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その旅に、物語を。

旅するPokkeの体験記 #001

音声ガイドと一緒に、展望台から見える絶景スポットを満喫!
サンシャイン60展望台 てんぼうパーク

2023年、開業45周年を迎えた大型複合施設サンシャインシティ。サンシャイン60ビルの最上階にある展望台は、都心の全てが見える絶景スポットとして、東京観光の目玉の一つです。

そんな展望台が、約半年間のリニューアル期間を経て「サンシャイン60展望台 てんぼうパーク」として、4月18日(火)にオープンしました。

てんぼうパーク入口すぐ

新たにオープンした展望台は、”365日、公園びより”をテーマに、”新たな眺望体験を提供する空の公園”をコンセプトとしています。海抜251mの高さからは、東西南北360度の東京パノラマが広がります。

てんぼうの丘

南池袋公園、池袋西口公園、中池袋公園、IKE・SUNPARK(イケ・サンパーク)の4つの公園を中心とした街づくりを進めている豊島区。てんぼうパークも、そんな街づくりの一翼を担う5つ目の公園を目指しているのだそうです。

音声ガイドアプリPokke,音声ガイド「東京パノラマガイド」

展望台それぞれの方角からの景色とともに楽しめるのが、Pokkeの音声ガイド「東京パノラマガイド」。今回、Pokke編集部で実際に音声ガイドを体験してきましたので、その様子をレポートします!

01.専用エレベーターで「てんぼうパーク」へ

サンシャインシティ地下1階より専用エレベーターで、展望台がある60階へ向かいます。

サンシャインシティ地下1階専用エレベーター前

専用エレベーターがゆっくりと動き出すと、目の前には無数の星々が繊細にきらめき、この幻想的な風景が、次に向かう展望台への期待とわくわく感を一層高めます。

専用エレベーター内

地下1階から60階まで、分速600mで動く「シャイニングエレベーター」でたったの35秒!あっという間に到着です。

エレベーターを降りて上を見上げると、木々に囲まれた木漏れ日の差す公園にいるかのような美しい風景が広がっています。夜になると、照度を下げるので少し暗くなり、日中とは異なる雰囲気を味わうことができます。

てんぼうパーク入口前

到着したら、チケットカウンターにて、入場チケットと音声ガイドを購入し、専用のガイドマップをもらいましょう。

60Fチケットカウンター

ガイドマップ内に音声ガイドの操作方法の案内が書かれていますので、案内に従って準備をしましょう。 てんぼうパークは、四角形の形をしており、それぞれ北東、南東、南西、北西の方角を向いています。音声ガイドとイヤホンの準備ができたら、入場口正面の北東の方角からスタートです。

ガイドマップ裏

今回の日本語の音声ガイドは、声優の石谷春貴(いしや・はるき)さんに担当していただきました。

02.関東平野が広がる、北東ゾーン

まずは、入場口正面付近の北東を楽しみましょう。
北東ゾーンでは、主に荒川にまつわる話や東京都に隣接する他県についての音声ガイドを楽しめます。(※音声ガイド1~7が対象)

北東からの眺望

北東から主に見渡せるのは荒川です。
荒川は、東京都と埼玉県の県境を流れる川で、川幅は最大で2.5km。とても大きな川で名前に荒々しいという言葉があるように、昔から度々氾濫してきました。東京で暮らす人々にとって、重要な川であることから、氾濫する度に、大規模な工事を実施してきたそうです。

北東からの眺望

更にここからは、埼玉県や千葉県、茨城県も見えます。荒川より左側が埼玉県、右側に足立区や葛飾区、更にその向こうに千葉県と茨城県が見えています。

正面にぽつんと見える山が茨城県つくば市にある筑波山です。

北東では、川や山、端から端まで広がる、日本の面積の約5%を占める関東平野を一望でき、東京や近隣に広がる自然を感じられます。

北東ゾーンの対象音声ガイドプログラム
 1.プロローグ|この街の本当の姿
 2.このガイドの聴き方
 3.北東の眺望|北東にまつわる不思議な話
 4.北東の眺望|251mの高さなら隣の件も見渡せる
 5.北東の眺望|関東の北端にそびえる山々
 6.北東の眺望|4000万人が暮らす関東平野を一望しよう
 7.【Topic】サンシャイン60ビル

