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パリのモンマルトルの丘に建つ白く巨大なサクレ・クール寺院の物語

100年以上、毎日祈りを捧げ続ける大聖堂

標高130mとパリで最も高い位置に建てられたサクレ・クール寺院。

建てられたのは、19世紀で、割と最近です。

どういう歴史の流れの中で、建てられることになったのか。

どういう役割として、在り続けているのか。

そんなサクレ・クール寺院の物語と一緒に観光することで、濃密な時間を過ごすことができます。

セーヌ川が赤く染まった3万人以上の犠牲者が出た「血の一週間」

1870年に起きたプロイセン(ドイツ)・フランス戦争。

この戦争にフランスは負けてしまいます。

その翌年に、不満を募らせたパリ市民によって「パリ・コミューン」という自治政府が誕生します。

この自治政府を鎮圧するために、フランス政府軍が出動する事態となり、そこで3万人以上の犠牲者が出たといわれています。

多くのパリ市民がなくなってしまったこの戦いは、「血の一週間」と呼ばれ、セーヌ川が赤く染まったといわれています。

毎日24時間、100年以上途切れることのない祈り

この犠牲者を弔うことを目的に、サクレ・クール寺院はモンマルトルの丘に建てられました。

なぜ、このモンマルトルの丘だったのか?

それは、パリ・コミューンに参加した多くの人が最期を迎えた場所であり、古くから「殉教者の丘」として知られていたからだそうです。

歴史的にも、宗教的にも、特別な場所だったのです。

工事の着手からすべてができあがったのは1914年ですが、1885年にまだ屋根のない祭壇ができあがってから、大聖堂では24時間途切れることのない祈りが毎日捧げられています。

この祈りは今でも続けられ、犠牲者の弔いは大聖堂がある限り途切れることはありません。

観光地ではありますが、そんな歴史や物語を知りながら中に入ると、また違った気持ちになるのではないでしょうか。

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