魔女の宅急便のモデル都市を観光しました!クロアチアの旅行体験談
公開日:2021.12.03 更新日:2022.12.19
ジブリアニメ「魔女の宅急便」のモデルともなった都市であるドブロブニクがあるクロアチアに訪れてみたいと考えていませんでしょうか。世界40か国以上を旅行した友人も、「ドブロブニクが一番良かった」というほどで、絶景都市として知られています。
今回の記事では、そんなドブロブニクを目指して、クロアチアの首都のザグレブからドブロブニクまで、クロアチアを縦断したその時の経験を紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
株式会社MEBUKU
Pokke編集部
1.クロアチアで訪れるべきおすすめ観光スポット8選
1-1 クロアチアのおすすめ都市「ザグレブ」
ザグレブはクロアチアの首都です。大きなビルや建物はほとんどないですが、街の中心に観光スポットが集まっています。
クロアチアに行ったのは12月の始めだったので、ザグレブではクリスマスマーケットも楽しむことができました。
■観光スポット①「イェラチッチ広場」
イェラチッチ広場はザグレブの中心に位置している広場で、街のシンボル的存在となっています。そして、広場の中央にあるイェラチッチ総督の銅像は、地元の人の待ち合わせ場所の定番のようです。
イェラチッチ広場はクリスマスマーケットの中心ともなっているようで、多くのイベントが開催されていました。大きなテントの中では多くのフード屋台が出店しているだけでなく、ライブも行われており、昼間からとても盛り上がっていました。
イルミネーションもきれいに施されており、夜遅くまで楽しむこともできます。そんなイェラチッチ広場の周辺にはデパートやホテルも集まっており、旅行中に滞在するにはぴったりでしょう。
■観光スポット②「ザグレブ大聖堂」
イェラチッチ広場から徒歩5分ほどのところにあるザグレブ大聖堂は、高さが105mもあり、クロアチアで最も高い建物として知られています。
そして、このザグレブ大聖堂の中には誰でも無料で入ることができます。行った際は中に進むのも一苦労なほど大混雑をしていました。
入ってすぐ右側には、マリア画があり、皆ろうそくも火を点してお祈りをしていました。ろうそくは目の前にたくさん置かれていて自由に点すことができるので、ぜひ周囲の人を真似てお祈りをしてきましょう。
そして、正面には巨大なステンドグラスが複数あり、とても豪勢な作りになっています。観光客だけでなく地元の人も多くお祈りに来ているようで、とても厳粛な雰囲気の教会でした。
■観光スポット③「トミスラフ広場」
ザグレブ中央駅の正面には、トミスラフ広場が広がります。ここはトラムの出発点となっており、ザグレブの観光の起点となっています。この広々とした広場の奥には、宮殿のような黄色い建物のアートパビリオンが建っています。
普段は芝生が美しい広場ですが、行った際には広場全体がスケートリンクとなっていました。地元の若者を中心に大人気だったこのスケートリンクは、夜になるとスポットライトと音楽が加わり、ちょっとしたクラブのような雰囲気になっていました。
スケートに挑戦しようと思いましたが、あまりに周囲の人のレベルが高いので諦めました。誰一人転んでいる人もおらず、もしかしたらザグレブの若者は普段から滑り慣れているのかもしれません。
1-2 クロアチアのおすすめ都市「スプリト」
スプリトはザグレブとドブロブニクの間にある、クロアチアの中心部の都市です。バスの乗り換えのために1泊立ち寄っただけでしたが、想像以上にスプリトは美しい町でした。
ガイドブックでは目立って紹介はされていませんが、クロアチアのリゾート感あふれる素敵な都市です。
■観光スポット④「プロムナード」
スプリトのプロムナードとは、海岸沿いの大通りを指します。この通りには高級ホテルやカフェ、雑貨店などが集まり、スプリトのメインストリートとなっています。12月にはザグレブほどではないですが、クリスマスマーケットも開催していました。
この通りにはヤシの木も多く植えられ、まるでリゾート地のような雰囲気になっています。そして、ゆったりとしたアコースティックギターのミュージックも流れており、海を眺めながら何時間でも座っていられるような空間でした。
