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芸術好きなら1度は観光したい!音楽の都ウィーンの旅行体験談

公開日:2021.12.07 更新日:2022.12.19

目次

音楽で有名なウィーンを一度は訪れてみたいと考えていませんでしょうか。ウィーンは音楽の都として知られている通り、モーツァルト、シューベルトなど有名音楽家の出身地です。そして、ウィーン中心部には宮殿も集まっており、当時の貴族の生活を見ることができます。

今回の記事では、そんな魅力満載のウィーンに2泊だけ滞在した旅行体験を紹介しています。それでは全く足りないくらい見所が多かったのですが、おすすめ観光スポットを厳選したので参考にして下さい。

株式会社MEBUKU

Pokke編集部
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1.ウィーンで訪れるべきおすすめ観光スポット6選

1-1 観光スポット①「ベルヴェデーレ宮殿」

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まず最初に観光したのがベルヴェデーレ宮殿です。ベルヴェデーレ宮殿は、プリンツ・オイゲンの命によって建てられた離宮で2つの宮殿から構成されています。その見事な作りから、バロック様式の最高傑作ともいわれており、オーストリアの通貨にも採用されています。

時間がなく、中には入ることができませんでしたが、そのすばらしい外観と庭園だけでも十分満喫することができました。庭園もとても広いのでゆっくり見て歩くだけで30分以上はかかります。

そして、庭園の中央には池があり、晴れている日にはまるで鏡のようにベルヴェデーレ宮殿が映し出されます。しかし、残念ながら私が行った日は曇りだったので、その絶景を見ることができませんでした。そのため、なるべく晴れの日に行くことをすすめます。

ちなみに中は美術館になっているようで、クリムトやシーレの作品を見ることができます。ナポレオンの像もあるようなので、歴史好きの人は楽しめるでしょう。

1-2 観光スポット②「シェーンブルン宮殿」

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シェーンブルン宮殿は他の主要観光スポットとは違って唯一中心から少し離れたところにあります。私は地図で見たところそこまで遠くに見えなかったので歩いて行ったのですが、ウィーン市庁舎などの中心地からは1時間半近くかかりました。

そのため、電車で行くのが通常ですが、シェーンブルン宮殿への道にはマーケットがあったりおしゃれなカフェがあったりなど、歩いているだけでも楽しい道のりでした。

そして、肝心のシェーンブルン宮殿ですが、ベルヴェデーレ宮殿とは異なり黄色い外壁が特徴です。ハプスブルク家の離宮であったこの宮殿は、実際に中に入って見学をすることができます。

そして、日本のオーディオガイドをかりることができるので、1つ1つの部屋の説明を聞くことができます。豪華な部屋の作りとは裏腹にそこで暮らしていたエリザベート皇后の悲しい人生など、当時の貴族の物語を知ることができます。

そこでのストーリーを聞くと、宮殿の見え方も変わってくるので、より一層興味を持つことができました。もちろん、煌びやかな内装の宮殿は一見の価値ありです。

1-3 観光スポット③「ホーフブルク宮殿」

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ホーフブルク宮殿は、13世紀に造られたハプスブルク家の王宮です。その後は増築を繰り返し、オーストリア連邦大統領の皇帝、冬季乗馬学校、宮廷図書館を併設した複合施設となっています。

そして、宮殿の目の前の広場は市民の憩いの場となっているようですが、オーストラリアの祝日だったようで、自衛隊のイベントが開催されていました。

広場中にヘリコプターや戦車などが展示されており、屋台も多く出店していました。観光客だけでなく、地元の人も多く集まっておりとても盛り上がっていました。

テントの中ではライブも行われており、地元のおじさんと一緒にお酒を飲むなど、イベントならではの経験もできました。軍によるマーチングも見ることができ、とても貴重な経験ができてよかったです。

ホーフブルク宮殿では、年間を通して多くのイベントが開催されているようなので、事前に調べていくといいでしょう。

ちなみにイベントが開催されていると、宮殿自体は閉鎖されてしまい、近くに行くことも難しく、ゆっくり見ることができません。そのため、ホーフブルク宮殿をゆっくり見たい、という人はイベントと被らないようにするのがいいでしょう。

