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サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂は、バチカンの四大教会のうちの一つで最後に建てられた教会です。

この教会には建立にまつわる伝説があります。

西暦365年のある日、教皇リベリウスは聖母マリアが

「雪の降るところに私のための教会を建てなさい」

と告げる夢を見ます。

同時に貴族のジョバンニという男の夢にもマリアが現れたそうです。

次の日の朝、実際にエスクイリーノの丘の上に雪が降ったというのです。それは真夏の8月5日のこと。

教皇リベリウスはその奇跡の場所に聖母マリア教会を建てたと言われています。


サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂に入ってすぐ右には洗礼堂があります。

17世紀初めのフラミニオ・ポンツィオの設計によるものです。

赤紫色のポーフィリー石を使った洗礼盤や、正面奥のピエトロ・ベルニーニの高浮き彫り「聖母マリアの被昇天」などが見られます。

さらに、聖堂奥右手には、教皇シクストゥス5世の礼拝堂があります。

ドメニコ・フォンターナの設計でギリシャ十字形をし、上にドームを乗せた作りになっています。

多色の大理石できらびやかに飾られていますが、なんと、この大理石こそ、パラティーノに残っていたセプティゾニウム、すなわちセプティミウス・セヴェールス帝の皇居を破壊することで、シクストゥス5世が持ってこさせた歴史的な石材なのです。

教皇本人はこの礼拝堂右側のモニュメントの中で眠っています。

その礼拝堂と対照的な位置、聖堂奥左側には教皇パウルス5世の礼拝堂があります。

サン・ピエトロ大聖堂の正面を造らせたボルゲーゼ貴族出身の教皇です。

フラミニオ・ポンツィオに依頼したもので、シクストゥスのそれとほぼそっくりに造られています。

礼拝堂左側にパウルス5世のお墓があります。

内部には、カヴァリエール・ダルピーノやグイドレーニなどの作品も見られます。             

聖堂奥の四本柱で支えられる天蓋は、フェルディナンド・フーガの作品でポーフィリー石を用いたものです。

その真下にあたる半地下には輝く銀の容器が飾られているのですが、その中にベツレヘムでイエスが生まれた当時の飼い葉桶が収容されています。

またそれに向かってピオ9世が祈っている姿の彫刻が置かれています。

天蓋の右端の方には、かつてのバロックの巨匠ベルニーニのお墓があります。

その天蓋のほぼ真上にあるアーチ型の5世紀のモザイクは、「幼子イエス伝」と「聖母子伝」を表しています。

徐々に古代のスタイルから、図像、表現様式ともにキリスト教美術が形成され始める時代の貴重な作品です。

現実的な背景から離れ、もうこの時代には金色をバックとして空間や時間の抽象化、そして輪郭を強調した人体表現の平面化への移行が見られます。

後陣のモザイクは、ヤコポ・トッリーティが製作した「聖母戴冠」です。

玉座につき栄光に包まれた聖母と、冠を授けるキリストが中央に堂々たる姿で表されています。

金色バックの中にも、玉座など部分的に奥行きをもって描かれています。

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂のストーリー
エリア イタリア > ローマ
施設名 サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
住所 Via Liberiana, 27, 00185 Roma
営業時間 7:00-18:45
Webページ -
アクセス Stazione Roma Termini駅(テルミニ駅)から徒歩6分
料金 無料
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