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コロッセオに行く前に知っておきたい行き方や歴史

イタリア・ローマ

コロッセオが滅びるとき、ローマは滅び、そのとき世界も滅びる

と言われたローマのシンボルとも言える石造円形闘技場「コロッセオ」。

実は「コロッセオ」は中世の頃からのニックネームであり正式な名称は「フラヴィウス朝の円形闘技場」だということはご存知でしたか?

当時建設されたこの巨大な建造物を人々がラテン語の「巨大」という言葉「コロッソ」にちなんでニックネームとして「コロッセオ」と呼び続けたのが広まり、今に至ってます。

コロッセオの営業時間

コロッセオの営業時間は時期によって頻繁に変わります。

もし観光する日取りが決まっている場合はこちらのサイト(新しくタブを開く)をご覧ください(英語)。
※コロナウイルス拡大の影響により入場ルールが設けられる場合がございますので、あわせて確認することをおすすめします。

営業時間 期間
09:30 ~ 19:00
閉場1時間前まで入場可能
9月1日から9月30
09:30 ~ 18:30
閉場1時間前まで入場可能
10月1日から10月30
09:30 ~ 16:30
閉場1時間前まで入場可能
10月31日から2022年3月26日
09:30 ~ 19:15
閉場1時間前まで入場可能
2022年3月27日から8月31日

コロッセオへの行き方と入場

ローマの中心部に建てられたコロッセオはアクセスが非常に便利です。

・地下鉄でのアクセス:
地下鉄B線のLaurentina方面へ乗り、Colosseo駅で降り徒歩1分で着きます。
Colosseo駅は様々な交通機関が交差するTermini駅から2駅です。

・バスでのアクセス:
75番、81番、673番、175番、204番はコロッセオ付近のバス乗り場があります。

・トラムでのアクセス:
3番の最寄駅にコロッセオが含まれています。

コロッセオについたらまずは入り口を目指しましょう。

コロッセオの入り口はコンスタンティヌスの凱旋門もよく見える、建物の西側に位置してます。

とはいえ、世界遺産の一つでもあるコロッセオは常に観光客で賑わっています。長蛇の列を見かけたらそこを辿っていけば入り口に着くと思うので迷うことはないでしょう。コロッセオの中に入場すると今度は

・これからチケットを買う人

・すでにチケットを持っている、
・ローマパスを持っている、
・予約してある

人たちの列に分けられます。現地でチケットを購入する場合はやはり列が混雑してしまい時間が掛かってしまうので前もってチケットを購入することをオススメします。

コロッセオ公式e-shop(英語)はこちら(新しくタブを開く)
・料金は€18.00(2021年10月時点)

コロッセオの歴史

コロッセオは西暦72年にフラヴィウス朝のヴェスパシアヌス帝が着工させるが、本人は惜しくも生きているうちに完成を目にすることなく息子のティトゥス帝により80年に、8年に渡った長い建設期間を終えます。

コロッセオと言えば世間一般では剣闘士同士、または猛獣との殺し合いのイメージが強いですが、その手の物だけではなく、動物の調教やアクロバットを見せるサーカス、体操競技、模擬狩猟など多種多様な催しも行われていたそうです。

約2,000年の長い歴史をもつコロッセオですが2015年に1年がかりで表面の修復と洗浄が行われました。かつての純白荘厳な外観を取り戻したコロッセオをお目にかかれるチャンスがある私たちはとてもラッキーなのかもしれませんね。

コロッセオの構造

かつて50,000人を収容したと言われるこの円形闘技場は直径189メートル、短径156メートル、周囲527メートルというまさに「コロッソ」、ニックネームにふさわしい巨大な建築物です。

アーチが多用されているこの建物は1階、2階、3階とそれぞれの柱頭部分の様式が異なります。1階ではドリス式、2階ではイオニア式、3階ではコリント式の建築様式が用いられローマ帝国内でも特に芸術の華やいだヴェスパシアヌス帝時代の産物であることが伺えます。

現在コロッセオの中に入って見ると内部は溝だらけで舞台も観客席も何も残っていません。

当時は長径75メートル、短径44メートルの楕円形の「アレーナ」と呼ばれる舞台が中央に築かれていました。今は舞台の一部が再現されており、その下の溝のように見える部分は床下に当たるところで地下2階部分が見えています。

地下には動物の檻、剣闘士の部屋、さらに見世物に使う様々な装置を収容するスペースも確保されていました。

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