エッフェル塔に行く前に知っておきたい行き方や見どころ
フランス・パリ
パリのシンボル、エッフェル塔。
ここを訪れずしてパリに行ったとは言えません。
鉄の貴婦人とも呼ばれ、足元は美しいレースのような洗練されたデザインのエッフェル塔ですが、建設当初はグロテスクなどと言われ、パリ市民からは不評だったとか。
この記事ではそんなエッフェル塔の意外なエピソードから、行きかたやおすすめの撮影スポットなどをまとめてご紹介していきます。
エッフェル塔までのおすすめの行き方はトロカデロの駅で下車し、シャイヨー宮からエッフェル塔へ行くコースです。
なぜかというと、このシャイヨー宮はエッフェル塔の全体像が綺麗に撮れる絶好の写真スポットなのです。このパリのシンボルを眺めながらゆっくりと散歩がてら歩いて行きましょう。
シャイヨー宮広場には物売りがたくさんいるので注意しましょう。シャイヨー宮広場で写真を撮ったら、階段を下りてトロカデロ庭園に向かいましょう。
このトロカデロ庭園の美しい噴水や彫刻を愛でながらしばらく歩いていくとメリーゴーランドが現れます。ここもエッフェル塔と一緒に写真に撮るのが可愛くてお勧めです。
まっすぐ進むとイエナ橋。橋を渡ればエッフェル塔はもう目の前です。
エッフェル塔はもともと万博のために建設されたタワーでした。
建設当時はパリの美観を損ねるとして反対派も数多くいました。そのうちの一人にフランス作家のモーパッサンがいます。
彼はエッフェル塔自体に反対しつつも、エッフェル塔1階のレストランに足しげく通っていたそうです。
エッフェル塔が嫌いなのにエッフェル塔に通うその理由は、「パリの中で、いまいましいエッフェル塔を見なくてすむ唯一の場所だから」だったそうです。
そして「エッフェル塔が嫌いなやつは、エッフェル塔に行け」ということわざが生まれました。
エッフェル塔の足元は観光客、警官、スリで大変混雑しています。
エッフェル塔のスリには特に注意が必要です。
警察もいますが、あまり安心してはいけません。仕事中なのにナンパしてくる警察官もいるとか。スリにも警官にも油断は禁物です。
ここにはインフォメーションセンター、土産物屋、軽食コーナーなどがあります。
エッフェル塔の4柱にはそれぞれ方角の名前がついています。そのうち、西柱の足元にインフォメーションセンターがあります。案内図などはこちらでもらいましょう。
北柱の足元には金色のエッフェルの胸像があります。これはブールデルの作品で1900年頃のエッフェルの写真に基づいて制作されました。
ここではエッフェル塔を見上げて細部を観察してみましょう。緩やかなカーブを描く足元の部分などまるでレースのようです。昔のパリでは無骨な鉄でいかに美しいものを作れるかを競っており、エッフェル塔は鉄の刺繍と呼ばれていました。
さて、ここまで来たらエッフェル塔の展望台へと昇ってみましょう。
展望台へ行くにはエレベーターと階段があります。
エレベーターは昇る階数ごとに料金を払うシステムです。体力のある方はまず第一展望台まで階段で登ってからエレベーターを使うこともできます。
階段はパリの街を見下ろしながら登ることができ、エレベーターで行くより待ち時間はかかりません。チケットの購入には一時間ほどかかってしまうのでどちらを選ぶかは時間と体力と相談してきましょう。
3つの展望台と見どころ紹介
最初に到着するのが第一展望台です。
ここまで階段で登って来る人も多いようですが、2回目以降にエッフェル塔を訪れるときにはほとんどの人がエレベーターを使うようです。
ちなみにエッフェル塔のエレベーターは水圧ポンプで作動しています。電力でなく水で可動しているとは不思議な感じです。これは万博当時かつてない偉業とされ、これを機にパリのアパートにエレベーターが設置されるようになりました。
この第一展望台にはガラス張りの床があり、真下を見下ろすことができます。
かなりの迫力ですので、高所恐怖症の人は注意が必要です。
また、この階には郵便局があります。
ここから日本へ手紙を出せばエッフェル塔の消印が押されますので旅の記念におすすめです。
第一展望台からさらに昇ると第二展望台へ着きます。
ここではミシュラン1つ星の有名レストラン「ジュールベルヌ」があり、パリのすてきな景色を眺めながら本場のフランス料理を堪能することができます。ただし事前の予約が必要です。
レストランとは別に予約の要らないビュッフェもあるのでそこで軽食を取ることが出来ます。
エレベーターのみで昇ることができる第三展望台。ここが頂上です。
360度視界が開けていてパリ市内を一望できます。
凱旋門やセーヌ川、モンパルナスタワーやサクレクール寺院がきれいに見えるはずです。
ちなみにこの場所でハリウッド俳優のトムクルーズがプロポーズをしたらしいです。
奥さんであるケイティホームズは少女の頃トムクルーズと結婚する!と決めてポスターを部屋に張っていたら夢が叶ったそうです。まるでおとぎ話のようですね。
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