奈良の穴場観光スポット!大神神社の魅力とおすすめの名店とは
公開日:2021.11.20 更新日:2022.11.25
奈良県桜井市にある大神神社(おおみわじんじゃ)は、日本最古の神社と呼ばれており、「古事記」や、「日本書紀」にも書かれている有名な神社です。
最近では日本でも有数のパワースポットとされ、従来の参拝者に加えて、そのパワーに触れたい、パワーをいただきたいという参拝者の方も多く来られるようになりました。
今回の記事では、大神神社の魅力やおすすめの穴場スポット、そして、地元の方がおすすめする近くのおいしいお店、寄ってみたいお店をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
株式会社MEBUKU
Pokke編集部
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1.大神神社と奈良の穴場観光スポットについて
1-1 大鳥居と一の鳥居
大神神社の大鳥居は、そのスケールの大きさに圧倒されます。高さ32.2mもあります。耐候性鋼板というもので作られ、耐用年数は1300年といわれています。
車で来られた方は、この鳥居をくぐることになります。大鳥居越しの三輪山は、写真を撮るベストスポットといえるでしょう。
そして、神社にお参りするとき、まず一の鳥居をくぐってというのが順序になると思いますが、「大鳥居や二の鳥居はわかりますが、大神神社の一の鳥居ってどこだろう」という疑問をよく聞きます。
一の鳥居は、現在の参道から少し外れたところに立っています。こちらが、本来の参道だったところで、ここから、松並木が続きます。
一の鳥居をくぐってこその、正式のお参りです。パワーをいただく、パワーに触れるためには、やはり、きちんとした順序でお参りしたいものです。
1-2 大神神社の拝殿、三つ鳥居の見学
大神神社には、本殿はありません。拝殿から、三輪山を拝みます。そして、この拝殿は、なんと四代将軍徳川家綱によって再建されました。歴史を感じます。
ここで、地元の人がお勧めするポイントは、三つ鳥居の見学です。三つ鳥居は、三輪山と拝殿を区切る場所に立っていて、本殿にかわる神聖なものとされてきたものですが、どなたでも見せていただくことができますので、拝観ご希望の場合、参集殿で申し込んでください。
拝殿、三つ鳥居とも、国の重要文化財に指定されています。
1-3 巳の神杉(みのかみすぎ)
拝殿に向かって右斜め前に、巳の神杉と呼ばれる大きな杉の木が立っています。大神神社のご祭神、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)の化身の白蛇が住むといわれていることから、巳の神杉と呼ばれています。
神杉の前には、蛇の好物の卵やお酒が参拝者の方々によって、供えられています。大きな木の下部に洞があり、そこから白蛇が姿を現し、その姿を見た人は幸運に恵まれるといわれています。
神杉の前に人だかりができていて、その人たちが、「巳さんや。巳さんや。」と騒いでいるところに出くわしたことがあります。
そんな幸運を求めて、人々は、蛇の好物の卵やお酒をお供えするのでしょう。
1-4 狭井神社(さいじんじゃ)
狭井神社は、大神神社拝殿から、三輪山に沿って北に向かったところにあります。この三輪山に沿う道は、なにかしら神々しいものを感じるところです。
狭井神社は、大神神社の荒魂(あらみたま)をお祀りしている神社です。ご神威が強い神様といわれ、病気平癒のための信仰を集めています。
本殿むかって左側に、御神水井戸とよばれる井戸があり、参拝者は自由に、飲んだり、頂いたりすることができます。狭井神社の境内では、ペットボトル入りの御神水も売られています。
1-5 三輪山登拝(とうはい)
狭井神社の境内に、三輪山登拝口があります。けっして、三輪山登山とは言いません。三輪山は、大神神社のご神体だからです。狭井神社で申し込みをし、登拝料300円を支払い、白い襷を貸していただきます。その襷を肩からかけて、登ります。
午前9時から午後2時までが受付時間で、4時までに下山報告をする必要がありますので、時間を考えて受付を済ませる必要があります。初心者で往復2~3時間かかります。
三輪山は、467mと決して高い山ではありませんが、急な坂が続きますので、慣れていない方は、登拝口横にある竹の杖を借りていくのもいいかもしれません。
山中では、幅1~2mの道が続いていますので、迷うということはないと思いますが、あくまで道から脇にそれないことが大切です。山中では、トイレは言うまでもなく、水分補給以外の飲食も禁止です。トイレは、狭井神社境内にあるので、済ませておくことをお勧めします。
また、山中では、カメラ、スマートフォン等での撮影は禁止されています。そして、植物の採集も禁止です。あくまで、神様の懐に入らせていただくというような敬虔な気持ちが大事かと思います。
地元では、三輪山に登れるのは、三輪山に呼ばれた人だけとよく言われます。三輪山登拝を計画していたのに、天候やいろんな理由で登れないことが続いたりすることもあるそうです。
もう一点、三輪山登拝中のことを、あちこちで話さないということも、よく言われていることです。敬虔な気持ちで、厳かに、登りたいものです。
1-6 大美和の杜展望台(おおみわのもりてんぼうだい)
狭井神社から、その前のため池に沿って進んでいくと、大美和の杜展望台に到着します。一般の参拝客の方は、なかなか気づかない、地元の人、大推薦の穴場スポットです。
小高い展望台からは、振り返れば、今登ってきたばかりの三輪山が、前には、奈良盆地が一望できる絶景ポイントです。真下には、大鳥居も見えて、その大きさを実感できると思います。
恋人の聖地にも認定されているロマンチックな場所です。周りにはたくさんの桜が植えられていますので、春は、まるで桃源郷のようです。
