バルセロナ港へと続く散歩道!ランブラス通りの見どころ
ショップ、ストリートパフォーマー、絵描きさんがいっぱい!
ランブラス通りとはカタルーニャ語で、「町を流れる小川」を意味します。
その名の通り、昔この辺りは山から流れ出てくる雨水が、川となっていたエリアでした。
現在その川は、地下のトンネルを通って流れていますが、地上はこのように美しい散歩道に生まれ変わりました。
スペイン人の詩人「ロルカ」は、このランブラス通りを歩いた時、「終わってほしくないと願う世界にたった一つだけの道」と詩ったそうです。
スペイン人達は、非常に散歩が大好きで、夕方からのんびりと通りを歩く習慣があります。
散歩のことを、スペイン語で「パセオ」と言いますが、「ランブラス通りのお散歩」をスペイン語に直せば、「パセオ・デ・ランブラス」!スペインでは、よくこのような言い方をします。
ランブラス通りを下ると、右手に見えてくるのが「サン・ホセ市場」。
ここは、バルセロナで1番大きい市場です。
この市場は、1884年に開設された歴史ある市場のひとつです。
この辺りは、数十年前までは、港湾労働者の人達が住む、いわば下町地区でした。
現在は、近年の大改修工事を経て、モダンな建物へと変貌と遂げましたが、このエリアに住む人々にとっては今も重要な市場に変わりありません。
市場は、どこの国で行っても楽しいですが、さすがは食の国スペイン。
肉、シーフード、フルーツなど、カラフルで飾りつけも大胆!見ていてとても楽しくなってしまいます。
買物の他、中で買い食いもできます。
魚のフライやパエリヤ、絞りたてのオレンジジュース。小さな直営レストランもあり、好きなシーフードをグリルにしてもらったりと、ちょっと値段は高めですが雰囲気の良さで楽します。
ランブラス通りには、有名な観光スポットもたくさんあります。
その一つが、ガウディ建築である「グエル邸」。
この大邸宅は、世界遺産の指定を受けています。
この辺りでも一際目をひく外観は、インド、ペルシャ、日本などオリエンタルな雰囲気が感じられます。
当時のヨーロッパでは、中国や日本などの東洋に対して非常に強い憧れがあったんだそうです。
建設当時一般的に使用されていたタイル、石、ガラスなどの素材を使いつつ、東洋的な要素を取り入れた見事な建物です。
グエル氏の頭文字の「G」のマークを2匹の蛇で飾った鉄の扉も見逃せないです。有料で内部見学も可能です。
楽しくお散歩をしてきたランブラス通りの終点は、地中海の目の前に建つコロンブスの塔。
この塔は、1888年のバルセロナ万博を記念して建てられました。
高さは107メートル。その奥には、エメラルドグリーンに輝く 地中海が見えています。
新大陸を発見した偉大なる探検家コロンブスの本名は、「クリストーバル・コロンボ」。
イタリアの港町ジェノバ出身と言われておりますが定かではありません。
コロンブスは、スペインのイザベル女王の支援があったからこそ、南米大陸発見の旅へ出発できたわけですが・・・
ちなみに、コロンブスがイザベル女王に謁見したお部屋は、スペイン南部アンダルシア地方グラナダのアルハンブラ宮殿でみることができます。
施設情報
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