1-4 観光スポット④「シュテファン大聖堂」

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シュテファン大聖堂は、何度も登場しているハプスブルク家の墓所であり、ウィーンのシンボルでもあります。高く聳え立つ塔は遠くからでもよく見え、どこに位置するかが一目瞭然です。

そして、屋根に様々な色の瓦が使われていることで有名なシュテファン大聖堂は、近づいてく度に瓦の色の変化を楽しむこともできます。

また、シュテファン大聖堂には10を超える鐘があり、定期的にならされます。その鐘の音が聞こえてくると、なんだか自分がウィーンにいることを強く実感させられます。

棟の高さにしろ、鐘の音にしろ、実際にそれらを体感すると、シュテファン大聖堂がウィーンのシンボルといわれる理由がわかる気がします。

棟の頂上にも上ることができるようで、そこからはウィーンの景色が一望できます。ただし、その絶景を見るには350を超える階段を上らなければいけないので、体力に自信のある人は挑戦してみましょう。

1-5 観光スポット⑤「ウィーン楽友協会」

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ウィーン楽友協会とは、クラシック音楽の団体のことで、この建物内に本部が置かれています。その団体には、ヨハネス・ブラ―ムスやアルフレッド・ブレンデルなど名立たる音楽家も参加しており、多くの人のあこがれとなっていたようです。

そんなウィーン楽友協会は、その音響のすばらしさから「黄金のホール」と称され、クラシックコンサートも定期的に開催されています。しかし、ものよっては入手困難であったり、とても高かったりということがあるようです。

私は中には入らず近くを通っただけですが、入口付近で合唱団の人が歌の練習をしていて、それを聞くことができました。練習といってもとても高いクオリティーで思わず立ち止まってしばらく聞いてしまいました。

「黄金のホール」では一層美しく聞こえるはずですから、いつかはウィーン楽友協会でのコンサートを体験してみたいと思います。

1-6 観光スポット⑥「市庁舎前広場」

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まるで教会のような作りの市庁舎の前には、緑と共に広場が広がっています。この広場もイベントの開催地としてよく使われ、年間を通してにぎわっています。

訪れた時には、ホーフブルク宮殿で行われていた軍のイベントの一環として、フード屋台が多く出ていました。また、スポーツカーの展示もされていました。

もちろんイベントが開催されているのは楽しいですが、広場は大混雑しており、市庁舎をゆっくり見学することができませんでした。

市庁舎前広場では、夏には音楽映画フェスティバル、冬にはスケートリンクやクリスマスマーケットで盛り上がるようなので、その時期に行くのも楽しいでしょう。

2.ウィーンを観光したら食べて欲しい絶品グルメはこれ!

2-1 おすすめグルメ①「ザッハトルテ」

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ザッハトルテとはウィーン発祥のチョコレートケーキです。ウィーンのカフェであれば大抵おいてあるほど定番のスイーツです。普通のチョコレートケーキと違うところといえば、中にあんずジャムが入っていることでしょう。

そして、ザッハトルテはとても濃厚です。フォークを入れた時に、少し力を入れないとフォークが入っていかないほどで、ずっしりとしたチョコレートの重みが感じられます。チョコレートの味がとってもしっかりしていましたし、私が食べたものはほんのりと苦みもありました。

そのあまりの濃厚さから一切れ食べると、チョコレートを満喫した、という気分になりました。このザッハトルテはデルメというカフェのものが有名なようです。そして、通常はケーキの横にホイップクリームが添えられています。

しかし事前に何も調べず、近くにあったカフェに何も考えずに入ってしまったので、ホイップクリームのないものが提供されました。もちろん味はおいしかったですが、本物を味わえなかったような気がしてしまい残念でした。

ザッハトルテはお店によって作り方も若干異なるようなので、滞在日数が長いのであれば2、3件行ってみるのもいいかもしれません。

2-2 おすすめグルメ②「ランゴッシュ」

ランゴッシュとは元はハンガリーのお菓子ですが、ウィーンでもよく食べられているようです。ランゴッシュは一言でいうと揚げパンのようなスナックです。この顔よりも大きいスナックはイベントの屋台では定番の食べ物のようで子供たちが群がっていました。

