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明治神宮の観光を何倍も楽しむ!森や鳥居の歴史を知ることが大切

公開日:2021.12.03 更新日:2022.12.19

目次

明治神宮の歴史や見どころポイントを知りたいと考えていませんでしょうか。明治神宮は、初詣参拝客が日本一で有名広大な神社です。また、鎮守の森は都会の残るオアシスとして人々の癒やしのスポットになっています。

今回の記事では、東京でも人気の観光地の一つである明治神宮についておすすめ観光スポットや知って欲しい歴史について紹介いたします。ぜひ参考にしていただき、より明治神宮を楽しんでください。

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Pokke編集部
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1.明治神宮の歴史や概要について

明治神宮

明治神宮といえば、日本人であればだれもが1度は耳にしたことがある有名な神社です。最近ではパワースポットとしても人気です。原宿駅から徒歩5分という立地ながら、一歩敷地に入れば都会の中とは思えないほどの広大な森林が現れます。

特に、海外の方がよく観光で訪れる神社ですが、緑が沢山あって癒しスポットとしても大人気です。ちなみに初詣では日本一の参拝者数を集める神社としても知られています。そのほかにも大相撲横綱土俵入りや芸能人を始めとした各界の著名人もこの場所で結婚式をとり行っています。

それでは、まず明治神宮の成り立ちから説明します。実は、明治神宮はできてからまだ100年ほどしか経っていません。この神社は明治天皇と昭憲皇太后をお祀りするために作られた神社です。実在した人物を死後、神として祀るのは珍しいことですが、全く無いわけではありません。

明治天皇が即位したのは15歳で明治維新のときです。その生涯のあいだに日本の近代化を成し遂げたということで、国民からの人気も絶大でした。ですので、明治天皇が崩御された時は日本中が悲しみに包まれたそうです。

明治天皇のお墓は即位前に住まわれていた京都に作られたのですが、生涯の大半を過ごした東京にもなにか作ろうということになり、神社建設のプロジェクトが立ち上がりました。

国中の学者、政治家、実業家、そして10万人のボランティアが集まり、この場所で1915年に明治神宮の建設が開始されました。

神社とお寺の違いとは?日本人でもあまり知らない神道について

明治神宮は神道の神社です。普段私たちは初詣や合格祈願、安産祈願などで神社に足を運びますが、そもそも神道とはどのような宗教なのかあまり意識することはありません。

海外の方に神道と仏教の違いを聞かれてもなかなか上手く答えることが出来ないのではないでしょうか。神道とは、自然崇拝をもとにした日本独自の宗教です。ですが、仏教やキリスト教とは性格が異なります。

まず創始者や教義、教典もありません。もともと神道は、自然現象や祖先、多様な神々を崇拝する古代の信仰が融合して生まれたものなので、信仰に対する呼び名もありませんでした。

しかし、中国から仏教がきたときに仏教と古くからの信仰との区別をするために「神の道」を意味する神道という名称で呼ばれるようになりました。

現在まで神道が長く続いているのには、ひとつは神道が前向きな考え方や清らかさといった誰にでも親しみやすく、暮らしの中の行事や慣習に組み込まれているためでしょう。

同じく、深く生活に根ざしていている、お寺、仏教との違いは何でしょうか。神道と仏教の違いの一つは、死に対する考え方です。神道において、もっとも重要な概念は清らかさであるとされています。

神社に入る際に鳥居をくぐるという行為や足元の玉砂利が立てる音にも穢れを祓い身を清める効果があります。

2.明治神宮の観光を何倍も見どころポイント6選

2-1 観光スポット①「100年の想いが込められた鎮守の森」

明治神宮の周りを見渡すと、東京とは思えないほど見事な森が広がっています。この参道を歩くときは、五感を意識しながら、風や木々の存在が音としてしっかり感じてください。

実は、この森は全て100年前に人工的にデザインされた森です。それ以前には、ここはただの荒れ地で何もありませんでした。ちなみに、人工的に作ったと言っても、人が管理する人工林ではありません。

この100年間、この森は雑草や枯れ木の除去といった一切の手入れをしていないのです。一番最初に植林の配置だけ綿密に計算し、それ以降は自然のままに任せています。

現在、この鎮守の森は17万本以上の木々と3000種以上の動植物が存在し、完結した生態系を作りあげています。この規模で人間が介入せず、生態系を保持している森林を造り上げた例は、実は世界でも非常に稀です。

2-2 観光スポット②「神社にワイン樽について」

明治神宮の参道をまっすぐ歩いて行くと、道の両側に大量の酒樽が見えてきます。右側が日本酒、左側がワインです。神社にワインが奉納されているのは、明治天皇がワインが好きで、日本でのワインの普及に努力されたからです。

