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見どころ厳選!1400年の歴史を持つ島根県安来市の清水寺を観光

公開日:2021.11.08 更新日:2022.12.19

目次

創建から1400年以上の歴史を持つ島根県安来市にある天台宗の寺である「清水寺」。春にはソメイヨシノ、秋には霧島モミジと、観光名所のひとつでもある三重塔のコントラストに誘われて毎年多くの観光客が国内外から訪れます。

今回はそんな由緒正しい歴史のある、安来の清水寺を紅葉シーズンに観光した感想とおすすめ観光スポットなどを、わかりやすく紹介しています。ぜひ旅行の参考にして下さい。

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Pokke編集部
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最初に安来にある清水寺までのアクセス情報

安来ICから車で約10分、当日は平日であったため現地までの道のりはスムーズで快適なドライブとなりました。バスを利用する方は、安来駅から観光ループバスに乗車し「清水」で下車する約15分の道のりです。

天候は晴れ、安来市内を抜けると静かな横道に入り、色づく木々の色もすっかり秋めいていました。清水寺の標識を見てから数分で参道前の専用駐車場に到着し、これまでの道中のスムーズさ変わって、中国・韓国からの観光バスが多く停車し駐車場は人で溢れかえっていました。

しかし、駐車場自体は広めにとってありましたので、割とスムーズに駐車でき安堵しました。駐車場は、紹介した清水寺参道前の無料駐車場のほか、大門駐車場、あじさい駐車場があります。

土日・祝日は更に混み合うことが予想されるため、余裕をもってお出かけすることをおすすめします。個人的に駐車場内に併設されたトイレがきれいに清掃されていた点でポイントは高かったです。

安来市の清水寺を観光した時の旅行体験記

本堂までの参道①お出迎え観音様

安来清水寺

駐車場から本堂までは、ゆるやかな登りの石階段が続きます。まずは、お出迎え観音様がおられました。参道の大門をくぐると、周囲は別世界のように色づく木々に囲まれ、上り坂をのぼる疲れも吹き飛びました。

安来清水寺

本堂までの参道②気になるお宿「紅葉館」

安来清水寺

更に足を進めると、創業100年を超える歴史を持つ老舗旅館「紅葉館」が、その名の通り紅葉に囲まれてひっそりとその姿を現しました。

精進料理でも有名な紅葉館では、地産の食材をふんだんに使った精進料理と、清水名物の清水羊羹を戴くことが出来ます。

安来清水寺

宿泊は7組30名まで、客室は全室和室でゆったりと寛げる開放的な空間を演出しています。

元々、お寺であった面影を残す紅葉館。今度訪れるときはソメイヨシノを満喫できる春にぜひ宿泊したいお宿です。

本堂までの参道③気になるお宿「松琴舘」

安来清水寺

本堂まで向かう参道の途中で、もう一軒旅館を発見しました。それは「出雲路の宿 精進料理の松琴舘」です。こちらのお宿も、先程の紅葉館同様に精進料理のお宿です。

清水寺の境内に立地していることから、やはりお料理は精進料理がおすすめのようでした。創業140年余の歴史があり、部屋に面した大きな窓から見える清水寺の四季を切り取ったような借景は、それは見事だと思います。

宿泊プランにも「写経体験」、「座禅体験」など清水ならではのプランが揃っていてとても魅力的でした。

本堂までの参道④弁財天

安来清水寺

参道の階段を登りきると見えてきたのは、招財延寿の弁財天とそれに毘沙門堂です。

安来清水寺

毎度心配になるトイレは境内に駐車場を含めて3か所発見しました。トイレに頻回に通うため、非常に助かりました。

弁財天の周りには金魚の泳ぐ池があるはずでしたが、その日は水位が低く水も濁っていたため残念ながら金魚の姿を確認することはできませんでした。

弁財天の横に目をやると、目的の一つでもあった清水羊羹のお店を発見。

安来清水寺

清水羊羹のほかに土産ものも販売している「清水羊羹 深田豊隆堂」。

無添加・手作りにこだわって作られた上品な小豆の甘さと舌ざわりは、一度食べたらリピートしたくなる美味しさです。

その日は12個箱入りの一口サイズの清水羊羹(税込1000円)を1本購入しました。

昔からこちらにお店をだしているという店主は、ほがらかな安来人といった豊かなお人柄が垣間見える方でした。

清水寺には、この他にも清水羊羹を購入できるお店が3店舗あり、それぞれに違った味わいを楽しむことが出来、お店によっては立ち寄ったお客さんに対して清水羊羹とお茶を出してくださるお店もあり、温かな人間性を感じることのできるほがらかな方が多くおられます。

