注意ください。
2-2 飲酒事情
公共の場や歩きながらの飲酒は禁止されています。酒類のビンやカンを見える状態で持ったり、公衆の面前で酔っぱらったりすると、逮捕されます。常識の範囲で行動すれば大丈夫です。
2-3 チップ事情
メキシコは、チップの習慣がありますので、チップを渡すことを忘れないようにしてください。ただし、タクシーは大都市以外、メーター制ではなく値段は事前交渉なので、基本的にチップは必要ありません。
でも、チップはお互いの気持ちなので、そのあたりはご自由にしてください。
2-4 トイレ事情
外国へ行くと、かなりの割合で使用後のトイレットペーパーを、便器に流さず、備え付けの容器に入れます。メキシコでも、水圧が低いため流さない場合が多いです。
特に、ローカルなショップなどは、その可能性が高いです。
2-5 パスポート事情
メキシコでは、外国人はパスポートの携行が義務付けられています。州境にもイミグレーションがあるのでチェックされることもあります。
ただし、街中ではスリやひったくりが多いので、くれぐれもパスポートの管理には気を付けてください。
2-6 写真撮影
メキシコでは、軍の管理している地域や政府の建物、空港施設、石油施設、国立宮殿入口の警備兵には、カメラを向けてはいけません。
くれぐれもご注意ください。教会でも、写真撮影は遠慮した方がいいと思います。ちなみに、メキシコで、写真撮影するときの合図の掛け声は、チーズではなく「テキーラ」です。
2-7 シエスタ
メキシコでは、シエスタをする習慣があります。シエスタとは、昼休憩、または昼寝のことです。美術館や商店も休みになるところが多いです。
季節によって、シエスタの時間も若干異なりますが、だいたい14~16時ぐらいです。もし、美術館等に行く予定があるなら、その時間を避けたほうがいいです。
2-8 高地対策
メキシコシティの海抜をご存知でしょうか。メキシコシティは、海抜2000m以上のところに位置しています。日本で2000m前後の山といえば、恵那山2191m、会津駒ケ岳2133mなどですから、高さの程度がわかると思います。
そんな高所にずっといると、低い気圧や薄い空気のせいで、頭痛やめまいといった軽度の高山病のような症状が出ます。
対処方法は、体を徐々に慣らすこと、水分を十分にとって休養すること、無理をしないことが大切です。高地ゆえの強烈な日差しには、サングラスが必要です。
2-9 タクシーに乗る時
タクシーは、専用の停留所に停まっているシティオや、高級ホテル前などに停まっているトゥリスモを利用することをおすすめします。
スペイン語が堪能でないなら、値段交渉などが大変なので、流しのタクシーはおすすめできません。
3.メキシコ文化と日本文化の共通点は?
3-1 お米を食べます
メキシコ料理といえば、古くから食べられていたトウモロコシや唐辛子と、ヨーロッパの食文化が融合したものだといわれます。
そのメキシコ料理に欠かせないのが米です。タコスやファヒータのサイドに添えたり、スパニッシュライス(メキシカンライスともいわれます)が付け合わせとして出たりします。
3-2 よく働きます
日本人の勤勉さは、よく言われることですが、メキシコ人もまじめで勤勉です。ちょっと意外ですか、いい意味で、家庭と職場のボーダーラインが希薄で、家族の誕生日などを、会社全体で祝ったりします。
4.まとめ
メキシコの文化や習慣、特徴をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。日本からメキシコへの飛行時間は、直行便で成田~メキシコシティ間で約13時間(復路は、16時間)かかります。乗り継ぎだと16~19時間かかるので、日本からは遠い国です。
しかし、最近では、カンクンなど有名リゾートを訪れる人も増えてきています。お互いの文化のことを知って訪れると楽しさも倍増です。あなたのメキシコ旅行のために、お役に立てれば嬉しいです。
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