豪華で美しいマドリード王宮の見どころを紹介
豪華絢爛な家具や有名絵画と世界最高峰の装飾品コレクション
歴代のスペイン国王が住居としてきた豪華な王宮。
現在もスペイン国王の公式の宮殿ですが、現国王はこの宮殿には住んでおらず、公式行事に使用されています。
端正な外観からは想像もつかない、贅の限りを尽くした内部の装飾は実に見ごたえがあり、その床面積は、なんとヨーロッパ最大という宮殿です。
王宮は、マドリード市内の中心部に位置しているので、比較的アクセスしやすいロケーションです。
最寄りの駅は、地下鉄2・5・R号線の「オペラ」駅から徒歩5分。
晴れた日の、王宮からの眺望もたいへん素晴らしいので、スペイン広場からのんびりと歩いてみるのもおすすめです。
地下鉄の駅「プラサ・デ・エスパーニャ」で降り、地上へ上がると、スペイン広場がみえます。
広場の真ん中に、「ドン・キホーテとサンチョパンサの像」があるのですぐにお分かりになるでしょう。大きな樹木に囲まれ、真ん中には噴水があります。
さらに進むと、右手に大きな王宮の建物が見えてきます。スペイン広場からゆっくり歩いて10分くらいです。
王宮へ入ると、大階段が広がっています。
まず、天井が非常に高いということに注目してみてください。
なぜこんなにも天井が高いかといえば、昔は、馬車に乗ったまま階段を登っていたのです。
ですから、このように開放的な空間を作り出していたのですね。
ここは、写真撮影をしてもよい場所です。
美しいフレスコ画が描かれた天井や美しい装飾の施された手すりや階段をバックに写真を獲るのがおすすめです。
階段を上ると最初のお部屋は「玉座の間」です。
ここから先、王宮内は、一切写真撮影が禁止されておりますのでお気をつけください。
また、展示物や絵画、彫刻などに触れることも固く禁じられております。
黄金の間は、かつては壁が黄金の絹で覆われていたそうです。
それで「黄金の間」と名づけられたのでしょう。
つづく「カルロス4世の部屋」には、「イノシシ狩り」などのスペインの有名画家ゴヤの絵が4枚飾られています。
王宮内部は、お城を美術館にしたといってもいいくらい、貴重な絵画の宝庫になっています。
そして、中央に据えられている時計は、スペイン王室のコレクションの中でも、最も豪華な時計であると言われています。
次は、中国風の装飾が施された「中国の間」、部屋中が磁器で飾られた「磁器の間」、などがあります。
ヨーロッパの宮殿によくみられるのが、このような東洋の間。
ヨーロッパ人にとっての東洋は、昔から非常に強い憧れがあったようで、想像の東洋をイメージして装飾されたものも多く、日本人から見ると、なんとなく違和感があるかもしれませんね。
また、時間ガあれば、併設されている王室薬剤局と王室武具博物館にもぜひ立ち寄ってみてください。
王室薬剤局では、昔の調剤用具や王室ファミリーの処方箋などを見ることができ、王室武具博物館では、スペイン王室ゆかりの武器などがみれるのでおすすめです。
施設情報
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