中世の世界にタイムスリップした気分を味わえる!ゴシック地区街歩き
歩くだけで楽しい中世ヨーロッパの世界
地下鉄「リセウ」駅が、ゴシック地区のほぼ中心となり、カタルーニャ広場からランブラス通りを下って、海までの旧市街が一般的に「ゴシック地区」と呼ばれています。
スペイン語では「バリオ・ゴティコ」といいます。
この辺りの起源はローマ時代。
紀元前205年から500年にわたって支配をうけたローマ帝国時代は、ここが街の中心で、多くのローマ人が住んでいました。
したがって、現在もこの辺りには、ローマ時代の遺跡が残されており、カテドラルの裏側と歴史博物館へ行くとみることができます。
そして、歴史的な建物は、ずらっとこのエリアに並んでいます。
カテドラル、市庁舎、王の広場、ピカソ美術館、有名な教会の数々・・・
ゴシック地区は、バルセロナに来たら、絶対に外せないエリアです。
建物自体も非常に古く、ぶらぶらと建物を見て歩くだけでも楽しいですが、特に建築に興味がある方にとっては最高の場所でしょう。
街角には、古いバルがあったり、昔ながらの家並みやアンティークな看板を掲げた古いお店など、入り組んだ小さな小道が迷路のようになっていて、どこをとっても絵になる風景ばかり。
ゆっくり、のんびり、散策してみましょう。
海から出発し、ライエタナ通りを北のカタルーニャ広場へ上っていくと、ロータリーになっているところにぶつかりますが、もう左手にカテドラルがみえていますので、そこを目指してください。
さて、キリスト教の人々にとって、通常、街づくりの基本は教会。
最初に教会をつくるのには理由があり、教会があると、人がたくさん集まってくるからです。
そして教会を中心にどんどん街が外へと広がっていくといった街づくりなんですね。
ですから、基本、街の中心は「教会」。
ここゴシック地区と呼ばれる旧市街も中心には、このように大聖堂があります。
バルセロナには、地区ごとに教会がたくさんありますが、司教座をもつ大聖堂、つまり「カテドラル」はバルセロナではここだけ。
このカテドラルは、13世紀の終わりに建設が始められ、完成したのは1450年。
なんと150年もの歳月がかかっています。
毎週日曜日には、カテドラル前の広場で、カタルーニャの民族舞踊「サルダーナ」を踊る姿がみられます。
手をつないでみんなで輪になって踊っていますが、もちろん旅行者も参加できますので、日曜日にぜひ挑戦してみてはいかがですか?
カタルーニャ建築家協会の建物。
その上部壁面に描かれているのが、「ピカソの壁画」です。
この壁画には、民族舞踊「サルダーナ」を踊る人々や、無形文化遺産である「人間の塔」、祭りごとに街を練り歩く巨大な人形「ヒガンテ」など、カタルーニャ地方の風物が描かれています。
ピカソのあの独特の画風ですね。
この広場では、クラシックな荘厳なるカテドラルと、対照的なピカソの壁画との対比が非常に面白く感じられます。
なぜこんなところにピカソの絵があるの?と、思わず足を止めてしまいそうになる。そんなロケーションです。
お見逃しなく!
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