エメラルド寺院から鬼の像まで見どころいっぱい!ワット・プラケオ
優しいお顔立ちをしたエメラルドの仏様
ワットプラケオの敷地内には、有名なエメラルドの仏様が祀られているエメラルド寺院の他に、様々な塔や鬼の象があります。
また、王宮寺院であるため、エメラルド寺院の隣には歴代の王が暮らしていた王宮も合わせて観光することができます。
歴史的遺産であることはもちろん、管理状態がとても良いことなどから、内外の観光客が多く、有数の写真スポットともなっています。
1782年、ラーマ一世という王様が王宮と寺院を同じ場所に作りました。
その後、この地は現在に至るまで250年もの間、タイ人の信仰を集め大事にされてきました。
他の寺院や遺跡と違い、現在まで王宮として使われているため、外壁に至るまで常に手入れがされて美しく保たれているところが魅力です。
2016年10月13日にプミポン国王が崩御されると、喪服に身を包んだ国民が弔問記帳に訪れました。
崩御から100日たっても、弔問記帳のための長い列が途切れることはありませんでした。
タイ国民の王室との関わり方、深い敬意をうかがわせます。
こちらは本堂というだけあり、ほかのお堂と比べてとても大きな建物です。
本堂を進んでいくと、小さな入口があります。
階段を上り、こちらから入ると、ついにエメラルド色の仏様にお目にかかることができます。
高さは66cmほどしかなく、小ぶりな仏様です。
ただ、重厚な雰囲気ながら、お顔立ちは優しげで、タイに多くある仏像の中でも印象に強く残る佇まいをしています。
この仏様は15世紀ごろに作られましたが、誰が何のために作ったのかはよく分かっていないようです。
チェンライで発見されたあと、ラオスに行きました。
その後、ラーマ一世により、この仏様のために寺院が建立され、やっと腰を落ち着けることになりました。
寺院の外壁には金色の鬼のようなものがずらっと並んでいます。
これはインド神話に登場する火の鳥で、輝きながら熱を発します。
インド神話では蛇や竜が邪悪なものとして恐怖の対象となっているのですが、鷲や鷹を模した聖なる鳥がこれらを食べ、やっつけてくれるという役割があるそうです。
施設情報
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