直虎が幼少期に育った龍潭寺!ゆかりの地を観光体験しました。
公開日:2021.12.10 更新日:2023.01.05
NHK大河ドラマで直虎が幼少期に育ったところとして紹介された龍潭寺ですが、地元ではそれ以前から知っている人は知っているという程度には有名なお寺でした。
そして、今回大河ドラマで話題になったのを機に初めて行ってみました。今回の記事では、そんな龍潭寺を訪れた様子を体験記事として紹介しています。ぜひ参考にしてください。
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Pokke編集部
1.直虎が幼少期に育った龍潭寺!ゆかりの地を観光体験
1-1 龍潭寺に到着からお墓の見学まで
龍潭寺には、車で向かいました。駐車場の台数は十分であり、おまけに無料です。龍潭寺は幅のある階段を適度に上った上にあります。
そして目指すは、まず井伊家のお墓です。小道を歩くとすぐにあります。
正面左にあるのが直盛のお墓、右側になるのが初代共保のお墓です。向かって左にお墓が仲良く3つ並び、一番奥の直盛に近いところが直盛の奥様、つまり直虎の母です。そしてその次が直虎です。
その周辺には、近藤康用や奥山家、中野家、松下家、そして高橋一生の演じた小野家の墓もあります。小野家の墓地はけっこう広いんです。
龍潭寺歴代の住職の墓所もありました。南渓和尚や傑山さん、昊天さんのお墓もあります。史実の中では龍潭寺二世が南渓和尚で、傑山さんが三世なのです。昊天さんは五世です。ドラマに出てきた名前を見つけるだけで近く感じてしまいます。
1-2 龍潭寺の有名な庭を見学
さて、しっかり直虎にひたった後で向かったのは、小堀遠州作で有名なお庭を拝見しに行きましょう。地元の大名でもあり、茶人でもあった小堀遠州は茶道、遠州流の開祖でもあります。
拝観受付から庫裡に入り、そこから本堂を通って進んでいきます。
京都のお寺などに行くと、きれいな彩色されたものを見ますがあまりにきれいすぎて、当時のままに再現されているとはいえ少々びっくりします。
ここの襖絵は過ぎた年月を経たそのままの姿で見ることができます。すぐ近くまで行って目を凝らしてじーっと見つめることもできます。田舎のお寺の大らかさを感じました。
鶴の絵
鶴の絵です。彩色の豪華絢爛の絵ではなく水墨画のようです。
本堂の左に進んでいき奥まったところに井伊家の霊屋がありました。お位牌が並んでいるところです。その霊屋の前には井伊家代々の名前が並ぶ看板がかけられていました。
井伊家系図
直親→直虎→直政のところが白くなっているのは「ここにいる!」っと触った方が多いからでしょう。
霊屋へ渡る渡り廊下から撮った有名な小堀遠州作の庭園です。
傾斜を利用した背景の前に広がっています。霊屋に向かう渡り廊下からは見下ろす感じのところにありました。
小堀遠州作の庭園
正面少し右側から撮った写真です。池に浮かぶ意志の位置を鶴や亀に見立てて楽しんだとのこと。鶴や亀といえば、直親や政次の幼少時の名前ではないでしょうか。
もしかしたら大河ドラマを書いた脚本家はここを訪れてヒントを得たのかもしれません。
正面に見える池の手前の石は、そこに座り瞑想するために置かれていたそうです。風が通り過ぎる中、のびやかな気持ちで瞑想できそうです。
庭
そういった庭の説明は境内に座って、ゆっくり庭を眺めながら聞くことができます。入れ替え制で順番を待つほどには混んでいました。それぞれが思いにふけりながら静かなときを過ごすことができます。心落ち着くひとときです。
庭の眺め
庭園を眺め終わった次の間には、なんとっ赤備えの鎧兜一式があります。きれいな赤色で、しかもほとんど傷んでいません。大事に保管されていたのでしょう。あいにくここは撮影禁止なので撮れませんでした。
赤備えと呼ばれるこの甲冑は、もともとは戦国時代、日本最強の軍団とよばれた武田軍にいた「飫富 兵部(おぶ ひょうぶ)」がつけていたものでした。
天正5年に武田軍が滅亡し、甲州入りした徳川家康が旧武田軍の家臣山県衆たちを召し抱え、井伊直政の家臣につけました。そして小牧・長久手の戦いで井伊軍が大活躍し、「井伊の赤鬼」と怖れられた由来となったわけです。
龍潭寺の出口付近に置かれていた鉢です。きれいな緑の葉が敷きつめられたかのような美しい絵に、自然に囲まれて丁寧に生活されている住職の方々の日々を想像しました。
帰りの山門を出たところではご神木である梛(なぎ)を見て帰りました。この木の葉っぱは葉脈が縦に伸びているので、横に引っ張っても簡単にちぎれません。お互いの縁が切れないようにと願い嫁入りする娘に母親が持たせたそうです、とは観光ボランティアの方の説明からです。
庭園ももちろん素晴らしかったですが、個人的には赤備えにしろ、襖絵にしろ、その時代の本物を見れたことに感激し、おまけに初めて梛(なぎ)を知り、大満足の龍潭寺でした。
そして、お土産も買いました。名物味噌饅頭と井伊家の家紋入りコースターです。井伊家といえば井の字が染め抜かれた旗印を思い出しますが、家紋はこちらの橘だそうです。
龍潭寺のお土産
2.まとめ
いかがでしたでしょうか。龍潭寺を体験した様子を紹介いたしました。
ぜひ、静岡に訪れた際には、大河ドラマでもおなじみの人気観光地を訪れてみてください。
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