本場イタリアのカルボナーラとは?豆知識や具材なども徹底紹介
公開日:2021.11.02 更新日:2022.12.19
とろ~りとろけるソースに絡まるカルボナーラ、お好きな方も多いでしょう。
最近、TVなどで、「日本のカルボナーラは、本場のものと違うみたい」というグルメ特集があったりして、本場イタリアと日本のカルボナーラの違いが話題になっています。
今回の記事では、本場イタリアと日本のカルボナーラの違いを、分かりやすくまとめてみました。
株式会社MEBUKU
Pokke編集部
本場イタリアのカルボナーラとは?豆知識や具材なども徹底紹介
カルボナーラに生クリームは入れる?
本場イタリアのカルボナーラと日本のカルボナーラの決定的違いは、生クリームを入れるか入れないかです。イタリアでは、まず生クリームは入れません。
イタリアのカルボナーラは、卵とチーズと黒コショウだけのシンプルさが身上です。
日本のカルボナーラに生クリームを入れるようになったのは、戦後、アメリカからカルボナーラが入ってきたからとか、日本人の味覚に合わせたからとかさまざまな説があります。
カルボナーラには、どんなチーズを使うの?
イタリアのカルボナーラに使うチーズは、ペコリーノ・ロマーノです。
ペコリーノチーズは、羊の乳からできたイタリアのチーズです。羊の乳のやさしい香りがやみつきになるおいしさです。塩気はきついです。
一方、日本では、パルメザンチーズを使うことが多いです。家庭で簡単に作る時など、市販の粉チーズを使うことさえあります。
カルボナーラの具材に、ベーコンは使うの?
イタリアの本格的カルボナーラは、グアンチャーレを使います。これは、豚ほお肉の塩漬けです。イタリアなら、パンチェッタと思われるかもしれません。
パンチェッタも豚肉の塩漬けですが、グアンチャーレは、パンチェッタに比べて、脂身が多く、コクと甘みがさらに際立ちます。
日本では、主にベーコンが使われるようですが、これもアメリカ経由の影響のようです。ベーコンは、塩漬け後燻製されますが、グアンチャーレもパンチェッタも燻製せず、塩漬け後熟成させます。
カルボナーラの味付けに黒コショウは?
カルボナーラは、イタリア語のcarbone(カルボーネ=炭)からの名前です。つまり、炭焼きのパスタという意味の名前のパスタです。
炭焼きの手に付いた炭の粉がパスタに入ったぐらい、たっぷりの粗びき黒コショウを振りかけるのが、本場風です。日本では、真っ黒になるほどは振りかけません。
カルボナーラで使用されるパスタの種類は?
日本では、スパゲッティが使われることが多いようですが、イタリアでは、リガトーニを使うことが多いです。リガトーニは、縦のスジが入った直径10㎜前後のマカロニ状のショートパスタです。
ちなみに、イタリアでスパゲッティを使ったカルボナーラは、スパゲッティ・アッラ・カルボナーラと呼ばれます。あることはあるのです。
カルボナーラで卵、ニンニクは入れる?
卵が、全卵か黄身だけか、ニンニクを入れるか入れないか、大量に入れるか少量かについては、イタリア、日本ともに両派に分かれているようです。レストランによる差という感じです。
イタリアのカルボナーラはどう作られる?
イタリアでは、生クリームを入れません。フライパンで加熱しながらソースを絡めないで、ソースをボウルに移してから絡めるというか、和えるという感じです。
熱々のパスタでチーズが溶けて、とっても濃厚な味わいになります。また、グアンチャーレもペコリーノチーズも塩気が強いので、塩を加えませんが絶妙なお味になります。
まとめ
本場イタリアのカルボナーラと日本のカルボナーラには大きな違いがありました。
やっぱり、一度は本場のカルボナーラを食べてみたいですね。最近は、本場イタリアの生クリームが入らないカルボナーラが売りのレストランもありますから、ぜひ食べてみてください。
でも、私はやっぱり日本のカルボナーラが好きという方もいらっしゃるでしょう。日本でアレンジされ、日本に根を張ったカルボナーラ、日本人の口に合わないはずがありません。
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