夜になると、ホテルやお店に光が海に反射し、とても幻想的な空間になります。この周辺は夜遅くでも人が多く、ライトアップを楽しむには最適です。
フェリーターミナルの近くにはおしゃれなレストランやバーが多くあるので、ディナーでの利用にとてもおすすめです。
■観光スポット⑤「ディオクレティアヌス宮殿」
スプリトには旧市街がありますが、実はそれ全体がディオクレティアヌス宮殿の跡地となっています。そして、東西南北の4つにある門から旧市街に入るという、少し変わった街の作りになっています。旧市街の中にはレストランやショップ、ホテルがありますが、所どころに宮殿の遺跡が見られます。
そして、ディオクレティアヌス宮殿の地下にも入ることができるのですが、そこにはお土産ショップが数多く並んでいました。ジュエリーショップから、雑貨、食べ物までなんでもそろっており、宮殿見学よりもショッピングがメインとなってしまいました。
ディオクレティアヌス宮殿はあまりに大きく、本当に1つの街として成立してしまうほどです。至る所から姿を現す遺跡は冒険気分を味あわせてくれました。
1-3 クロアチアのおすすめ都市「ドブロブニク」
スプリトからバスで4時間かけてようやくドブロブニクに行くことができます。ドブロブニクに行く際は、ひたすらアドリア海沿いの道を進むのですが、青々とした海に太陽が反射する景色はずっと見ていても飽きませんでした。
そんなドブロブニクは、12月でも晴れた日にはコートがいらないほど暖かく、とても過ごしやすい気候でした。
■観光スポット⑥「旧市街」
ドブロブニクのメイン観光スポットといえば旧市街です。旧市街は城壁に囲まれており、東西に位置する門から中に入ります。この城壁には実際に上ることができ、城壁の上を一周しつつ、旧市街の上からの景色を楽しむことができます。
オレンジ色の可愛らしい屋根は、上から見るとまるで絵画のようです。旧市街の中でも一番盛り上がっているエリアがプラツァ通りです。このプラツァ通りは旧市街のメインストリートで両側に多くのお店が並んでいます。
しかし、残念ながら12月の閑散期はお店の7割近くが休業中でした。これはプラツァ通りに限らず、旧市街全体がそうで、パラパラとお店が営業しているという感じでした。
そういったショッピングの他にもオノフリオの大噴水、聖イグナシオ教会、ドブロブニク大聖堂など多くの見どころがあります。中心地ではマーケットが開催されており、ドブロブニク名産のラベンダーやオレンジが多く売られていました。
ガイドブックに載っているエリアだけでなく、旧市街の隅々まで歩いてみると多くの発見があり、とても楽しいです。
■観光スポット⑦「シティハーバー」
シティハーバーは旧市街を東側の門から出たところにある海岸です。ここにはボートが集まっており、ドブロブニク周辺の島への出発点となっています。
この海岸沿いをずっと東に進んでいくと、カフェやレストラン、ホテルなどが多くあります。アドリア海を一望しながらゆっくりと休憩をするのも最高です。
また、このエリアにはビーチもあるので、夏場はそこで海水浴を楽しむのもいいでしょう。ちなみに冬場は泳いでる人はいませんが、ビーチで読書やヨガをしてる人が多くいました。
■観光スポット⑧「スルジ山」
旧市街の裏側あるスルジ山は、標高412mの山で、展望台からは旧市街とアドリア海を眺めることができます。その展望台には遊歩道でも行けるようだったので、私は旧市街側からひたすら頂上を目指して山を登りました。
ですが、民家の庭に侵入してしまったり、車の通りの激しい大通りに出てしまったりなど、明らかに間違った道を進んでいることに気が付き、途中で引き返しました。
遊歩道があるのは確かですが、展望台までの案内もなく、狭い道を進むことになります。ですので、徒歩で展望台へ向かう際には、細かく経路を調べていく必要がありそうです。
ちなみにこの遊歩道は、しっかりと舗装されておらず長い道のりなので、歩きやすい靴で行くようにしましょう。1時間程度で展望台に行けるようですが、結構な体力を必要とするので、観光の場合はロープウェイを使うのが一番無難です。
展望台からの景色は絶景なので、ぜひドブロブニクに滞在した際はスルジ山を登りましょう。
