Pokkeと巡る旅 #04
0. グラバー園ってどんな場所?
グラバー親子と日本近代化を巡る旅
Pokkeと巡る旅とは、歴史、宗教、文化、建築、偉人、環境の6つの視点で世界を旅するツアーを紹介するものです。 知的好奇心を満たす新しい旅の形をお届けします。
4つのパートでグラバー親子と日本近代化を巡る
今回の「Pokkeと巡る旅」では、「グラバー親子と日本近代化」について巡ります。
最初の3つのパートで、父・グラバーと明治維新、グラバーと日本近代化、そして倉場富三郎の生涯と功績について知り、グラバー園が有名である所以を学んでいきましょう。最後のパートでは、グラバー親子の功績を辿るツアーにご案内致します。
0. グラバー園の背景にはグラバー親子の日本近代化がある
グラバー園はトーマス・ブレーク・グラバーと、その息子である倉場富三郎が住んでいた旧邸宅です。
2015年には「明治日本の産業革命遺産」という世界遺産の一つとして登録されました。日本で一番古い洋風の木造建築としても有名です。
グラバー園が世界遺産に登録された背景には、グラバーと倉場富三郎が日本近代化にもたらした功績があります。
それでは、グラバーと倉場富三郎の親子はどのようなことをしたのでしょうか。
1. 父・グラバーと明治維新
トーマス・ブレーク・グラバーはイギリス人の実業家。
グラバーは幕末、長崎で輸入業を行いました。
主に武器を土佐藩、薩摩藩に販売し、坂本龍馬らが推進した倒幕派を支えました。
こうしたグラバーの幕末の動きは、映画『天外者(てんがらもん)』をはじめとする物語でも残されています。
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2. 父・グラバーと日本近代化
グラバーは武器輸入だけではなく、日本に産業革命をもたらしました。
ソロバン・ドックとよばれる修船場。
100年以上続いた洋式竪坑、高島炭坑。
キリンビールの製造、販売。
今でも長崎や東京で見学できるものばかりです。
プライベートではツルという日本人女性と結婚し、子供を二人もうけています。
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3. 子・倉場富三郎の功績と悲劇
グラバーの息子である倉場富三郎もまた実業家です。
富三郎は水産学に興味があり、船を輸入して日本初のトロール漁業を取り入れました。
日本四大魚譜に数えられる「グラバー図譜」を編纂します。
富三郎は日英の親交にも注力し、雲仙ゴルフ場や長崎内外倶楽部など、社交の場を設けました。
しかし、晩年は不遇に暮らし、自分で命を絶ってしまいます。
富三郎のグラバー図譜は今でも残っています。また、彼の功績を伝える本も多々あり、読んでみるともっと深められるでしょう。
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4. グラバー親子を巡るツアー
グラバー親子二代は波瀾万丈な人生を歩みました。長崎で二人の功績を巡るツアーもお楽しみいただけたらと思います。
グラバー親子を深めるのであれば、グラバー園は外せないでしょう。
グラバーだけに絞ると、主にソロバン・ドックなどの産業革命についての遺跡が残っています。富三郎には、長崎内外倶楽部といった、日英親交の場が残されています。
グラバー園のほかに、個人にかかわる場所を観光してみても面白そうです。
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まとめ
グラバー親子の功績は日本近代化にあります。
グラバーは明治維新と産業革命。
富三郎もまた産業革命と、日英友好への尽力です。
こうしたグラバー親子二代が長く住んでいた住居だからこそ、グラバー園は世界遺産に登録され、見応えのある観光スポットになりました。
それぞれの個人のゆかりの地も巡ってみるとよく理解できるでしょう。
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