旅行前にスペイン文化を深く知ろう!日本との違いや特徴を紹介
公開日:2021.11.03 更新日:2022.11.09
スペインといえば情熱の国、というイメージが強く、ロマンチックな男性やセクシーな女性を連想する人が多いのではないでしょうか。
大まかなイメージとしてはそれで間違っていませんが、より詳しく見ていくとスペイン人には他にも色々な側面があることがわかります。
今回の記事では、そんなスペイン人の国民性から習慣、恋愛観までを紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
株式会社MEBUKU
Pokke編集部
1.スペイン文化を作ったスペイン人の性格とは
スペイン人の性格①「陽気で明るい」
スペイン人に陽気で明るい人が多いことはすでに知っている人も多いでしょう。スペイン人はちょっとしたことでは落ち込んだりせず、常に明るく楽しく過ごしています。
まさに毎日がパーティーといった感じで、友達数人が集まると歌を歌ったり、お酒を飲んだりと、大盛り上がりです。
そして、誰に対しても非常にオープンな正確なので、友達の友達は友達、というくらい誰とでもすぐに仲良くなってしまいます。
もちろん、初めての人とも打ち解けるのがとても速いのがスペイン人の特徴でもあります。
スペイン人の性格②「自己主張が強い」
スペインは自己主張が強く、自分の意見をしっかりといいます。そのため、おとなしい日本人は意見が言えずに流されてしまうことが多いようです。
また、スペイン人同士の口喧嘩はお互いがズバズバと意見を言い合うので、相当ヒートアップするようです。時にはどちらもおれず、収拾がつかなくなることもあるのだとか。
そんなスペイン人は普段から口調が強く感じることもありますが、決して怒ってるわけではないので、意見を求められた時は自分の考えをしっかりと伝えるようにしましょう。
スペイン人の性格③「情熱的である」
皆さんのイメージの通り、スペイン人は情熱的です。それは恋愛だけに限らず、仕事面でも同じことが言えます。
どんなことに対しても楽しもうという姿勢が強く、常に情熱をもって取り組むのがスペイン人です。そのため、普段は陽気なスペイン人も仕事になると表情を変え、真面目に取り組みます。
スペイン人の性格④「自由奔放である」
スペイン人は自由奔放な人が多く、何かに縛られることを嫌います。常に自分の思い通りになんでもやりたい、という意思が強く、日本人のような遠慮はあまり見られません。
これも何でも楽しみたい、という陽気な性格からくるものと言えるでしょう。時には自分勝手に見えることもありませんが、それが彼らのスタイルなのです。
スペイン人の性格⑤「家族を大切にする」
スペインは他の国と比べても家族を重んじる傾向が強くあります。
就職をしたり、自分の家庭を持ったりした後でも両親との関わりは密で、週末には家族みんなが集まって食事をする、というのもスペインではよく見られる光景です。
もちろんクリスマスなどの行事は家族みんなで祝いますし、休暇が取れれば1ヶ月以上実家に帰る、ということも少なくないようです。
また、男性は母親が大好きなので、日本人女性からはマザコンと言われてしまうこともあるでしょう。
スペイン人の性格⑥「時間にルーズ」
日本人が時間に細かいことに対し、スペイン人は非常にルーズです。約束の時間に30分以上遅れることがよくあり、むしろ時間通りに待ち合わせ場所に来ることの方が珍しいくらいです。
そして、遅刻をしても悪いことをした、という概念があまりありません。そのため、スペイン人と待ち合わせをする時は、少し遅れていくようにするくらいがちょうどいいでしょう。
もしくは、実際に会いたい時間の15分~20分前の時間を待ち合わせの時間として設定するのも、スペイン人とうまく付き合うコツです。
スペイン人の性格⑦「感情の起伏が激しい」
スペイン人はいつも明るいと言っても、もちろん落ち込むことや機嫌の悪い時もあります。そして、そのような時の機嫌の変化が激しいのがスペイン人の特徴です。
さっきまで笑っていたと思ったら急に怒りだしたり、泣き出したりなど、1日の中で感情の変化が多くあることがあります。
これも、自分の感情を素直に表現するスペイン人ならではの特徴です。日本人としては一緒にいて疲れてしまうこともあるかもしれませんが、国民性だと思って大目に見てあげましょう。
スペイン人の性格⑧「賭け事が大好き」
明るい性格のスペイン人は、賭けて負けることよりも、勝ったときのことばかりを考えています。そのため、賭けにはとても積極的で、特に宝くじは 国民の4分の3が買っているというデータもあるようです。
中には大金をつぎ込んでしまうほどのポジティブな思考の持ち主もいるようです。ポジティブであることはいいですが、リスクを真剣に考えないところは少し心配な点でもあります。
2.スペインにはどんな文化、慣習があるの?
