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その旅に、物語を。

秘儀荘

秘儀荘が建てられたのは紀元前2世紀の頃であったと記録されています。

この頃、ローマ帝国ではギリシャから伝来した秘教「ディオニソス教」を、ローマ帝国内の秩序を乱すものとして弾圧されていました。

なぜ弾圧されていたのかというと、ディオニソス信仰は、社会的な法や理性といった束縛から自分を解き放ち自由になろう、という考え方で個人的な思想を促すものだったからです。

実際にはローマ帝国政府の監視の目が届かなかったポンペイをはじめ、イタリア南部の殖民都市では、ディオニソス教の信仰がかなり残っていたものと考えられます。

秘儀荘の壁面に描かれている絵もディオニソス教の信仰を描いたものです。

弾圧から逃れながら、秘儀荘の主人はこの町から離れた建物の壁に秘儀を描いて、信仰を唱え続けたのです。

ちなみにディオニソス神とは、ギリシャ神話に登場するお酒の神様バッカスのことです。

秘儀荘のストーリー

エリア イタリア > ポンペイ
施設名 秘儀荘
住所 Via Villa dei Misteri, 2, 80045 Pompei
営業時間 8:30-19:30
※11/1-3/31は17:00まで
Webページ http://www.pompeiisites.org/
アクセス ナポリ中央駅から電車でおよそ40分
料金 13ユーロ

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