02-1.北東ゾーン→南東ゾーン

北東ゾーンを後にすると、目に飛び込んでくるのは美しいミラーに囲まれた窓。人気のフォトスポットで、窓から覗くと南東の景色が広がり、東京スカイツリーが目の前に迫ります。この絶景は、記念撮影にぴったりな場所となっています。

美しいミラーに囲まれた窓

メインスポット「てんぼうの丘」へと続く道のりは、まるで雲海を渡るような雰囲気が広がっています。

てんぼうの丘へ向かう通路

03.東京のメインスポットが見られる、南東ゾーン

次に向かうのは、「てんぼうの丘」付近の南東です。てんぼうの丘は、季節感を取り入れた植栽や青々とした人工芝に囲まれた空間で、ネットの上などに寝転んだりすることもできます。

てんぼうの丘

てんぼうの丘の近くには、ブランコ風ベンチが2つ設置されており、それぞれが絶好のフォトスポットとなっています。

ブランコ風ベンチ

そんな南東ゾーンでは、東京の主要観光スポットについての秘密に迫った音声ガイドを楽しめます。(※音声ガイド8~13が対象)

南東からの眺望

南東からは主に、江戸時代に建てられた関東最大級の観音堂である護国寺や日本最古の植物園と言われる小石川植物園が見えます。護国寺の更に先にある、白く丸い建物の東京ドームです。さらに、東京ドームの左側、細長い大きな建物は、東京スカイツリーになります。

こうした東京のメインスポットを眺められるのと同時に、所々緑が広がっているのが分かります。すぐ足元に見えるのが、池袋の4つの公園の内の一つ、愛称IKE・SUNPARK(イケ・サンパーク)。単なる広場としての公園ではなく、”公園から街が変わる”をコンセプトに、フードカートやファーマーズマーケットが開かれるエリアKOTO-PORT(コト・ポート)には、週末には親子連れで賑わいを見せます。

また、南東からはとてもわずかですが、皇居も見られます。皇居のある場所にはその昔、江戸城が建っていました。シンボルでもあった江戸城天守ですが、1657年に発生した江戸時代最大の火災・明暦の大火によって焼け落ちて以来、再建されることはありませんでした。この火災を経験したことで、災害に備えた街づくりが始まったそうです。

南東からは、そんな東京が歩んできた歴史を感じられます。

南東ゾーンの対象音声ガイドプログラム
 8.南東の眺望|東京に点在する緑の正体は
 9.南東の眺望|東京のメインスポット紹介
 10.南東の眺望|東京は西が高く、東が低い
 11.南東の眺望|江戸と東京の町並み
 12.南東の眺望|江戸城と大火災
 13.【Topic】251メートルの高さを実感しよう

04.富士山の秘密に迫る、南西ゾーン

次に向かうのは、ハイハイスペースやベビールーム(授乳室)、てんぼうパークCAFE付近の南西です。

てんぼうパークCAFE付近

南西ゾーンからは、主に富士山にまつわる秘密についての音声ガイドを楽しめます。(※音声ガイド14~18が対象)

南西の正面からは、高層ビルが立ち並んでいるのが見えます。これらは、新宿ビル群一体です。ビルの左側に見えるのが渋谷で、その先のずっと奥に見えるのが富士山です。

富士山が見えるのは、晴れた日だけ。前日の天候の悪さから一転、音声ガイドを体験したこの日は、蒸し暑いくらいの良い天気だったので、富士山を見ることができました。

富士山にかかっている雲の形によって、翌日の天気が分かるのだそう。もし富士山の山頂に笠がかぶさっていたら、次の日は雨が降るかもしれません。

南西からの眺望

そもそも富士山は、その美しさから日本のシンボルにも例えられ、古来から日本人の信仰を集めてきました。

その美しさや巨大さが信仰の対象となったのではなく、荒々しく何度も激しく吹き上がる噴火の炎を目にしたからだそうです。富士山が噴火すると、東京だけでなく関東中を火山灰が覆い尽くします。これまで何度も降り注いだ火山灰が蓄積したものが、現在の関東ローム層です。

