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シャンボール城

エマ・ワトソン主演の『美女と野獣』のモデルになった城

美女と野獣のモデルにもなった世界遺産シャンボール城の7つの特徴と見どころ - フランス・ロワール

シャンボール城は、ユネスコの世界遺産に登録されているロワール渓谷の入り口に位置します16世紀に建造、フランス・ルネッサンス様式の城の中でも最も大きく、もっとも有名なお城です。また、この城館は、ロワール渓谷に建つ城の中で最大の広さを誇ります。レオナルド・ダ・ヴィンチが設計したといわれる二重のらせん階段やフランソワ1世とルイ14世の居室、礼拝堂などは見逃せないポイントです。

「ルネッサンス時代の驚異」あるいは「建築学の真の数学的処理」の産物と称されるシャンボール城とは?

シャンボール城は、ルネッサンス時代の驚異とも、「建築学の真の数学的処理」の産物とも称されています。この城館は、ロワール渓谷に建つ城の中で最大の広さを持ち、幅156m、奥行き117m、それに加え、なんと440の部屋、365の窓、83の階段があります。

歴代のフランス王たちがシャンボール城に滞在しました。太陽王ルイ14世もその中の一人です。

見逃せないポイントは、レオナルド・ダ・ヴィンチが設計したといわれる 二重のらせん階段、フランソワ1世とルイ14世の居室、礼拝堂、テラス、シャンボールの森などです。シャンポールの森は4500ヘクタールもあり、パリ市と同じ位の面積を誇ります。

このお城は、フランソワ一世のために16世紀に建てられました。
イタリアの古典的建築にフランスに中世建築様式を合わせた、フレンチ・ルネサンス様式です。中央に本館を取り巻くように、巨大な塔が4本取り囲む形で建っています。

フランソワ1世の死後、ルイ14世達の手に渡りますが、長く放置されてしまい、普仏戦争の際は野戦病院として使われていました。
1930年、城がフランス政府の資産となり、第二次世界大戦終了後しばらくして、ようやく修復が始まりました。

シャンボール城の7つの特徴と見どころをご紹介

シャンボール城はかなり広く、見どころもたくさんありますが、その中でもおすすめの特徴と見どころを7つご紹介します。

1.お城の中で迷子?広すぎる城館

特徴の一つは、やはり圧倒的な広さです。フランソワ一世の姉 マルグリット・ドュ・ナヴァールは、この美しい城を賞賛していましたが、お城の中で迷子になって困るわ。と、弟のフランソワ一世に述べています。

それに対して、フランソワ一世が姉に返信した内容は次のようなことです。
「城の中のどこにいるのか、知るのは簡単。城の内部は、四辺形、主塔の内部は、続き部屋に対し、直角に交わる大ホールの交差する場所があり、そこで二重螺旋階段が縦と横の通路を結んでおり、テラスまで上がったり、中庭に降りることが出来る。部屋から、外れに窓のあるホールに出て大きな階段があれば、主塔の中にいることになる」、と。

数学的・建築的に称されている理由が垣間見えますね。

2.レオナルド・ダ・ヴィンチが設計したという噂もある螺旋階段

主塔にある螺旋階段。作られたのは、1545年。階段の彫刻装飾はフランス・ルネッサンスの傑作の一つです。中心の空間の周りが渦巻きの曲線で飾られ、昇る人と降りる人がすれ違うことのないように、巧妙な設計となっています。

このらせん階段は城の外観からは見えないにもかかわらず、四角い巨大な主塔の中央に位置していることで階段そのものが花形的存在になるという、これまでの建築物にはなかった構造です。空洞の中央軸の周りを2 つの階段が巻き付くように造られたこの螺旋階段を上ると本館の各階に辿り着くことができます。

らせん階段の窓からはもう1つのらせん階段を上っている人も見えますが、2 重構造となっているので、お互いに階段を上り下りしている様子は見ることはできてもすれ違うことはありません。 どんな時代でも、この二重らせん階段を上り下りする人々は魔法にかかったような不思議な印象を受けます。