1-7 久延彦神社(くえひこじんじゃ)と竹林
大美和の杜展望台から西に進むと、知恵の神様で有名な久延彦神社があります。地元の人たちは、おじいちゃん、おばあちゃんの代から、受験でお世話になっています。
もう一つ、地元の人ならではのお勧めポイントは、久延彦神社の周りの竹林です。
きれいに手入れされ、とても美しいです。京都の有名な竹林に比べて、規模は小さいですが、静かな雰囲気の中で、竹林を楽しめます。
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2.地元の人が勧める、大神神社近辺のおいしいお店、寄りたいお店
2-1 そうめん処森正
大神神社二の鳥居横にある、そうめん処森正。全国屈指のそうめんどころ三輪で、三輪そうめんをいただけるお店です。大正時代に建てられたという古民家の庭先で、旧家の風情を楽しみながらいただけます。
そうめん同様、奈良名物柿の葉寿司も一緒にいただけます。冬は、にうめん、春、秋は、釜揚げ、夏は、もちろん、冷やしをいただけます。
2-2 三輪山本
三輪山のふもと、女王卑弥呼の墓といわれている箸墓古墳(はしはかこふん)の近くに、三輪山本本社があります。1200年にも及ぶ歴史を持つ三輪そうめんを伝統の技法で作り続けています。
三輪山本のお食事処では、本物のそうめんのお料理をいただけます。お連れしたお客様が口をそろえて、「そうめんって、こんなにおいしかったんですね」と驚嘆されるお味をお召し上がりください。
もう一つ、お勧めポイントは、こちらでは、そうめんの手延べ体験ができます。うどんやそばと違って、そうめんは、ひっぱりながら細くしていきますが、それを体験できます。
実際に手延べで作った生のそうめんを、お持ち帰りできます。なお、そうめん体験は、1週間前までの予約が必要です。9~5月の間体験できますが、お休みもありますので、HP等でご確認をお願いします。
なお、三輪山本の本社ビルは、1960年に創設され、国内の優秀な建築作品に贈られるBCS賞や、JIA25年賞を受賞しています。周りの景観に溶け込む、ほんとに素敵な建物です。
2-3 今西酒造
酒造りは、三輪の地から始まったと、日本書紀には書かれています。三輪山は、古来、「三諸山(みむろやま)」「うま酒みむろの山」と呼ばれ、酒の神様としての信仰も集めています。
全国の蔵元、杜氏が集まる、酒祭りが大神神社で行われています。今西酒造は、三輪山の麓で、1660年創業の蔵元です。こちらでは、築120年の本屋、築170年の酒蔵を見学後、酒蔵横の利き酒コーナーで、数種の利き酒を体験できます。
提供されるお酒は、季節限定酒、蔵元限定酒など、季節などに合わせたものが用意されます。お土産には、利き酒に使ったお猪口が頂けます。利き酒体験は予約が必要ですので、蔵元に直接お問い合わせください。
2-4 町家ゲストハウス三輪
大神神社一の鳥居横で、古民家を改装した、4部屋(すべて和室)のみの、ゲストハウスです。ゲストハウスといえば、安いけれど、シャワーのみ、素泊まりのみというところが多い中、こちらは、なんと檜風呂があります。
中庭のなかを飛び石を渡って行く、本格的な檜風呂で、ヒノキの香りに包まれて、足をゆっくり伸ばして、旅の疲れを取ることができます。
また、オプションで、オーナーの奥様手作りの朝食もいただくことができます。三輪に泊まる最大のメリットは、早朝の大神神社にお参りできるということです。
2-5 味の風 にしむら
大神神社の最寄り駅JR三輪駅から、JRで一駅、JR桜井駅から徒歩10分のところにある、味の風にしむらをご紹介しましょう。味の風にしむらは、なんとミシュラン一つ星を連続で獲得しているお店です。
京都の料亭で修業をされたオーナーシェフの西村さんの創り出す、繊細で、優雅、そして季節を感じさせるお料理は、味は言うまでもなく、盛り付け、器すべてがマッチして、心から満足できることでしょう。
マンションの1Fにひっそりとある、隠れ家的和食のお店です。カウンター10席だけの小さなお店ですので、予約は絶対に必要です。
2-6 マルツベーカリー
JR桜井駅南口前にある、マルツベーカリーのパンはお土産にもおすすめです。長年地元の人から愛されているパン屋さんですが、その変わらぬスタイルに、全国から熱い注目が集まっています。
各種雑誌(リンネル2017年3月号等)やメディア(Smart News)などに取り上げられています。こちらのお進めめは、昔ながらのアンフライと、パピロという名前のクリームパンです。
昭和を感じさせるパッケージとお味、懐かしくて、お土産にたくさん買っちゃう人が続出です。
2-7 Café Magic×Mallet(カフェマジックマレット)
JR近鉄桜井駅(桜井駅は、JRと近鉄が同じところにあります)北口にある、Café Magic×Malletで一休みはいかがでしょうか。マジックマレットとは、打ち出の小槌のことです。
桜井は、元々材木の町でした。ログハウス風の外観、ウッディな店内には、大きな無垢テーブルがドーンとあります。壁には、昔、材木屋さんで使っていた版木や、大工道具などがセンスよくディスプレイされています。
ランチやスィートもとってもおしゃれであり、センス抜群のアクセサリーなども店内で販売されています。
3.まとめ
奈良にある大神神社、その周辺の地元の人が勧める穴場スポット、おすすめのお店をご紹介しました。日々の暮らしでたまった疲れやしんどさを癒すのには、大神神社がおすすめです。
三輪山の周りの澄み切った空気、霊気に触れるとき、きっと新しい一歩を踏み出せることでしょう。そして、帰りには、おいしいものをいただいて、ほっこりする観光を楽しんでください。
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