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サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂

1000年の積み重ねが生んだ豪華な大聖堂

ローマ四大バシリカの一つ!サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂

「真夏のエスクイリーノの丘で雪の降る地に教会を建てよ。」

教皇リベリウスは夢で聞いた聖母マリアのお告げ通り、西暦356年の8月に雪が降ったこの地に教会を建てました。

ローマの四大バシリカの一つであり、1000年にわたって改築が繰り返されたため、各時代の様式を見ることが出来ます。13世紀に描かれたモザイク「マリアの戴冠」、15世紀の鐘楼、18世紀のファザードなどたくさんの見所があり、観光客にも人気の教会です。

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂ってどんな教会?

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂は、バチカンの4大教会のうちの一つで最後に建てられた教会です。

数ある聖母マリア教会の中でも、最も由緒正しい教会であると言えます。
マッジョーレというのは英語のメジャー、最大の聖母マリア教会、最も重要な聖母マリア教会といった意味です。

大聖堂前には、フォロ・ロマーノに建てられていた4世紀のマクセンティウス帝のバジリカから持ってこられた巨大なコリント式の柱が建てられています。白地に緑色のマーブル模様の入った、ギリシャ産のイメトゥス大理石が使われています。頂点には聖母マリア像がローマの街を優しく見守っています。

教会設立にまつわる不思議な伝説

この教会の建立にまつわる伝説があります。

西暦365年のある日、教皇リベリウスはマリアが「雪の降るところに私のための教会を建てなさい」と告げる夢を見ます。同時に貴族のジョバンニという男の夢にもマリアが現れたそうです。

次の日の朝、実際にエスクイリーノの丘の上に雪が降ったというのです。
それは真夏の8月5日のこと。

教皇リベリウスはその奇跡の場所に聖母マリア教会を建てたと言われています。

ですが、実際には西暦431年のエフェソスの公会議により、マリアが神の母「テオトコス」として崇敬の対象となる事が宣言され、シクストゥス3世により初めて聖母マリア教会が建立されたようです。

このことから、この大聖堂は、「リベリウス大聖堂」や「雪のマリア教会」といった別名も持っています。

1000年に及ぶ積み重ね

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂は、5世紀以降増築が繰り返されたため、様々な時代の要素を見ることができます。

まず、正面は18世紀のフェルディナンド・フーガによって後期バロック様式で仕上げられています。
ローマで一番背の高い鐘楼は、14世紀のロマネスク様式。
鐘楼に被さっている三角帽子は16世紀のものです。

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の内部は初期キリスト教時代の様式。
古代の多目的ホール「バジリカ」の長方形の平面を取り入れて極めてシンプルに建てられました。
もともと5世紀のシンプルな3廊式が残されており、36本のイオニア式の柱で梁が支えられています。

その梁は、通常は左右どちらもまっすぐ伸びていくところですが、途中奥の方でアーチ状になっています。
これは16世紀から17世紀にかけて両脇に教皇シクストゥス5世と教皇パウルス5世の礼拝堂を増築したので、それらの礼拝堂をまるで翼廊であるかのように見せかけるために、柱を一本ずつ抜き取って改造したためです。

梁の上にあるのは、この聖堂内で最も古いモザイク。
右側に旧約聖書の「モーゼとヨシュアの物語」、左側に同じく旧約聖書の「アブラハムとイサクとヤコブの一連の物語」が残されています。

床の中央部は、12世紀半ばに流行ったローマの石工の一族による「コスマーティ様式」または「コズマテスコ・スタイル」の代表的なモザイクで飾られています。

天井は、コロンブスが新大陸から持ち帰った黄金を使って、教皇アレクサンデル6世が装飾させたと言われています。教皇の雄牛の紋章が飾られています。ただし、本当にコロンブスが持ち帰った黄金であるかは未だに謎なようです。 

見逃したくない!豪奢な礼拝堂の数々

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂に入ってすぐ右には洗礼堂があります。
17世紀初めのフラミニオ・ポンツィオの設計によるもの。
赤紫色のポーフィリー石を使った洗礼盤や、正面奥のピエトロ・ベルニーニの高浮き彫り「聖母マリアの被昇天」などが見られます。

さらに、聖堂奥右手には、教皇シクストゥス5世の礼拝堂があります。
ドメニコ・フォンターナの設計でギリシャ十字形をし、上にドームを乗せた作りになっています。
多色の大理石できらびやかに飾られていますが、なんと、この大理石こそ、パラティーノに残っていたセプティゾニウム、すなわちセプティミウス・セヴェールス帝の皇居を破壊することで、シクストゥス5世が持ってこさせた歴史的な石材なのです。教皇本人はこの礼拝堂右側のモニュメントの中で眠っています。

その礼拝堂と対照的な位置、聖堂奥左側には教皇パウルス5世の礼拝堂があります。
サン・ピエトロ大聖堂の正面を造らせたボルゲーゼ貴族出身の教皇です。フラミニオ・ポンツィオに依頼したもので、シクストゥスのそれとほぼそっくりに造られています。礼拝堂左側にパウルス5世のお墓があります。内部には、カヴァリエール・ダルピーノやグイドレーニなどの作品も見られます。             

聖堂奥の四本柱で支えられる天蓋は、フェルディナンド・フーガの作品でポーフィリー石を用いたものです。その真下にあたる半地下には輝く銀の容器が飾られているのですが、その中にベツレヘムでイエスが生まれた当時の飼い葉桶が収容されています。またそれに向かってピオ9世が祈っている姿の彫刻が置かれています。

天蓋の右端の方には、かつてのバロックの巨匠ベルニーニのお墓があります。

さて、その天蓋のほぼ真上にあるアーチ型の5世紀のモザイクは、「幼子イエス伝」と「聖母子伝」を表しています。徐々に古代のスタイルから、図像、表現様式ともにキリスト教美術が形成され始める時代の貴重な作品です。現実的な背景から離れ、もうこの時代には金色をバックとして空間や時間の抽象化、そして輪郭を強調した人体表現の平面化への移行が見られます。

後陣のモザイクは、ヤコポ・トッリーティが製作した「聖母戴冠」です。
玉座につき栄光に包まれた聖母と、冠を授けるキリストが中央に堂々たる姿で表されています。金色バックの中にも、玉座など部分的に奥行きをもって描かれています。 

もっと知りたい人はサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂のガイドを聴こう

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の見どころはまだまだ続きます。
気になった方は現地でガイドを聴いてみましょう。

□サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の入場料・営業時間
入場料:無料
営業時間:7:00-18:45
定休日:年中無休
所要時間:30分
所在地:Via.C.Alberto47, Roma
アクセス:Stazione Roma Termini駅(テルミニ駅)から徒歩6分

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