旅行前に知っておこう!フィリピンの文化や特徴、習慣まとめ
公開日:2021.11.16 更新日:2022.11.16
フィリピン旅行をする前に、現地の文化や習慣などを知りたいと考えていませんでしょうか。フィリピンは、日本から約4時間で行くことができ、セブ島はマリンリゾート地として、日本人にも人気が高い国です。
また、日本国内には、20万人以上のフィリンピン人が住んでいるなど、なじみ深い国でもあります。今回の記事では、そんなフィリピンについて紹介しています。ぜひ参考にしてください。
株式会社MEBUKU
Pokke編集部
1.旅行前に知りたい!フィリピンの文化や習慣、特徴を紹介
1-1 フィリピンは、アジアで唯一のキリスト教国
16世紀、スペインがフィリピンに侵攻し、約300年間にわたって統治しました。その時にキリスト教も布教されました。
現在、フィリピン人の90%が、クリスチャンです。そのうち、ローマカトリック派がほとんどです。イスラム教徒は、人口の約5%です。
1-2 フィリンピンの気候
フィリンピンの気候といえば、やはり南国で熱いというイメージでしょうか。
実際、フィリピンは、熱帯モンスーン型気候に属し、年間平均気温は、26℃前後です。日本のようなはっきりとした四季はありませんが、雨季と乾季に分かれています。
雨季も、日本の梅雨のようなしとしと降る感じではなく、すさまじいスコールが降り、その後、晴れ間が広がる感じです。
それと、台風は気を付ける必要があります。日本のニュースでもフィリンピンの台風の被害が報じられることがあります。
ただ、観光地として人気のセブ島は、はっきりとした雨季がなく、比較的晴天の日が多いです。
1-3 他国に統治された歴史が長い
1300年以降、貿易が盛んになるにつれ、中継地の要所としてフィリピンは、栄えました。1521年、フィリピンに初めて到達したスペイン人は、マゼランが率いるスペイン船団でした。
その後、16世紀半ば以降、フィリピンは、300年にわたってスペインに統治されました。その後、アメリカと日本にも統治されています。
ちなみに、フィリピンという国名は、1529年、スペインのビラロボス探検隊が、フェリペ皇太子にちなんで、名付けられたといわれています。
1-4 交通文化の違い
「日本にあって、フィリピンにないものは?」と聞かれたら、なんて答えますでしょうか。もちろん、様々なものが考えられますが、その一つは、鉄道です。
同じ島国でありながら、日本は、いたるところに鉄道が張りめぐらされていますが、フィリピンにはありません。だから、移動手段は、バスやジプニーと呼ばれる乗合タクシー、庶民の足トライシクルなどです。
1-5 フィリンピンの治安、街文化の違い
正直なところ、フィリピンの治安は、決していいとは言えません。しかし、危ない場所に行かなければ、むやみに恐れることもないと思います。
ただ、ミンダナオ地方のイスラム原理主義者の紛争等、テロに巻き込まれないように、最新の治安情報をチェックしていることも大切です。
また、フィリピンの公用語は、タガログ語と英語です。小学校低学年のころから英語を学び、役所や公共な場所での説明やアナウンスは、英語でされる場合が多いです。
街角でも、少しでも英語がわかる人がたくさんおられます。英語を学ぶ短期、長期の留学先としても、日本人に人気の場所の一つです。
1-6 食文化の違い
フィリピン料理といえば、どんなものが思い浮かぶでしょうか。フィリピンの家庭料理は、アボドです。ポルトガル語で煮物という意味です。豚バラや手羽先を酢醤油で炒め煮にしたものです。
フィリピン人は、お腹が空いたらミリエンダと呼ばれるおやつ、間食を1日2回、食事とは別に食べます。
2.フィリピン旅行の前に知っておきたいことを紹介
2-1 フィリピン人は、ライスが好き
フィリピン人は、ライスが好きです。その証拠に、マクドナルドやケンタッキーにも、ライスメニューがあるんですよ。
ちなみにですが、フィリピンのマクドナルドには、スパゲティもあります。
2-2 フィリピンで、ジュースといえばカラマンシー
フィリピンでジュースといえば、カラマンシージュースです。カラマンシーは、直径2~3cmぐらいの日本のすだちに似ています。フィリピン料理によく使われますが、絞ったジュースも、たいていのお店で飲めます。
レモンより酸っぱくなく、オレンジより甘くないさっぱりさが人気です。ほかに、ヤングココナッツジュース、マンゴージュース、屋台のサトウキビジュースなどもおいしいです。
2-4 フィリピンのビール
フィリピンのビールのマーケットシェアのなんと90%を占めているのが、サンミゲルのビールです。
サンミゲルは、銘柄名ではなく会社名です。ちなみに、San Miguelとは、聖書に出てくる大天使ミカエルのことです。
2-4 マニラの見所は、大聖堂
長年の植民地支配の歴史で、異国情緒たっぷりの街並みが残っています。なかでも、世界遺産に登録されたサン・オウガスチン教会やマニラ大聖堂は必見です。
2-5 フィリピンの医療事情
大きな病院はありますが、いわゆる医院がありません。医療保険制度が整備されていないので、病気になっても、病院に行かず、売薬で済ますことが多いようです。
また、民間療法や、心霊的治療なども行われています。
2-6 買い物事情
地方に行くと、市場のようなマーケットが庶民の台所であり、生活を支えていますが、最近、郊外型ショッピングモールが各地にできてきています。
フィリピンでも、そのような施設のことを「ショッピングモール」と呼びます。
2-7 トイレ事情
使用後のトイレットペーパーは流さず、備え付けの容器に入れます。また、トイレットペーパーがついていない場合が多いので、マイトイレットペーパーを持参する必要があります。
2-8 お風呂事情
フィリンピンのお風呂には、基本的にバスタブがないと考えた方がいいと思います。そして、シャワーから出るのは、たいていが水です。
3.フィリピン文化と日本文化の共通点は?
3-1 両国とも島国で、自然災害が多い
フィリピンも日本も島国で、自然災害にあうことが多いです。地球温暖化による台風被害の激甚化が問題になっていますが、フィリピンを襲った大型の台風の記憶も新しいです。
3-2 ホスピタリティ
2020東京オリンピック招致プレゼンテーションでの「おもてなし」は有名になりましたが、フィリピンの人たちのホスピタリティもなかなかです。
そもそも、フィリピンの人たちは、とてもフレンドリーで、相手を思う気持ち、相手を助けようという精神性は、日本人のそれとよく似ています。
3-3 家族を思う気持ち
フィリピンの人たちは、年配の人、目上の人をとても尊敬しています。家族の中でも両親、とりわけ父親の権威が強いようです。
現代の日本ではないがしろにされがちですが、一昔前の日本ではとても大切にされていたことでした。日本人が、なにかと引き換えに置き去りにしてきた家族を思う気持ちを今一度、思い出したいものです。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。フィリピンの文化や習慣、特徴を、日本との違いや共通点という視点からご紹介してきました。7000以上の島からなるフィリピンは、島の数だけ違った魅力を持っています。
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