ワインの奉納は明治天皇がワインをたしなむと知ったブルゴーニュ東京事務所代表がブルゴーニュの醸造元に呼びかけて平成18年から始まったそうです。

神社に行くと酒樽が奉納されているのを見ますが、理由を知っていますでしょうか。

実は、神社とお酒は切っても切れない関係にあります。そもそも神社のもっとも根本となる役割は、稲作の豊作祈願です。古代から人々にとって一番重要な事は、当時からの主食であるお米が今年も十分に収穫できるかどうかそれに尽きます。

無事にお米が収穫できたならば、神様に感謝の気持ちを伝えるために、お米から作ったお餅と日本酒を捧げていたのです。日本酒というのはもともと単なる嗜好品ではなくて、儀式のために必要な物だったのです。

2-3 観光スポット③「日本一の大きさを誇るヒノキの鳥居」

しばらく歩くと2番目の鳥居が見えてきます。この大鳥居は日本で一番大きな木製の鳥居です。ヒノキですので近づいてみるとヒノキの自然な香りをかぐことができます。実はこの鳥居は日本の木で作られたものではなく、台湾で育ったタイワンヒノキで建てられています。

ここだけではなく、靖国神社をはじめ多くの神社仏閣に台湾ヒノキが使われています。これだけの規模の鳥居や神門を作るには、樹齢1000年以上の大きなヒノキを使わなければなりません。

ちなみに、こちらの大鳥居は現在二代目にあたります。阿里山のヒノキで作られた一代目大鳥居も1960年代には老朽化が進んでいました。そこで材木商の方が阿里山に何度も出向き、立派な大木を探し続けたそうです。

ようやく見つかったのは樹齢1500年を超える大木でした。標高3300メートルの山奥にあったそうです。明治神宮と靖国神社に奉献することを聞いた台湾の人々は積極的に協力したと伝えられています。

2-4 観光スポット④「四季折々の色鮮やかな庭園」

この御苑だけは例外で四季折々の色鮮やかな美しい庭園が楽しめます。春にはスミレ、ヤマブキ、サクラが咲き木々の若葉が芽吹いています。

夏にはヤマツツジやショウブが咲き、秋には紅葉が楽しめます。そして冬は雪の降る日でも葉を失わない常緑広葉樹の森なのです。

それでは、御苑北門から入場してみましょう。入場して初めに見えてくるのが隔雲亭(かくうんてい)です。隔雲亭から見下ろす場所にはお釣り台があります。隔雲亭のお庭の近くから見下ろすのが一番いい風景です。

お釣台を過ぎると、曲がりくねった菖蒲園(しょうぶえん)に出ます。この菖蒲園は明治天皇が昭憲皇太后のために植えさせたもので現在も大切に守り育てられています。

2-5 観光スポット⑤「パワースポット清正の井戸」

この御苑の一番奥にはパワースポットとして有名な清正井の井戸(きよまさのいど)があります。都会では珍しい湧水の井戸で、昔から「清正井」といわれ加藤清正が自ら掘ったとされています。

名前の由来はこの土地に屋敷を構えていた加藤家にあります。虎退治で有名な加藤清正の子である加藤忠広が住んでいました。その場所に加藤清正も住んでいたかは実は不明らしいのですが、その子供が住んでいた事により、加藤清正が堀った井戸であるという伝説となり、現在にいたるのです。

また、井戸の水源やその作りについて謎な事も多く「築城の名人であった加藤清正ならではの技術が使われたのでは?」という噂もその名前の由来に一役かったそうです。

そんな井戸は未だに枯れる事なく毎分60リットルもの水が流れ続けています。パワースポット目当てで明治神宮を訪れてみても良いです。

2-6 観光スポット⑥「ご神木夫婦楠や大御心」

参道をまっすぐ進み、最後の大鳥居をくぐると正面には壮大な造りの社殿が見えてきます。まずは、左手にある手水舎(ちょうずや)で手と口を水でゆすぎ、清めてから参拝に向かいましょう。社殿の左手には存在感のある二本の楠があります。

締め縄で結ばれ、夫婦楠(ふうふくすのき)と呼ばれるこの二本のご神木は、夫婦円満・家内安全の象徴として、また縁結びの効果があるという噂が広まり人気の参拝スポットとなっています。

ちなみにこのご神木の由来は、明治天皇と昭憲皇太后がとても仲が良かった事から、夫婦円満や家内安全や縁結びのご利益があると言われています。とても微笑ましい由来です。

3.明治神宮を訪れた方の口コミまとめ

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。明治神宮はデートにも、一人で訪れるのでもおすすめしたい東京の観光スポットです。

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