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ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂

ローマ市民に愛される巨大なウェディングケーキ

世界史に登場するヴィットリオ・エマヌエーレ2世の記念堂 - イタリア・ローマ

別名「国家の祭壇」と呼ばれるヴィットリオ・エマヌエーレ統一記念堂は、首都ローマのシンボルとなる、イタリア一目立つ建造物です。ローマ人はもっぱら「ヴィットリアーノ」という愛称で呼んでいます。

1870年に統一国家イタリア王国の首都がローマに移ってきた後、パリのエッフェル塔やロンドンのビッグベンなど町のシンボルとなるものを築くべく、イタリア王国の初代の王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世と統一運動を記念し建てられたモニュメントです。

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂の外観

記念堂の外観は、「ボッティチーノ大理石」という真っ白に輝く石が全面に使われています。ちなみに「大理石」の名のついた石は多いのですが、全てが大理石とは限りません。大理石は変成岩の一種ですが「ボッティチーノ大理石」に関しては、本当は大理石ではなく北イタリアで採れる堆積岩の一種である石灰岩系の石材です。

とにかく巨大なサイズですね。中央にはヴィットリオ・エマヌエーレ2世のブロンズの騎馬像が掲げられていますが、高さ12メートルもあり、ちょうどその辺りを走る観光バスを建て向けに置いたくらいのサイズですし、王の身体は実物の16倍あるそうです。

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂の内部

内部は、「第一次世界大戦の無名戦士の墓」や「統一博物館」、「特別展示場」などが入っております。頂上テラスへは有料で裏側よりエレベーターで登ることができ、ローマを360度展望できます。

ヴィットリアーノの左側には、フォーリ・インペリアーリ通り、すなわち皇帝たちのフォロ通りがコロッセオまで伸びます。これはムッソリーニが引かせた道なのですが、ヴィットリアーノも含めて統一後にローマ帝国の栄光を残す遺跡が大幅に埋め立てられ、このような道や広場ができたことは便利ではありますが、どこか切ない気もします。

申し訳程度に幾つか遺跡が残されています。ヴィットリアーノ正面階段入り口の左にわずかに石の壁が残されていますのは、紀元前1世紀のガイウス・プブリウス・ビブルスという人物の墓の跡です。

ヴィットリアーノの右側に遺跡が残っていますのは、ローマ帝国時代の庶民の住んだインスラ、すなわちマンションの跡です。その横に階段があり、アラチェーリ教会まで登ることができます。さらにその横には、ミケランジェロが騎馬隊でも登れるよう緩やかに設計した坂道が、カンピドリオの丘まで通じています。丘の上のサーモンピンク色の市役所前がローマの中心となる位置です。ご興味のある方は、市役所の右裏まで進んでください。フォロ・ロマーノを見降ろせるロマンチックなスポットです。

続きは、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂のガイドを聴こう

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