ユーラシア大陸最西端のロカ岬の見どころを紹介
ユーラシア大陸西の果ての到達証明書を発行できる!
ロカ岬の位置は、北緯38度47分、西経9度30分。
ユーラシア大陸の西の果てです。
目の前に広がる雄大な大西洋の先には、ポルトガル領のリゾートの島、アゾレス諸島があります。
ロカ岬の見どころポイントの一つが、カモンイスの石碑です。
この石碑の上にはまず、「CABO DA ROCA」(カボ・ダ・ロカ)と書かれています。
これは、ロカ岬、という意味です。
そして、次からの文面が、有名な詩の部分です。
「ここに地果て海はじまる」という意味です。
そのあとに、「カモンイス」という名前が刻まれています。
さて、この碑文は、1979年に建てられた記念碑に刻まれた言葉で、カモンイスの叙事詩「ウズ・ルジアダス」の第3詩201節から引用された1行なんです。
「ここに地果て海はじまる」・・・
この言葉だけを聞くと、なんだか「最果ての地」という感じしか伝わってこないので、その前後の文章についてもご紹介してみましょう。
我が王国ルシタニアは、このヒスパ二アにある。
全ヨーロッパの頭の、いわば頂の位置を占めて。
そしてここに陸は終わり、海が始まっているのだ。
それにまた、ポイボスが大洋で憩う地でもある。
この中のポイボスとは、ギリシャ神話の中に出てくる太陽神アポロ―ンの別名です。
とても素敵な詩ですね。
カモンイスは、ポルトガル史上重要な役割を果たした人々や偉業をこの長編詩で讃えているのだそう。
例えば、インド航路を発見したヴァスコ・ダ・ガマなど。
時はまさに大航海時代。
ポルトガル人による挑戦と勝利は、まさに「人類の進歩」を象徴するものだったのです。
ロカ岬近くにあるインフォメーションセンターに行くと、「ユーラシア大陸最西端到達証明書」を発行してもらえます。
証明書は、大小2種類あります。
自分の名前を入れてくれますので、間違えずに係員に伝えてください。
紙に書いて提示した方が確実でしょう。
昔の書体で書かれた証明書は、なかなか素敵です。
きちんとナンバーもふられています。
ここ、ロカ岬は、ユーラシア大陸の西の果てですが、ユーラシア大陸とは、どこを指しているのでしょうか?
ユーラシアとは、ヨーロッパとアジアをあわせた領域を示す造語で、ユーラシア大陸は、地球最大の大陸。
語源は、「ユーロ」プラス「アジア」から、ユーラシアとなりました。
地球上の6大陸の中で一番大きい大陸です。
ユーラシアの歴史は、アフリカの歴史に次いで長いのですが、当初は、アジアとヨーロッパという、海で隔てたふたつの陸があると考えられていました。
ユーラシアという言葉が生まれたのは、アジアとヨーロッパが、黒海の向こうで繋がっていることが明らかになってからだと言われていますが、その起源ははっきりとしていません。
施設情報
シェアしよう
共有
https://jp.pokke.in/story/12735