2.クロアチアの絶品グルメはこれ!旅行の際に食べるべき料理
2-1 クロアチアのおすすめグルメ「シーフード」
感動するくらいおいしかったのが、ドブロブニクで食べたシーフードです。写真のものはムール貝のトマトリゾットとエビのクリームパスタです。両方とも日本でも食べられるようなメニューですが、ドブロブニクで食べたもののほうが断然おいしかったです。
アドリア海で採れた新鮮な魚介を使ったこれらの料理は、とにかく出汁がしっかりと出ていて、口に入れた瞬間にうまみが感じられます。
実は貝類が苦手で日本ではムール貝を口にしないのですが、ドブロブニクのムール貝はおいしいと感じ、いくつも食べてしまいました。貝独特の臭みがないというか、とても食べやすく、プリプリな食感からも新鮮なのがわかりました。
ドブロブニク滞在中に数件のレストランに行きましたが、どこもとてもおいしいです。ですので、ガイドブックやネットで必死になっても人気店を探さなくても、どのレストランでもおいしい料理が食べられます。
まさに、各レストランのシェフの腕以上にアドリア海の魚介が料理をおいしくしている証拠でしょう。
2-2 クロアチアのおすすめグルメ「ロジャータ」
クロアチアの伝統的なお菓子の1つが、日本のプリンによく似たロジャータというお菓子です。しかし、プリンよりも少しかたく、甘さも控えめです。
というのも、ロジャータにはバラのリキュールが使われているため、ほんのりとした苦みが感じられるのです。
ちょっと大人なブリンとも表現できるロジャータは、クロアチア料理のレストランであればほとんど置いてあるので、ぜひ食後のデザートとして食べてみましょう。少し甘めのコーヒーとの相性もばっちりでした。
3.クロアチアの気になる疑問に答えます!
3-1 クロアチアの治安はどうだった?
スプリト、ザグレブに関しては、リゾート的な雰囲気が強く、人も穏やかで治安はとてもよかったです。一方でザグレブは、人の数も多いですし繁華街も多くあります。
ですので、他の国の観光都市と同じように、置き引きやスリには気を付ける必要があります。教会の中を見ているときに、やたらと近づいてくる人がいました。
教会の中などは暗いことからもスリをはたらきやすくなっているので、常にバッグには気を付けておく必要があります。また、人が集まるクリスマスマーケットも注意が必要です。
3-2 クロアチアの物価は高い?
ザグレブ、スプリトの物価は日本と変わらないように感じましたが、ドブロブニクのみ若干物価が高めという印象です。ドブロブニクはほぼ観光業だけで成り立っているような都市なので仕方がないですが、レストランでの食事には1人2000円程度かかります。
また、私が行ったのは12月だったため観光客が少なくホテルも安く泊まれましたが、真夏のドブロブニクは、ヨーロッパ中から豪華客船が到着します。
そのため、ホテル代もかなり高くなるので、少し時期を外したりするのがいいでしょう。
3-3 クロアチアへの行き方は?
行きはトルコのイスタンブールで乗り継ぎザグレブへ、帰りはドブロブニクからザグレブとイスタンブールで乗り継ぎ日本という経路で帰ってきました。帰りは2回も乗り継ぎがあったので、丸1日以上かかってしまいました。
しかし、夏であればドブロブニクからのフライトが増えるので、フランクフルトなどヨーロッパのハブ空港を利用し、乗り継ぎ1回で済ませることができます。
そういったフライトも毎日運航しているわけではないので、スケジュールを立てる際には最初にフライトを確認するのがいいでしょう。
4.まとめ
以上のようにクロアチアの3都市を訪れましたが、どの都市も異なる雰囲気で、それぞれ楽しむことができました。特にドブロブニクではおいしい料理に絶景と大満足でした。
日本ほどインフラが発達していないクロアチアでは都市間の移動も多少不便ではありますが、ゆっくりとバスに揺られて移動するのもそれはそれで楽しかったです。
クロアチアはまだまだ日本人の観光客は少ないですが、アドリア海に面した本当に美しい国です。ヨーロッパの国の中でも特にお気に入りでもあるので、ぜひ絶景を目指してクロアチアへ行ってみましょう。
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