3.フランソワ一世の住居

この住居部分にはまず寝室、その隣りがクローゼット部屋、書斎があるフランソワ14世の執務室の小部屋などが並びます。彫刻が施された丸い天井があり、王の頭文字と王の紋章であるサラマンダーが交互に刻まれています。
この小部屋は、カトリーヌ・オパリンスカ王妃の小礼拝室として用いられていた時期もあります。

国王の寝室に入ると、壁掛けと金の糸の縁取りのあるビロード張りの天蓋ベッドが目に留まります。これは16世紀イタリア製のものです。この部屋のステンドグラスの1枚には、「女はよく心変わりするのもの。それを信じる者は、大変愚か者。」という言葉が刻まれています。それを刻んだのは国王自身だとか。

4.ルイ14世の部屋

17世紀、主塔の2 階にルイ14 世の新しい住居を設けるための改装工事が行われました。ルイ14世の要望により、部屋の改装は十字架の形になるように改められました。
3 つの大広間が合体し、一続きとなる部屋、住居が完成しました。

それまで、宮廷人たちは、元々は警備兵がいた部屋を通ってから、第1 及び第2 待合室に入り、当時の宮廷のルールに従って,王の寝室であった続きの部屋で王の寝起きの儀式に立ち会っていたのでした。

言い伝えによると、フランソワ1 世は王家の塔を建設する前に北の塔に最初の住居とし、王妃の住居を構えて17 世紀を彷彿させるインテリア装飾を施したとされています。

5.18世紀の続き部屋

18世紀に入り、国王の間、または謁見の間とも呼ばれるこの部屋は、ルイ15世と親しかった総督の住居となりました。隣の部屋は、城館の中心線上に位置し、庭園を見渡すことができます。ここには、摂政時代の様式の木彫り装飾が残されています。1748年にサックス元帥のために加えられたものです。

6.礼拝堂

主塔をはさんで 王家の塔と対をなしている西側の塔には礼拝堂があります。塔の内部にはめ込まれているため、外からは見えません。

この礼拝堂もフランソワ一世により着工され、アンリ2 世の治世下で リジュール・アルドュアン・マンサールによって17 世紀末に完成しました。2階建ての構造で、天井は2 階と3階を突き抜けた高さとなっています。

3階にあたる天井の装飾をご覧ください。広間の装飾が施された格縁天井(ごうぶちてんじょう)は、フランソワ一世の王室文字である アルファベットのF と彼の紋章であるサラマンダー、母親のルイース・ドュ・サヴォアの紋章、修道士の縄帯の結び目がデザインになっています。

アンリ2 世は、三日月を表現し、ルイ14世は、Lの刻印と太陽の装飾です

7.狩猟の間、テラス

階は主に狩猟関係の展示に充てられていて、狩猟用の銃器類、獲物飾り、狩猟・自然博物館所蔵の狩猟コレクションなどを見ることができます。

ひときわ目を引くタペストリーは、画家ローラン・グイヨのデッサンをもとに17世紀にパリで織られました。
題材は、鷹狩り、網やわなを使った狩猟、銃を使った狩猟、といったフランソワ一世の時代の狩猟を再現しています。

その他、タペストリーの中では、F.ソメール記念室にあるルブランの下絵による『メレアーグルの物語」、デイヤーヌの間にあるトゥサン・デュブルイユの下絵に基づく「ディヤーヌの物語」が注目に値します。

エマ・ワトソン主演のディズニー映画『美女と野獣』の舞台にもなったシャンボール城

2017年4月から日本でも公開されたエマ・ワトソン主演の『美女と野獣』。実は、シャンボール城はこの映画のモデルになった場所だそうです。

映画を見てから、シャンボール城に訪れれば、より一層楽しめそうですね。

詳しくは、シャンボール城のガイドを聴こう

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