【音声ガイド】朗読エヌマ・エリシュ〜バビロニア創世神話〜&ギルガメシュ叙事詩〜洪水物語〜声:関智一
https://jp.pokke.in/wp-content/uploads/2021/07/enuma.mp3
<関智一が読む 朗読ギルガメシュ叙事詩シリーズ、第二弾CD>
古代オリエント世界の考古遺物や美術を展示する古代オリエント博物館は、昨年度に制作・監修した「朗読ギルガメシュ叙事詩〜深淵を覗き見たひと」に続き、このたび第二弾として「エヌマ・エリシュ〜バビロニア創世神話」を制作します。
第二弾CDには「エヌマ・エリシュ」に加え、前回の「ギルガメシュ叙事詩」に収録しきれなかったパート「洪水物語」を収録しています。
ギルガメシュ叙事詩研究の権威であり、同館館長の月本昭男が国内で初めて本格的にアッカド語から日本語へと翻訳しました。常設展示の公式音声ガイドを担当した声優の関智一さんが声を吹き込んでいます。
<バビロニアを舞台とした人類の始まりの物語「エヌマ・エリシュ」>
私たちが住むこの世界はどのようにして造られ、人間はどこから来たのか。
この問いに、バビロニアの人々はさまざまな神話をもって答えました。
その中で最も有名な神話が「エヌマ・エリシュ」です。
今から3200年ほど前に創作され、当時のメソポタミアの人々の言葉、アッカド語で記されました。
物語は「上では天もまだなく、下に地もなかった時」という文章ではじまります。
その出だしの2つの単語、すなわち「上では……であった時」という意味のアッカド語「エヌマ・エリシュ」が題名となっています。
<ノアの方舟の原典「ギルガメシュ叙事詩~洪水物語」>
「エヌマ・エリシュ」では、神々は自分たちの役にたつものとして、「人間」を作ります。
ところが、人間が増えすぎると、今度は「人間を滅ぼしてしまえ」という意見が神々の中に出てきました。
しかし、中には人間に味方してくれる神もいます。
洪水で一気に人間を滅ぼすという計画を知ると、こっそり一人の人間に船を作らせ、家族や動物たちをのせて生き延びるよう教えます。
このようなメソポタミアの洪水物語は、旧約聖書のノアの方舟にもつながっていきます。
『ギルガメシュ叙事詩』に出てくる洪水物語はその源流にあたります。
メソポタミア南部の都市ウルクの王ギルガメシュは最愛の友エンキドゥを死によって失います。
嘆き悲しんだ彼は死の恐怖にとらわれ、人間でありながらも神のように永遠の命を得た伝説の人物を訪れる旅に出ます。
<朗読ナレーション>
声優の関智一さんが全編のナレーションを担当!
古代オリエント博物館の常設展示の公式音声ガイド、前作の朗読ギルガメシュ叙事詩を担当している関智一さんが再びナレーションを担当します。関智一さんの迫力あるセリフとナレーションでギルガメシュ叙事詩の世界へとあなたを誘います。
■関智一さんからのコメント
「前作から応援してくださっている方もそうでない方も楽しめる内容になっておりますので、ぜひ傍に置いてバビロニアの歴史を身近に感じていただけると嬉しいです。もちろんゲームやアニメからバビロニアの世界観に興味を持った方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひお願いします。」
■関智一さんプロフィール
声優、ナレーター、俳優。アトミックモンキー所属。『機動武闘伝Gガンダム(ドモン・カッシュ役)』『ドラえもん(骨川スネ夫役)』『PSYCHO-PASS サイコパス(狡噛慎也役)』『Fate/Grand Order-絶対魔獣戦線バビロニア-(ギルガメッシュ役)』『鬼滅の刃(不死川実弥役)』などを演じる。劇団ヘロヘロQカムパニー主宰。9月8日生まれ、東京都出身。AB型。
音声ガイドツアーの詳細
タイトル | 朗読エヌマ・エリシュ~バビロニア創世神話~ |
---|---|
場所 | 古代オリエント博物館 |
体験の目安時間 | 約70分 |
利用方法 | 音声ガイドアプリPokkeをダウンロードして、いつでもお好きなタイミングでスタートできます。 ◆アプリのダウンロードはこちら iPhone / Android |