本堂「根本堂」

安来清水寺

ようやく本堂「根本堂」に到着。お出迎えしてくれた本堂は1400年の歴史を感じる荘厳な雰囲気を感じることの出来る趣でした。

山陰随一と誉高い中国地方最大級の大寺院の雰囲気に圧倒されるのと同時に、本堂の中に灯るろうそくのふんわりとした温かな空間には感動を覚えます。

実は厄続きの1年だった2017年の厄を振り返り、思わず感傷に浸ってしまいましたが、気を取り直してその日最大の目的である厄払いをするため、本堂の周りをうろうろしました。

厄払いといっても、子供の安産祈願と百日参り、家の地鎮祭の時にお世話になって以来久々の寺院への参拝で緊張からなかなか受付の巫覡さん(巫女さんの男性版)に声をかけることができません。

ひとまず、厄除けのお守りと交通安全のお守りを購入する際にさりげなく厄除けについて聞いてみると、きさくな巫覡(ふげき)さんで丁寧に受付について説明していただきました。

清水寺では、厄払い&御祈祷は基本的に毎日9:00~16:00までの受付で随時していただけるとのことでしたので、巫覡さんの誘導通りに厄払いの受付を済ませ、ご祈祷料5,000円×2人を納めてご祈祷していただきました。

ご祈祷料は、一願の祈祷料で5,000円・10,000円・20,000円・30,000円があり、数え年で13歳以下のお子様については3,000円から受け付けていただけるようです。

この他に、「3年祈祷」という前厄、本厄、後厄の年初めに厄払い祈祷をして、そのお礼として1万円相当のお札や縁起物を清水寺から送っていただけます。こちらのご祈祷料は一人20,000円でした。

清水寺は厄払いでも有名な寺院のため、厄払い祈祷後はなんだかスッキリとした気分になることが出来ました。

清水稲荷社

安来清水寺

そういえば本堂に向かう石階段の途中に、五穀豊穣・諸願成就のご利益があるとされる清水稲荷が鎮座していました。せっかくでしたので、少しバックして立ち寄ってみると見事な朱色の鳥居があります。

鳥居の向こう側には可愛らしい狐がお稲荷様の使いとしてちょこんと据わっています。ちなみに、お稲荷様=狐というイメージを持たれるこの狐ですが、お稲荷様とは五穀豊穣の神様の総称に加え、商売の神様であり、狐はその使いです。

狐の周りに賽銭やお供え物をする風習は、そういった間違った知識から始まった習慣のようです。

三重塔

安来清水寺

石階段下から撮影した三重塔。

山陰唯一の三重塔は、国指定重要文化財の本堂「根本堂」に続き、島根県指定の有形文化財に指定されておりいずれも大変貴重な木造建築として地元住民から愛され、大切に守り続けられています。

春には目下のソメイヨシノが美しく咲き誇り、秋とは全く違った清水寺の表情を見せてくれます。

三重塔から見下ろす紅葉の様子

安来清水寺

深い朱色に染まる紅葉の見ごろは、毎年11月中旬~12月上旬で、2017年度島根県内で第3位の紅葉人気スポットとして君臨しています。ちなみに1位三瓶山、2位は鰐淵寺でした。

真っ赤に染まったカエデの葉

安来清水寺

県立自然公園に指定されるほどの美しく豊かな自然に恵まれた清水寺で、日頃の疲れを忘れるリラックスタイムを楽しむことが出来ました。

まとめ

島根の豊かな自然と、地産の精進料理、貴重な文化財にも指定された木造建築の本堂や三重塔など様々な見どころのある清水寺。

豊かな観光名所であるとともに、ほがらかな土地の人々の温かさにも触れることのできる清水寺で、日頃の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。ぜひ参考にして下さい。

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