スペインの習慣①「シエスタ」
スペインにはシエスタという習慣があり、シエスタとは午後の2時から2時間ほどある休憩時間にとる昼寝のことで、 この時間になると町のお店が一斉に閉まります。
そして、スペイン人はゆっくりと食事をした後に昼寝をし、その後の仕事に備えて体力を回復させます。
日本では考えられないようなことですが、スペインではこのお昼寝タイムが文化として根付いているのです。
都心ではこのシエスタが消えかけているようですが、まだまだ地方都市では根強く残っているスペインの伝統的な習慣の1つです。
スペインの習慣②「1日に5回食事をする」
スペインでは1回1回の食事の量が少なく、 1日に5回ほど食事をします。まず朝起きると、菓子パンやビスケットにコーヒーなどのドリンク、という軽い朝食を取ります。そして、その数時間後の昼前に、もう一度軽食を挟みます。
次に、午後2時頃になると1日のメインとなる食事がとられます。この食事は家族でとるのが一般的で、仕事の休憩時間に奥さんの手料理を食べにわざわざ家に帰る男性も多くいます。
そしてこの後に上記で紹介したシエスタをとり、仕事終わりにはお酒とちょっとしたおつまみを楽しみます。最後に、夜の9時から11時ころに、スープなどの軽い夕食をとります。
このようにスペインでは、軽食を多くとるのが習慣となっています。食事というよりもおやつに近い感覚ですが、それがスペイン人の食事のスタイルです。
スペインの習慣③「レストランやショップで挨拶を返す」
スペインでは、ショッピングや外で食事をする際は、必ず店員に挨拶をします。
日本では黙っているのが普通ですが、スペイン人ではそれはタブーです。店員から挨拶をされて返さないと失礼な人、もしくは敵意があると見なされることすらあります。
日本では客が優位になりますが、スペインでは店員と客は同等です。そのため、入店した際の「オラ(こんにちは)」、店を出る際の「グラシアス(ありがとう)」などの挨拶は忘れずにするようにしましょう。
スペインでは、商品を見させてくれてありがとう、食事をさせてくれてありがとう、という気持ちを持つことが重要です。
3.スペインでの食文化や食事マナーについて
スペインの食事マナー①「ゆっくり時間をかける」
スペインでは、食事は時間をかけて楽しむのがマナーです。バスや電車の中で簡単に食事を済ませたり、食べ歩きをしたりするのはスペインではマナー違反になります。
また、レストランでもテーブルの上の料理が食べ終わらないうちは、次の料理は運ばれてきません。これも、食事をゆっくりとしてほしい、というレストラン側の計らいとなります。
スペインの食事マナー②「料理への味付けは失礼」
スペインでは、出された料理に塩や胡椒、ケチャップなどで味を足すのは非常に失礼です。
レストランでは、「ケチャップはありますか?」などと聞いたりするだけでも失礼に値するので気をつけましょう。
また、人の家で食事をする際に味を出すことは厳禁ですので、必ず褒め言葉を添えることが大切です。常に作ってくれた人に敬意を払い、そのままの味を楽しむようにしましょう。
スペインの食事マナー③「音を立てて食べない」
日本ではそばをすするなど、音を立てて食べることが認められていますが、それはスペインではタブーです。
例えば、スープを飲む時に音を立てるなどは、とても行儀が悪いこととしてみなされています。現地でラーメンを食べる際なども、スペイン流に従って静かに食べるようにしましょう。
スペインの食事マナー④「レストランではチップを置いて帰る」
スペインではレストランでチップを払うのがマナーです。お会計の5%~10%が平均的な金額になります。
料理が美味しかったり、いいサービスを受けたりした場合は、ぜひ大目にチップを残すようにしましょう。
ちなみに、バルではチップの支払いは不要になります。
4.スペイン人の恋愛観は?
恋愛観①「デートは複数人と」
スペインでは、正式な彼氏、彼女になる前は複数の人と同時にデートをします。これは、どの人がいいのか見極めている段階で、もちろんお互いに他にもデート相手がいることは認識しています。
また、スペインでは男女2人で出かけることは割と多くあり、日本よりもずっとカジュアルに捉えられています。
恋愛観②「交際の始まりは?」
スペインでは、日本のように「付き合って下さい」といった告白はありません。
複数回のデートを重ね、一緒に過ごすのが普通になってくると、お互いの口から彼氏、彼女という表現が使われ、交際している、という認識に変わります。
そのため、明確にこの日から付き合い始めた、という記念日のような日は存在しないのです。
恋愛観③「両親や友達への紹介は早い」
スペインでは交際が始まって早い段階でお互いの両親や友達に紹介します。そのため、相手の家族や友達に紹介されるかどうかで、相手の真剣度を見極めることができます。
いつまでも紹介されない場合は、遊ばれているが、一時的なフランクな交際程度に捉えられている、といったことを疑ったほうがいいかもしれません。
恋愛観④「愛してるはなかなか言わない」
スペイン人は愛してるとは、なかなか言いません。スペイン人にとって愛してるは、大好きよりもずっと高いレベルにあり、相手が本当にかけがえのない存在になった時に初めて口にします。
そのため、愛していると言ってくれないといって不安にならずに、その時が来るまで待ちましょう。
5.スペイン文化に関する口コミまとめ
サンタアナ・デ・ロスリオス・デ・クエンカの歴史地区 エクアドル 分 類 :文化遺産登録年 :1999年 赤道直下、南アメリカのエクアドル。首都キトから南へおよそ500km、アンデスの高原地帯に位置するクエンカは、16世紀半ばに建設されたスペインの植民都市です。
— ピノコ (@trendoffice55) 2017年11月28日
文化の力。僕もすごく感じる。スペインで生きていると、文化の力=フットボールの力で、その魔力に取り憑かれた人々が進化を促してきたのだと思う。
— ライター 森田泰史 (@YasushiMorita15) 2017年11月23日
日本とスペインの文化の違いとして家族の近さがあると思う
親に毎日電話したり、毎週のように集まってたり
なんで電話しないかって聞かれたけど、一人暮らしの日本人学生も毎日電話しないと思うし、そう伝えたら驚かれた。あと一人で食事も普通だよ。異文化興味深い
理解はしても私はできないけどさ笑— 🚴もえみ⛸ (@mxmapjwtmj) 2017年11月21日
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。陽気な性格のスペイン人は、日本人とは性格が大きく異なります。今回紹介した内容を頭に入れておくとスペイン人とも付き合いやすくなるはずです。
自由奔放な彼らですが、根はいい人ばかりです。スペイン人を見かけたら、気軽に「オラ!」と声をかけてみるのも面白いかもしれません。
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