シンプルな粉砂糖だけまぶされたものを買いましたが、中にはサワークリームやクリームチーズなどをトッピングしたものもあるようです。

とてもボリュームがあるように見えますが、サクサクとしていて中は割と空洞になっています。そして、後まで飽きずに食べることができるので、屋台で見かけた時にはぜひトライしてみましょう。日本では見かけることのない大きさの食べ物なので、いい土産話になります。

3.ウィーンの気になる4の疑問に答えます

3-1 ウィーンの治安はどうだった?

ウィーンは比較的治安のいい場所とされていますが、それでも置き引きやスリは多発しています。そのため、ショッピングや観光に夢中になって、バッグから目を離さないようにしましょう。

電車やバスの中でも混雑している場合はスリに狙われることがあるようなので、気を抜いてはいけません。また、私がウィーンに行った際は、夜になると一気に街中から人が減りました。

時期が10月というのもあったかもしれませんが、夜遊びはせずに暗くなる前にホテルに戻るのがいいでしょう。

3-2 ウィーンの物価は高い?

ウィーンの物価は日本と同じくらいで、特に物価が高いとは感じませんでした。レストランやカフェは、ほとんど日本と変わりません。ホテルも3つ星ホテルで一泊10000円程度です。電車やトラムも2ユーロ程度で乗れたので、特に出費がかさむこともありませんでした。

しかし、コンサートや演劇を見る場合にはチケット代だけで100ユーロ超えることは普通です。その場合は、少し多めにお金を持っていくといいいでしょう。

3-3 ウィーンを訪れるのにおすすめの季節は?

ウィーンで一般的な観光を楽しみたいのであれば、4月~9月が気候も暖かくおすすめです。この時期であれば花もたくさん咲いているので、宮殿の庭園の景色もより楽しむことができます。

一方で、オペラや合唱を楽しみたいのであれば、イベントが多い年末辺りがおすすめの時期になります。しかし、この時期だとウィーンはかなり冷えますし、天気もどんよりしてしまうので、宮殿での景色は半減してしまうかもしれません。

そのため、ウィーンに行く際には、何をしたいかによって時期を選ぶといいでしょう。

3-4 ウィーンのおすすめのお土産は?

まず、ウィーンの定番のお土産といえば、モーツァルトチョコレートです。球体の形に放送されたチョコレートには、モーツァルトの写真がプリントされています。

一口サイズのこのチョコレートの中にはピスタチオが入っていて、とてもおいしいです。小袋に入ったものも売っていたので、バラマキ土産におすすめです。

次に私が買ってよかったと思うものはかぼちゃオイルです。かぼちゃオイルは日本や他の国でも見たことがなかったので、興味本位で購入をしてみました。後から調べてみるとかぼちゃオイルはオーストリアの特産品のようで、家庭料理によく使われているとのことです。

見た目は黒くてドロッとしているので少しグロテスクですが、味はそこまで癖がなく、サラダにかけて食べるととてもおいしくいただけました。瓶なので少し持ち帰るのが大変ですが、現地でしか手に入らないので、ぜひ購入することをおすすめします。

お土産用の小瓶を売っているスーパーもあったので、それを購入するのもいいでしょう。最後にザッハトルテもお土産用としてホールで売られていました。

賞味期限が近いことや夏場は持ち運びができないことが難点ですが、お土産としては喜ばれること間違いなしです。

4.まとめ

ウィーンは宮殿に音楽、どの場所に行っても上品な雰囲気が感じられました。そして、人もとても優しく、短い滞在期間でしたがとても楽しく過ごすことができました。

ウィーンは年間を通して多くのイベントが開催されています。そのため、そういったイベントを通して地元の人と交流をしたり、オーストリアの文化を感じてみたりなど、通常の観光以上の体験ができます。

ウィーンはプラハやブタペストなど近隣国の観光都市とのアクセルもいいので、中欧をまとめて旅行するのがとてもおすすめです。

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