富士山を鎮めるため、平安時代初期に建てられたのが「富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)」。その後、富士山の噴火活動が落ち着くと、人々の信仰心にも変化が訪れ、遠くから眺める対象ではなく、自分の足で登ったり修行したり、参拝するための場所となったのだそうです。

南西からは、そんな古くから日本人の心にある富士山を楽しめます。晴れの日を狙って来場することをおすすめします。

南西ゾーンの対象音声ガイドプログラム
 14.南西の眺望|東京を代表する超高層建築
 15.南西の眺望|富士山の雲のカタチで天気がわかる
 16.南西の眺望|東京から見える日本最後の秘境
 17.南西の眺望|信仰としての富士山
 18.【Topic】公園が変える、池袋の新しいかたち

05.池袋の不思議にせまる、北西ゾーン

最後に向かうのは、てんぼうパークCAFEとベビールーム(授乳室)の先、「イベントスペース」付近の北西です。イベントスペースでは、キャラクターイベントやアート展示など幅広いイベントを開催。

そんな北西ゾーンでは、池袋の謎に迫る音声ガイドを楽しめます。(※音声ガイド19~22が対象)

北西からの眺望

謎の舞台は、正面に見える池袋駅。多くの人々で賑わう池袋駅ですが、駅の東口に西武、西口に東武があるという東西逆転現象が起きていることを皆さんはご存じでしたでしょうか。

東武鉄道と西武鉄道はそれぞれ後から吸収合併によって池袋駅に乗り入れたのですが、そのときに買収した鉄道の路線が東武鉄道は西側、西武鉄道は東側にあったのだそう。それぞれの百貨店も鉄道の位置に従ったのではないかとされています。

もう一つの謎が、右側正面に見える大きな白い煙突。これは、豊島区清掃工場ごみ焼却炉の煙突で、高さは210メートルもあります。清掃工場のあった場所には、もともと西武鉄道が手掛けるレジャー施設「池袋マンモスプール&池袋スケートセンター」がありました。閉鎖後、この広い敷地に建てられたのが清掃工場。

本来、清掃工場の煙突は、排気ガスの拡散を考慮して高くする必要があるそうなのですが、特に池袋の場合は、このサンシャイン60ビルがあるため、より高く設計されたのだそう。

駅周辺を歩いているだけでは気付くことない池袋の謎。北西では、そんな謎を展望台から知ることができます。

北西ゾーンの対象音声ガイドプログラム
 19.北西の眺望|東武と西武の謎
 20.北西の眺望|謎の白い煙突の正体は
 21.【Topic】サンシャイン60展望台の天体ショー
 22.さいごに

06.最後に

音声ガイドでは、各方角それぞれの最後に「Topic」と題してサンシャイン60ビルや池袋に関するプログラムが用意されています。豆知識としても面白いので、こちらも一緒に楽しんでみてください。

音声ガイド「東京パノラマガイド」

普段の生活ではなかなか気付くことのない池袋の歴史や秘密が音声ガイドにはつまっています。展望台からの景色と合わせて、音声ガイドと一緒に、新たにオープンしたてんぼうパークを満喫してみてはいかがでしょうか。皆さまのご来場をお待ちしております!

施設情報
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施設名サンシャイン60展望台 てんぼうパーク
住所:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ サンシャイン60ビル・60F
営業時間:11:00~21:00(最終入場20:00)※時期により変更あり
料金:大人700円~ こども500円~
※時期や特別営業時などにより料金が変動します
※ご来場前にHPをご確認ください。
公式HPhttps://sunshinecity.jp/observatory/
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