山梨のおすすめワイン6選!受賞歴がある人気ワインも徹底紹介
公開日:2021.11.20 更新日:2023.09.28
本記事内にはアフィリエイト広告を利用しています
山梨の美味しいおすすめワインを知りたいと考えていませんでしょうか。山梨県は、富士山を中心とした富士五湖周辺など、自然豊かで、風光明媚な観光地がいっぱいです。
また、山梨県は、ブドウ、もも、いちご、さくらんぼなど、豊かな大地の恵みがいっぱいのフルーツ王国としても知られています。とりわけ、ぶどう栽培の歴史は、長いです。ぶどうが山梨に根付いて、800年になるといわれています。
気温の日較差、年較差が大きく、比較的乾燥し降水量が少ない、山梨の中央高地式気候は、ブドウの栽培に最適です。そんな山梨で、丹精込めて造られるワインについて、厳選して紹介します。
株式会社MEBUKU
Pokke編集部
最初に山梨ワインの歴史と特徴について
山梨ワインの歴史は、明治維新にまでさかのぼります。明治政府の殖産興業政策を受けて、明治3年ごろ、甲州種と山ブドウを使った、日本で初めての葡萄酒共同醸造所が山梨にできました。
ワインが葡萄酒と呼ばれていたころから、およそ150年。甲州種ブドウから、山梨ワインの礎である、甲州ワインが作られました。
先人たちのたゆまぬ努力で、甲州ワイン、そして山梨ワインは、磨き抜かれ、日本を代表するワインに、そしてさらには、世界が認めるワインへと発展してきました。
すっきりとして、さわやかな山梨ワインは、とりわけ、和食にぴったりです。
受賞歴がある!山梨ワイナリーのおすすめワイン2選
山梨おすすめワイン① 中央葡萄酒 キュヴェ三澤明野甲州
中央葡萄酒は、山梨県甲州市にある社員25人の小さなワイナリーです。1923年創業で、現代表で4代目です。その中央葡萄酒が、日本固有のワイン用ブドウ「甲州」にこだわって、造ったワインです。
世界90か国以上で発行されるロンドンのワイン情報誌「デカンター」が主催する「デカンター・ワールド・ワイン・アワーズ」で、2014年と2015年の2年連続で、日本で初めて最高賞の金賞を受賞しました。
その受賞したワインが、キュヴェ三澤明野甲州です。ブドウ栽培からこだわった甲州の特別限定醸造フラッグシップワインです。
口当たりはなめらかで緻密であり、辛口で引き締まった酸味と熟れた果実の味わい、ミネラル感が口中で豊かに広がります。
山梨のワインが、日本のワインが世界に認められたこの味わいを、ぜひあなた自身の目で、舌で感じてください。
山梨おすすめワイン② 白百合醸造 ロリアン・マスカット・ベーリーA
山梨県勝沼にある白百合醸造は、昭和13年創業で、現代表で3代目となるファミリーワイナリーです。そのフラッグシップワインのロリアン(L’ORIENT)は、フランス語で東洋を意味します。ヨーロッパに負けない、高水準のワインを目指して名付けられました。
その白百合醸造のロリアン・マスカット・ベーリーA樽熟成2015が、日本ワインコンクール(Japan Wine Competition)2016で、金賞を受賞しました。ロリアンの他のラインのワインも、多数、銀賞、銅賞を受賞しています。
マスカット・ベーリーA種を丁寧に醸造して作られたこのワインは、華やかな風味と鮮やかな赤色が特徴の飲みやすい山梨のワインです。
樽香由来のロースト香がきれいに漂い、ユリのフラットなニュアンス、上品な皮革の匂い。洗練された籠いっぱいの赤いベリー香が特徴です。
歴史、伝統を誇るワイナリーのおすすめ山梨ワイン2選
山梨おすすめワイン③ シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード オムニス
明治10年(1877年)、日本で最初の、民間ワイン会社「大日本山梨葡萄酒会社」(メルシャンの前身)が設立されました。その後、二人の青年がフランスに渡り、本格的なワイン造りを学んできます。ここから、日本のワイン造りが本格化するのです。
そんな日本のワイン造りのルーツともいうべき歴史を誇る、シャトー・メルシャンのワインは、いずれもがワインラヴァーをうならせますが、なかでもマリコ・ヴィンヤード・オムニスは、G7伊勢志摩サミット2016のワーキングディナー、また、北信シャルドネ2014は、安倍首相夫人主催夕食会でサーブされました。
