都市からガイドを探す▼

出雲風土記神社巡り – 三沢の池

現代に蘇る出雲神話の世界

三沢神社と伝説の池はどこにあったか?出雲風土記神社巡り

出雲大社の歴代宮司が執り行ってきた代替わりの儀、神賀詞(かむよごと)。奈良時代から続くこの神聖な儀式のなかで奥出雲の三沢神社が重要な役割を果たしていることをご存知でしょうか。三沢神社は出雲国風土記にも載っている大変古い神社です。出雲国風土記に登場する数々の伝承をもとに現代によみがえる出雲神話の世界を覗いてみましょう。

今なお残る出雲国風土記に書かれた三沢神社

出雲国風土記(いずものくにふどき)には三沢の社(みざわのやしろ)と書かれています。それから200年位あとに延喜式神名帳(えんぎしきしんめいちょう)というのが国から出ていますが、それにも三沢神社の名前は載っております。それから時代が下って、室町時代になると、大森大明神社(おおもりだいみょうじんじゃ)となっています。それが明治維新まで続いています。そして明治以降は三沢神社に戻り現在に至っています。

出雲国風土記には、仁多郡(にたのこおり)の中には4つの郷(さと)があると書かれています。三所の郷(みところのさと)、三沢の郷(みざわのさと)、布勢の郷(ふせのさと)、横田の郷の四つです。その中で一番大きいのが三沢の郷なのです。郷というのは昔でいう村のことです。

それで「みざわ」という言葉の由来ですが、出雲国風土記の伝承が元になります。その伝承というのが、ご祭神であるアジスキタカヒコネの命の神話です。命はひげが長く伸びて成人になられても夜も昼も泣いてばかりで言葉を発することができなかったと。

そして親であるオオクニヌシの命は大変心配されて、船に乗せて様々な場所に連れて行って慰めましたが、泣きやまれなかったので、願をかけたんです。どうしてこの子はいつも泣きわめいていのでしょうか、教えてくださいと。すると不思議な事にアジスキタカヒコネの命がものを言われた夢を見たんです。そして朝起きて話しかけてみると「みざわ」と発したそうです。そこはどこかと尋ねると、川を渡って、坂を上って立ち止まり、「ここです」と答えました。

そこにはこんこんと湧き出る泉=三沢の池があったそうです。そこでアジスキタカヒコネの命が泉で体を清めると、すっかり健康を取り戻し泣くことも収まり、言葉も言えるようになったそうです。そんな伝承が出雲国風土記には書かれています。

三沢の池はどこにあるのか?3つの可能性

そんな伝承の舞台になった、三沢の池はどこにあったのでしょうか?今となっては正確なことはわかりませんが、3つの可能性があるといわれています。

一つは三津田の三津池(みついけ)というものです。これは昔から風土記に載っている三沢の池だと言われていました。その三津池が最初に見つかった、といいますか、学者の方が来て三沢の池ではないかと最初に主張されたのは明治に入ったばかりの頃です。

もう一つは、三沢城があったところの麓にもうひとつ、三沢の池ではないかというものがあります。昔はここで刀研ぎをしていたので刀研ぎの池とも呼ばれていました。ここの水はとても綺麗で「みおちの水」つまり若返りの水とも言われています。一杯飲むと10年、2杯飲むと20年若返ると言われています。

この2つの池が昔から言われていた2大説だったわけです。

ところが、平成に入ってからこのあたりにダムを作ることになったのですが、そのときに遺跡調査が行われました。そうしたら、田んぼから埴輪やお祀りに使う道具といったものがたくさん出てきました。そして、ちょうどそこにも綺麗な池が昔からあるのです。それで、そここそが三沢の池なんじゃないか、という新しい説が大学の先生たちから出てきたわけです。これが一番新しい説です。

この3つの池のどれが本物の三沢の池なのか、学者の先生方もそれぞれ主張されている説が違っていて、どの池が本物なのかは結局分かっていません。

続きは、出雲風土記神社巡りのガイドを聴こう

この「出雲風土記神社巡り – 三沢の池」は、トラベルガイドアプリ「Pokke」で聴くことができます。音と声での新しいガイド体験を味わえます。アプリのダウンロードは、↓から行うことができます。

出雲風土記神社巡り – 三沢の池の物語をPokkeで聴いてみる

インストールは無料です

奥出雲の他のオススメスポットも見てみよう

ガイドを都市で探してみる

ガイドを国で探してみる

国の一覧を見る

Pokkeは、最高な旅に必須のアプリです。

様々な観光スポットを音声で案内してくれる音声ガイドツアーアプリ。 その場所の見どころポイントだけではなく、歴史や文化、秘密、エピソードなども聴くことができます。 Pokkeで音声ガイドを聴きながら旅をすれば、ただ見て回るだけでは分からなかった世界が見えてきます。 あなたもPokkeと一緒に出かけてみませんか?

© 2018 MEBUKU Inc.