「カシス、ブラックベリーなどの黒い果実の香りが豊かに感じられ、ヴァニラやスパイスの香りが複雑さと奥行きを与えている」ワインを、いかがでしょう。世界の首脳が堪能した、調和のとれた上品な味わいのワインをあなたもぜひ、味わってみてください。
山梨おすすめワイン④ シャトー勝沼 鳥居平 勝沼ルージュ
ブルゴーニュやボルドーにも比されるワインの銘醸地、山梨県勝沼で、創業140年を迎えたワイナリーが、シャトー勝沼です。明治初頭、ブドウを栽培していた初代が、今村葡萄酒醸造所を設立しました。
勝沼を代表するワイン産地鳥居平に自社畑を持ち、原料ブドウの栽培からワイン製造、販売まで一貫して行っています。シャトー勝沼 鳥居平は、日本最高のテロワール、勝沼産のブドウでのみ醸造された、今村家のスタンダード・キュヴェです。
「中程度のルビー色で、ラズベリーやイチゴ、赤バラのようなフローラルな香りが広がります。フレッシュさと果実味、そして酸味のバランスがよく、コクのある味わい」の山梨ワインです。
日本の大地で育った、日本のブドウで造った、山梨を代表するワイナリーのワインを、一度味わってみてはいかがでしょうか。日本の食卓、日本人の味覚、日本の和食にマッチする味わいは、日々の暮らしに彩を添えます。
ニューウェーブな風を感じる、山梨のおすすめワイン2選
山梨おすすめワイン⑤ まるき葡萄酒 デラウェアにごり
まるき葡萄酒の創業者、土屋龍憲は、日本人として初めて、ワイン醸造法を学ぶため、明治10年フランスに渡りました。
彼は、フランスで、栽培、醸造技術、フランス料理とワインのマリアージュに感銘を受け、「フランスワインがフランス料理に合うように、甲州ブドウが和食に合わないはずがない」との思いで、ワイン作りに励んできました。
その思いは、今なお、まるき葡萄酒に、脈々と受け継がれています。まるき葡萄酒は、歴史にしっかり裏付けられたワイン造りと並行して、新しい試みにも果敢に挑戦しています。
その一つが、1999年、他のワイナリーの先駆けとして発売した「にごりワイン」です。これは、大人気を博しました。収穫されたブドウの果汁は、酵母によってワインに変身していきますが、その過程の状態をモロミといい、にごっています。
このにごりワインは、そのモロミのおいしさが味わえる珍しいワインです。デラウェア種特有の香りと甘味と酸味のバランスを楽しめます。
8%と低アルコールで気軽に飲めるさわやかな甘口ワインです。フレッシュ感あふれるもぎたてのアロマを心ゆくまでお楽しみください。
山梨おすすめワイン⑥ 蒼龍葡萄酒 フリージングワイン
1899年創業した蒼龍葡萄酒は、110余年の歴史を誇る勝沼でも伝統あるワイナリーの一つです。
現在、蒼龍葡萄酒では、次世代を担う若き醸造家たちが伝統を守りつつ、かつそれだけにとらわれることなく、自分たちの目指すワインに強いビジョンを持ち、ワインを造っています。
実際、2010年、2011年、2013年には、ジャパン・ワイン・コンペティションで、「勝沼の甲州 樽熟成 2009」などが金賞を受賞し、その評価を確実なものとして来ています。
そんな中で造られたのが、アイスワイン(商品名 フリージングワイン)です。アイスワインは、樹に実をつけたまま冬を迎え自然に凍結することによって、ブドウ本来の芳醇な香りが濃縮されて、甘いワインになります。海外ものが多いアイスワインの中で、国産のものは、超希少です。
高糖度果汁(32度)で発酵を行い、芳香な香りと凝縮した深みのあるコクを出した甘口ワインです。果汁のマイルドな甘味と酸味がバランスよく調和した甘さで、食前酒として、または食後のデザートワインにぴったりです。
まとめ
山梨ワインを様々な切り口でご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。山梨のワイナリーは、いずれもが、日本のワイン業界を引っ張ってきたという自信と自負を持っています。
それゆえ、自分たちのワインへの思いも並々ならぬものがあります。その思いと実力の兼ね備えた山梨ワインは、私たちを決して裏切らないことでしょう。
また、山梨の各ワイナリーは、ワイナリー見学や試飲ができたり、併設のレストランがあったりしますので、機会があれば、現地に行かれるのも一興かと思います。
シェアしよう
山梨県のブログ
一覧で見る山梨県の音声ガイド
一覧で見る山梨県の観光施設
一覧で見る山梨県のホテル
一覧で見る共有
https://jp.pokke.in/blog/8246